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マットサイエンティスト


原作、脚本  梵天彪雅

 

11月23日 勤労感謝の日


速水蓮『…ふぅ、ふっ!…うっ、うっ……』

進撃のアユ『お兄さん、気持ちいいでしょ…
アタイの絶技……』

(顔のアップのみ  霧吹きで顔濡らす)

速水蓮『…うっ…うう……はひぃ!』

蓮が恍惚の笑みをする

進撃のアユ『蓮ちゃん、また指名してね❤️
じゃないとアユ……泣いちゃうからね❤️』

速水蓮『うん! あ、でも、彼女できちゃったから無理かも💦』

アユが蓮に抱きつく

進撃のアユ『えーー!!蓮ちゃん、私の彼氏じゃないの!! いやだ!いやだ!ええ〜ん』

道端で駄々をこねるアユ

周りの大人達が見ている


速水蓮『ちょっ、ちょ!わかった!わかったからね!来るょ、、また、来るから…ね』

進撃のアユ『…ほんと?……』

速水蓮『本当だって!よく考えてご覧よ?
俺、アパートだぜ!   お風呂の横にマットとか余裕もって置けねーから💦』

進撃のアユ『……そうよね!ローションもたっぷり使うから普通の家じゃ無理だもんね!
あーーー!…よかった蓮ちゃん常連さんだもん居なくならないでね?!』

速水蓮が自分のお股を弄りながら風俗店『ガキの腰使いあらへんで』から去って行く

蓮が四角を曲がったあたりでアユの顔が阿修羅像に変わっていく

進撃のアユ『…けっ!毎回、毎回、きったねー、クセェんじゃ! 金だけ持ってこい!あーかったり』

1か月後
12月24日

速水蓮のマンション

速水蓮『ようやく、俺の願いが成就される……』

ピンポーン

宅配員『徳川急便でーす』

速水蓮『お、来た、来た!』

宅配員『サインお願いします。  しかし、重いですね…』

速水蓮『でしょ! 漢のロマンを買いましたから!』

宅配員『……なるほど……有難うございました』

速水蓮が部屋にブルーシートを敷き始め
作業を進める

その日の夜

蓮のマンション

ピンポーン

速水蓮がスパローブ姿で扉を開ける

速水蓮『…ふふ、、待ってたよ結愛❤️』

土屋結愛(ゆあ)『蓮ちゃん、、急になんなの、、?その格好、何?……』

速水蓮『結愛…今日は俺の夢が叶うんだよ…』

土屋結愛『もう!何?』

速水蓮『さ、おいで……』

扉を開けるとそこにはブルーシートが敷き詰められソープで見るようなマットが置いてある
マットの近くには30本はあるか?ローションボトルが佇んでいる…

土屋結愛の中で中かが切れる……

速水蓮『さ、やろう❤️結愛とマットプレイしたいんだ❤️』

土屋結愛『…もぃ…』

速水蓮『…ん?なんて?』

土屋結愛『……も…ぃ』

速水蓮『…恥ずかしがるなよ❤️ なんて?』

土屋結愛『キモい!キモい!キモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモい 私、別れる!さよなら!』

速水蓮『え!?な、何で?! アユ先生は喜んでやってたのに!』

土屋結愛『アユって誰?お店の子?!ごめん!私、ソープ嬢じゃないの!』

速水蓮『俺には結愛しかいないよ!そりゃあ確かに技はアユ先生から学んだよ!
でも、今の俺は結愛だけだから!結愛、やろうよ❤️』

土屋結愛『サイっ底!!』

バンっ!
扉が閉まる

速水蓮の身体からスパローブが落ちる

後ろ姿 蓮のケツが見える

速水蓮『そんな……俺の夢が!!ゆあー!!』


翌日朝
12月25日

虚ろな目で泣き疲れたボロボロの蓮が大量の袋を持ってマンションのゴミステーションまで歩いていく、、、

管理人が遠くから見ている……

三度目にローションボトル30本と大人のおもちゃを袋2袋に詰めてゴミステーションに運んでいたところで管理人が蓮に寄ってくる

管理人『…待ちな……あんた、さっきから何してんの?』

速水蓮『…え、いや、、ゴミ出してるんですけど…』

速水蓮(心の声)『出やがった、、こんな時に、、、、、ゴミ袋開け漁りジジィ、、、早く退けよ!仕事あるし、こんなもん見られた日にゃ……』

回想
管理人『皆さん!510号室の速水さんは彼女に使おうと思ったスケベソープマットセットをあろうことかマンションのゴミステーションに捨ててました!  性殖者を許してなるものか!』

現実 蓮の心の声

速水蓮『ヤバい…そんな事になったらマンションに居づらくなる……』

走って逃げようとする蓮

管理人『!?』

おかめちゃん『蓮ちゃんじゃないの?
どうしたの、そんなに走って、危ないじゃない!……ん?それ、何?』

速水蓮『…い、あ、、、あ、これは!?』

おかめちゃん『何?よく見たら中入ってるじゃない!ちゃんと中身捨てないと管理人さん怒るわよ💦、、、おはようございます管理人さん^_^   』

おかめちゃん『…ほら、早く、ここに袋のもの出しなさいな!おばちゃん分別してあげるから!はよ!ほらほら!』

速水蓮 心の声『出た!マンション名物、興味欲しがりBoo’z!』

管理人『大体、なんだ?それは?』

速水蓮『こ、これは、、、歯磨き粉です!』

おかめちゃん『歯磨き粉?…そんなに沢山?


管理人『…にしては、、、大きくない?』

おかめちゃん『……⁉️嫌!どこ見てるの?スケベ!』

速水蓮がスケベと言う言葉に一瞬焦る

管理人『何⁉️スケベって?』


おかめちゃん『私の胸、見てたでしょ!嫌、襲われる!!』

管理人『いや、いや!襲わないから!
Boo’zの乳には興味ないから!』

おかめちゃんが走って逃げていく

速水蓮『この隙に…』

岡村店長『あれ?蓮ちゃん! あれ!?それ、捨てちゃうの?!』

速水蓮『あ、、まぁ、色々ありまして、、、』

速水蓮(心の声)『ヤバっ!絶対絶滅……岡村さんは大人のおもちゃ専門店アイヤーンの店長……バレたらヤバい……ここで殺すしかねー』

岡村店長『……ん?あ、これは、マットじゃん、、これも捨てるの?』

管理人『マット…?速水さん燃えないゴミになるなら指定日に出してよ! ウチは毎週木曜日が燃えないゴミの回収日になってるの知ってるよね!』

速水蓮『いや、マットじゃないから!
兎に角、私も今日の仕事は朝早いですからゴミを置かしてください!』

管理人『……わかりました、、、あとはワシやるから、、早よそれ、よこせ!』

速水蓮『いや、自分で捨てるって!』

速水蓮が持つゴミ袋2袋のゴミの取り合いバトルが始まる

管理人『いや、寄越せ!』

速水蓮『いやだ!』

管理人『アチョー!』

おかめちゃん『アタタタ!ワチャ!ワチャ!ヤー』

速水蓮『はー!セイ!』

速水蓮の蹴りがおかめちゃんの顔にヒットし
スローで横顔から真正面になる際に鼻血ブーして笑いながら道端に倒れる

おかめちゃん『うわー、うわー、ぅわー』

ストリートファイターのやられる時の声

管理人『おかめちゃん!……おかめちゃんの仇!アチャチャ!チャチャチャチャチャチャ!ター!』

速水蓮、管理人の技を交わしながら岡村店長に近づく

岡村店長『な、何⁉️、関係ないだろ!俺は…』

焦る岡村店長に蓮は岡村店長に死兆星を突く

速水蓮『貴方は色々と知りすぎたようだ死んでもらうホワタァー!!』

速水蓮『…お前はもう、死んでいる!』

岡村店長『アベシっ!』

岡村店長3回転しながら道端に倒れる

テロップ入る

※おかめちゃんも岡村店長も生きてはいる

管理人『ホワチョー!ヤー!』

管理人が速水蓮のゴミ袋にパンチする

ブゥーン、ブゥーン、ブゥン…ウー

速水蓮が焦る

管理人がニヤリと笑う

管理人の蹴りが速水蓮の急所を打ち抜くが
速水蓮、鼻血を出しながら体勢を変え管理人に咄嗟に筋肉ドライバーを仕掛ける

管理人『ごはっ!』

場面転換

速水蓮『…もう、遅刻するじゃねーか!……ん?』

東塩小路實徳
(ひがししおこうじさねあつ)
『なむーーー』

速水蓮『わぁっ!?何してるんですか?!東塩小路さん!!』

東塩小路實徳『これはこれは蓮殿ではおじゃらぬか?麿はここでゴミとの対話を続け宇宙との交信を試みておるのでごじゃりまする』

速水蓮『はぁ?はぁ……』

東塩小路實徳『常人にはわかりませぬお話しでしょうね…ホホホォ……おや?蓮殿、マットなるものでゴフォア!!』

東塩小路實徳の上にゴミを置き正拳突きを喰らわして東塩小路の息の根をとめる
※皆、生きてます。

着信音 キリンジ 乳房の勾配が流れる

速水蓮『やべっ!課長からだ💦』

富田課長『おはよう!速水君!』

速水蓮『おはようございます…富田課長…』

富田課長『…おはようなんて時間じゃないんだけどね……もう、昼なんだけどね、今日、会社くるの?』

速水蓮『は、はい!行きます!行かさせていただきます!はい!』

富田課長『連日の風俗通いもほどほどにせんとあかんよ!』

速水蓮『はい!すいません!』


数日後

ゴミステーションに棺桶サイズの段ボールを重たそうに運ぶ蓮。

段ボールを置き何故か合掌する蓮

速水蓮『アユミ、、今までありがとうね、、
良かったよ❤️』

ゴミステーションを出る蓮

管理人が段ボールを見つけ、重さを確認して
ウキウキしながら段ボールを開封する

管理人『ぎゃー!!』

エンディング

警察がマンションに

箱の中身が最新のダッチワイフ愛ドールであることを管理人に告げる

警察に平謝りする管理人、おかめちゃん、東塩小路實徳。

岡村店長が遠くから撮影している。

遠くの方から何食わぬ顔で土屋結愛と手を繋いで歩いてる蓮がいる。
土屋結愛の手にはローションボトルが


                          完

         

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