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1000万円でキャンプ場を購入して元が取れるのか?

土地購入を検討されている方から、「1000万円で土地購入と設備導入して経営スタートした場合、元が取れるのか?」と質問を受けたことがあります。

私の過去記事をご覧になった方やキャンプ場経営シミュレーションされた方ならお分かりかと思いますが、キャンプ場は利益率は高いですが、単価が低いので儲けにくいビジネスモデルです。
10サイトのキャンプ場であれば、月々のキャンプサイトから得られる利益は8万円程度です。
1000万円÷12ヶ月÷8万円で、約10年営業してペイできる計算となります。
これを長いと取るか短いと取るかは人それぞれかと思います。

キャンプ場経営を検討されている方からは、本当にこの質問はよく受けますし、改めてこの試算をお伝えするとがっかりされる方も多いです。

私はそこで、出口戦略も同時に考えるべきだと考えています。
つまりキャンプ場経営をどう終わらせるのかも考えて、経営をスタートすべきだと思っています。

始める前から辞め方を考えるなんでナンセンスと思われるかもしれませんが、身銭を切って行うビジネスで、いつかは手放すことになるので、出口戦略は必須です。

辞める=家族に引き継ぐか、売却かのどちらかかと思います。特に後者についてが重要で、ご自身が経営するキャンプ場はいくらで売却できるかを常に検討しておいた方がいいです。

キャンプ場を土地から購入する場合は、事業を購入するわけではないので、経営活動はまさにその土地に価値をつけていく作業となります。

例えば、1000万円でキャンプ場経営を開始し、そのキャンプ場が上記の通り、月8万円、年間96万円の利益を出せたとします。
するとそのキャンプ場は、施設の価値は1000万円(減価償却観点はここでは検討していません)、そして事業評価として5年分の上乗せによって、480万円(96万円*5年)で、1480万円で売却が見込めます。

経営活動は継続的に利益を出すことと、この事業評価を上げる活動だと思います。
そのように考えると、継続的に利益をあげて、最終的に売却した時に評価を得られれば、十分に元は取れたと言えるのではないでしょうか。

この事業評価を高めるのにどうすればいいのか、また高めやすいキャンプ場の用地や購入の仕方などについて、自身の経験からアドバイスできることがあります。
キャンプ経営に関わるコンサルティングを「ココナラ」で請け負っておりますので、更に詳しく知りたい方は「ほたる村」と検索してみてください。

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