構造設計一級建築士試験の勉強方法

資格試験を受けるときにまず大切なのが、「勉強方法を勉強する」ことです。闇雲に勉強して言っても、効率が良くないです。
マニアックな試験なので、勉強方法を調べましたが、どこにもなくて苦労しました。
勉強時間は、6月くらいから11月まで毎日2~3時間、500時間くらいです。本試験では9割くらい解けました。合格が6割以上くらいなので、こんなに時間を取らなくても合格できたなと思っています。
これから受ける人のために、効率良い勉強法を残します。


1.導入

1-1 経歴

大学は建築学科で構造系
木造住宅の構造設計6年
公務員(建築系)を10年
そのうち耐震の業務(耐震関係の補助金の審査)を2年
木造住宅の構造設計やってたけど、RCは壁式だけ、S造の経験は全くない、という状況でした。これまで黄色本は読んだことありませんでした(汗)
そんな、「構造設計者です」とは言えないような人間ですので、勉強は苦労しました。
ちなみに建築基準適合判定資格者を持っています。

1-2 なぜ受けようと思ったか

仕事で構造的な検討が必要なケースがあります。
例えば、以下のような内容です。
・庇に仮説足場が乗るけど、庇下にサポート設置しなくても持つか
・柱を補修するのに斫って、断面がかなり減るけど大丈夫か
・吹き抜けにある耐風梁が錆びて、断面欠損がすごいけど、入れ替える必要あるか
検討をして説明するんだけど、相手も信じていいんだか判断つきません。構造設計一級建築士持ってれば、説得できると痛感しました。
せっかく受験資格もあるし、転職にも有利なので取っておこうと思いました。

1-3 必要な資料と費用

  • 受験費用(講習、青本付き)55,000円

  • 過去問 5,000円

  • 黄色本 9,900円

  • 構造計算適合性判定を踏まえた建築物の構造設計実務のポイント 3,850円

  • 関数電卓(自然入力タイプがオススメ) 5,000円くらい

2 勉強方法

2-1 まずは過去問をやる

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