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10年目農醸 私たちの酒米の成長記録④

田植え後1週目


無事に田植えが終わり、田植え直後の「秋田酒こまち」の田んぼです。
植え終わった直後は細い葉が見えている程度です。

こちらが田植え直後の「改良信交」です。
「改良信交」は茎が伸びやすく倒れやすいのですが、茎が重なるほどに重みがかかって倒れるリスクが上がりますので2枚の写真をよーく見ると分かるのですが、「改良信交」の方が少し株と株の間が開いていて、密度を下げて植えています。

田植え後2週目

田植えをして10日目の「秋田酒こまち」です。
遠くから見たときの見た目はあまり大きくは変わりませんが、近くで見てみると外側の葉を中心に全体的に色が薄くなっている印象です。
田植え直後は苗の状態のままの葉の色なのですが、田植えの段階で一度根が切られて植えられますので少し色が薄くなります。
お米の栽培を始めたばかりの頃は葉が枯れているのではないかと心配になったのですが、お米以外の作物でも植えた直後、根が張って新しい葉が伸びてくるまでは葉の色が薄くなるのが普通です。

こちらは田植えをして8日目の「改良信交」です。
こちらも近くで見てみると葉の色が薄くなっています。

田植え後3週目

田植えをして18日目の「秋田酒こまち」です。
遠目から見て葉が伸びてきたように見えます。新しい葉も伸びてきて色も濃くなってきました。

田植えをして16日目の「改良信交」です。こちらも新しい葉が伸びてきて色が濃くなってきています。

田植え後4週目

田植えをして24日目の「秋田酒こまち」です。
光の当たり方の関係か、先週の写真に比べる葉の色が薄くなっているような印象もありますが、遠目から見ると葉の密度が増えて全体的には色が濃く見えています。
近くで見ると、茎が枝分かれをして増えているのが分かります。

田植えをして22日目の「改良信交」です。
こちらも枝分かれが進んで茎の数が増えていますが、意図的に植える密度を下げているため全体的に見ると「秋田酒こまち」よりも薄く見えると思います。

田植え後5週目

田植えをして30日目の「秋田酒こまち」です。
ここまで来ると明らかに茎の数が増えていて丈も長くなっているのが分かります。


田植えをして28日目の「改良信交」です。
こちらも丈の長さ、茎の本数共に増えてきました。


田植えをしてから約1ヶ月が経過しました。
ここまで順調に推移している、と言いたいところですが、
今年は例年に比べて田植え後の(ちなみに田植え前も)気温が
あまり上がらず、最初の頃の写真を見比べた時の変化が小さいことからも分かる通り、茎の本数・丈の長さ共に少し物足りないという印象です。

田んぼに水を張っている間は茎の枝分かれ(分けつ-ぶんけつ-と言います)が促されるので目標の茎の数に達した時点で一度水を抜いて軽く乾かして分けつを止めるのですが、そのタイミングまでに予定通りの茎の数を確保できるのかが次のポイントになります。

次回はその辺りを中心にお知らせしたいと思います^^


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