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春も本番、桜は満開で気持ちのいい日が続きますが、コロナウイルスによる生活や経済への影響などもあり複雑な心境です。

今日は私たちが食べ物作りを行う、山鹿市蒲生のスポットを2つご紹介します。

先の見えない状況の中、外出を自粛している方もいらっしゃるかと思います。
是非この機会に、コロナウイルスの収束を願って、先の予定の中に組み込んではいかがでしょうか。

「蒲生の池」

このため池は用水のために作られたものです。
用水のため池としては、県下最大のものといわれます。この地域は標高が高く、以前は干ばつが続くとすぐ水不足になっていました。そのため不作が多く年貢米にも困っていたそうです。

そこに赴任してきた肥後藩の代官遠山弥二兵衛が、この惨状を救おうと藩主にお願いし、1855年に工事が始まりました。

遠くの内田川から4km余りの水路を掘り、さらにその間には1kmのトンネルをくり抜くなど、当時としては難工事でした。幸い完成し水が溜まったとしても、土手に水圧が耐え切れるのかなどの心配事も多くあったそうです。

2年の歳月をかけ1857年に完成。ため池に初めて水を注ぐ際、遠山夫妻は白装束で堤防に座り、万一工事が失敗となれば切腹も覚悟していたといわれています。

以来130年余りも水田を潤し続けています。今も人々はその偉業をたたえ、毎年遠山神社祭を行っています。近くには、遊歩道や芝生広場が整備され、今の時期のグラウンドには桜が満開です。


「不動岩」

【数億年の歴史を刻む「さざれ石」】

熊本二十五景のひとつです。

不動岩は、5億年以上も前の『変はんれい岩』からできたもので、まだ日本列島の形すらできていない時代のものです。

この「変はんれい岩」が気の遠くなる年月をかけて「さざれ石」になり、そのさざれ石が海底に厚く積み重なって岩磐となります。水の流れや岩や砂などとの衝突により、その周囲が削り取られ「巌(いわお)」となります。

国歌「君が代」の歌詞にもある
「さざれ石の巌」となったものが不動岩です。

そしてこの不動岩は登山することができます。結構な勾配があって転落防止のためのロープなどはありませんので登りたい方は覚悟の上お願いします。

道無き道を進むと
こんな素敵な景色が拝めますよ。

不動岩には伝説なんかもありまして、それはまた次の機会に。

この不動岩をオマージュし、私たちのロゴにさせていだたきました。不動岩のように、長い年月をかけ、時には傷つき成長しながら、経験を重ねて、学んだことを次の世代に残していけるような「nou」を目指します。

#nou
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#不動岩

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