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汽笛

小山田壮平さんのバンドツアーに先日行ってきた。

壮平さんの音楽と声が学生の頃からずっと好きで、毎年ライブに行っています。

ライブの中で新しいアルバムにも収録されている汽笛を演奏された。
汽笛はたしか、いつだろう?覚えていないけれど、2020年あたりのライブでも演奏されていたと思う。私は汽笛が大好きで、今回のアルバムに収録されると知った時はたいそう喜んだのも覚えている。

2020年頃のライブで、亡くなった友人のことを歌った曲です、と演奏前に話されていたのを覚えています。

遠く遠く遠く響く 汽笛の音は
揺らめいたあの日々の君と僕が聞いた音だよ

においや景色でもう会えなくなった誰かを思い出すことはあるけれど、誰かを思い出す時、その人の表情や光景を思い出すことはあるけれど、そういえば音が繋がっていることってなかったな、と気づいて。だからこそ、この詞がより好きなのかもしれない。

大切な人ともう会えなくなった時、どんな音がするのだろうか。私が亡くなった時、私を思い出す誰かの中でなる音はどんな音なんだろう。

光に包まれて歌う彼を見て、そう思ったのでした。


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