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拝啓、金鍾成様

2020年12月14日

私にとって凄く悲しいニュースが舞い込んできました。

貴方の契約満了のニュースです。

私が鹿児島を応援するようになったのは、偶然にも2019シーズン第10節、貴方の古巣FC琉球戦がキッカケでした。

たまたま見たハイライト映像の「長いトンネルに差し込んだ一筋の光〜!」というフレーズとスタジアムの大歓声、そして貴方のガッツポーズに胸打たれたのです。

それからは毎試合テレビで応援しました。特にホームの白波スタジアムではめっぽう強かったですね。そのせいもあってか、観客動員もかなり検討しました!

私は戦術的な事はよく分かりませんが、どんなに負けようがどんなに失点しようが、ボールを繋いでゴールを目指そうとするチームが好きでした。

勿論勝つ事も重要なのですが、私にとっては「目指した先にあるもの」が楽しみで仕方ありませんでした。

しかし当然の事ながら、残留する為に理想を捨てなければならない時期もありました。

そして今年も・・・。「J3優勝と1年での昇格」というクラブとサポーターの期待が、貴方を苦しめたかもしれません。正直私もここまで苦戦するとは思っていませんでした。

早い段階で優勝の可能性はなくなり、最終節を前に昇格の可能性も無くなってしまいました。それでも先日のガンバ大阪U23との試合のような、最後まで諦めない、最後まで攻め抜く姿を見る事ができました。

今年は今まで4試合、アウェイ戦に駆け付けることが出来ました。その中でも富山戦(0-2で敗戦)の試合後のサポーターへの挨拶で、誰よりも先に頭を上げている姿が印象的でした・・・。

最後の秋田戦は貴方の目指すサッカーで勝って、笑顔でありがとうを伝えたいです。

私にとって鹿児島ユナイテッドFCの、最初の監督は「金鍾成」です。

では明日、俺達のホーム鴨池の白波スタジアムでお会いしましょう。

       2020年12月19日    濃ミルクさとる





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