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Rise of the Ronin | 所感 #001

市の活気にあてられて
小川のせせらぎで夏涼み

下駄の音をかき消すよう
トンビやカモメが鳴き響む

木の葉のざわめきが静まれば
ヒグラシや鈴虫の音に包まれる

ゆっくり世界を味わいたい人にこそ
向いている作品だと思う
あとネコがいっぱい出てきます

以下多少ネタバレ注意

演出

_1863年、日本

自分自身、歴史に疎いけれど
時代背景の描写は丁寧で
幕府の考えや西洋列強の思惑、人々の期待や不安
それぞれが確かに伝わってくる

教科書上のおとぎ話として漠然と持っていたイメージが
具現化されていくのがおもしろい(正史ではないにしろ)

人物

出てくる新選組の面々にはあんまり魅力を感じないけれど
どいつもこいつも聞き馴染みのあるいい声をしている

"「開国」以外に語彙がない"だろうと舐めていたペリーに
サーベルとリボルバーで分からせられる、いとおかし

出てくる人物皆それぞれ、自分の信じる道の為に
どんな犠牲も厭わぬ覚悟で
放たれた弾丸の如く突き進んでゆく

戦闘

"仁王"からの継承が色濃く
息もつかせぬ攻防で、ばったばったと切り伏せ(られ)る

狭い、見づらい、速すぎる
慣れないうちは真ん中の難度でもむずかしい(慣れてもしぬ)

それぞれの武器にかっこいい瞬間があり
上手く立ち回れば美しいんだろうなと
遠い空を見つめるのであった

ステルスが優秀で様々な手段が用意されてる
敵がこちらをすぐ見失うのも優しさを感じる

世界

移動は馬やグライダーが用意されている
ストレスフリーとまでは言えないが
ファストトラベルがどこでも行えてたすかる
しかもロードが短い

鍵縄ができるポイントはとてもわかりづらいし場所も少ない
登りたいときに建物に上がれない場面がしばしば

空に飛んでる凧にも意味があり
滑空中に鍵縄すると気力が回復してより遠くに飛べる

ありがちな収集要素はカジュアルで
何をすればどうメリットがあるか事前にある程度わかるし
ひとつの行動に対する報酬が多いため
目標を立てやすいしやりがいも感じ易い

映像

どこで眺めてもキャラクターが綺麗に映る
ライティングには相当こだわってると感じる
散歩が楽しい

遠景の描画がかなり省略される仕様になっていて
場所によっては惜しい見栄えに

ツシマと比べるとさすがに負けるけれど
個人的には今作の方が目に優しくて好み

軽く調べてみても情報がないけれど
FPSモードだと4K/60fps出てるよねたぶん

レイトレーシングも用意されてはいるけど
画質モード以上だとFPSが露骨に下がるから
実質FPSモード一択になってしまってる

総評

とは言っても書いてる時点ではまだ序盤だけれど
ドグマ2と今作で迷ってる人には
こちらをおすすめしておきます

あまり推敲してない雑文だけれどひとまずこれにて


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