自己紹介

こんにちは。東京大学 大学院農学生命科学研究科 応用生命化学・工学専攻のとあるM1です。

とりあえず、この2つの専攻のことは農2と呼ばせてください&ぜひ農2で覚えてください。理由は後で説明します。

今回は初投稿ということで、私たち農2のことについて
・どういう組織なの?
・何を研究しているの?
・普段どういう生活をしているの?
などといったことを大まかに(公式っぽく)ご紹介したいと思います。


・どういう組織?

冒頭でも述べた通り、私たちは東京大学 大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻および応用生命工学専攻(長い…)の修士課程1年に所属している学生です。

東京大学 農学部 応用生命科学課程 生命化学・工学専修(長い…)に所属していた学生が半分くらいと、他の大学から院試をくぐり抜けてきた学生が半分くらい、2つの専攻合わせて各学年100人弱の大所帯です。

この生命化学・工学専修、元々は農芸化学科といって、設置は明治にまで遡ります。いろいろ(大学院重点化とか課程制の導入とか)あって、平成6年、農芸化学科は応用生物化学専修と生物生産化学専修に分かれますが、進振りでの募集は2つの専修合わせて「農学部2類」として行われていました。この「農学部2類」が略されて農2と呼ばれるようになり、長い専攻名、専修名を言うのがめんどくさい学生サイドとしてはありがたい愛称になっています。*1

生命化学・工学専修は1つの専修ですが、応用生命化学専攻と応用生命工学専攻は一応分かれています。とはいえ、座学の単位は互換性がありますし、院試の出願も専攻をまたいで出来ます。元々学部の時は同じ組織だったので大体のイベントは一緒に行います。(このnoteもしかり)

なぜ分かれているのか分からないくらいです。

きっと大人の事情というやつがあるのでしょう。知らんけど。


・何を研究しているの?

色々です。(本音)

と言っても漠然としすぎて紹介にならないですね。大雑把にいえば、生物学と化学を駆使してバイオサイエンス研究を行っています。

分かりやすい実績で言うと、

白米食の人が脚気になりやすいことを見抜いて米糠からビタミンB1を発見した鈴木梅太郎博士(ビタミンの発見!)
植物ホルモンの一つであるジベレリンを単離した薮田貞治郎博士(植物、特にイネの生育に影響を与える因子の発見!)
チーズに使う仔牛の酵素を微生物に生産させることに成功した有馬啓博士(チーズを作るために仔牛をわざわざ○さなくても良くなる!)

などが挙げられるでしょうか。*2

農2で今行われている研究を大きく4つに分けると、以下のようになります。*3
・植物・土壌
・微生物・酵素
・食品・動物
・有機・天然物

画像1


各分野の詳しい内容は各研究室の紹介に譲りますが、個人的な感想としてはかなり身近なものが多いなあという印象でした。

対象が多岐に渡りすぎて、パッと一言では表せないことがお分かりいただけるでしょうか…

一つ一つ語ると普通に日が暮れます。あるいは夜が明けます。


・普段の生活は?

学部2年生の秋は座学、学部3年生は午前中座学、午後は学生実験、学部4年生以上は研究をメインに行っています。ここら辺についてはまた後日詳しくお伝えしたいですね。

あとは、毎年研究室対抗でソフトボール大会が行われています。(今年は厳しそうですが…)

参加する前は学生の息抜きかと思っていたんですけど、意外と先生も参加されます。

参加するだけではなく、活躍されます。すごい。

五月祭では、微生物にちなんで3年生がビール、4年生が日本酒を提供しています。

特に4年生の利き酒は全国の100を超える酒蔵さんにご協力いただくかなり本格的なものになっており、毎年ご好評をいただいています。(今年は無理そうですね…)

最近は修士1年も食品企業さんなどにご協力いただいて、実験つきの講演を主催しています。(これについては次回詳しく)


以上、大まかにと言いながらかなりの長文になってしまいました。すみません。

次回以降はもう少し、面白い話を深くできると思うので、ぜひフォローしてみてください。


参考
*1 http://www.bt.a.u-tokyo.ac.jp/senshu/
*2 http://www.bt.a.u-tokyo.ac.jp/science/history/
*3 http://www.bt.a.u-tokyo.ac.jp/science/%e5%80%8b%e6%80%a7%e8%b1%8a%e3%81%8b%e3%81%aa%e7%a0%94%e7%a9%b6%e5%ae%a4/


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