153匹の魚
「153匹の魚」は新約聖書に登場するエピソードです。イエスの弟子達が漁に出ました。弟子の代表格はペトロです。ペトロは、イエスの右腕として活躍しました。左腕に該当する人物はわかりません。エクゾディアとかで良いと思います。
漁を始めてからしばらく経ちましたが、魚はまったく捕れません。釣果ゼロです。そんな人には『釣りバカ日誌10』のハマちゃんの名セリフをご紹介しましょう。「もしかしたら釣れるかもしれないという期待感が釣りの本質だ。たくさん釣れてうんざりするよりも、一匹も釣れなくて悔しがる。そっちの方が楽しい」如何でしょうか。え?なんの慰めにもならない?太公望は気難しいですなぁ。
弟子達の惨状を見ていたイエスは「船の右側に網を投げれば、魚がたくさん捕れるよ」とアドバイスしました。とても具体的なアドバイスですね。ナイスイエス。窮地に立たされた場合、抽象的なアドバイスはほとんど役に立ちません。具体にイエス、抽象にノー。今週の標語として採用できるレベルではありません。精進しましょう。
イエスのアドバイスに従って網を投げたら、魚が大量に捕れました。その数なんと153匹。初代のポケモン(ミュウを含む)よりも2匹多く捕れました。151匹はマサキに無理やり押し付けるとして、余った2匹はどうするべきでしょうか。ヤドンのようにボーッとしながら考えてみましょう。小腹が空いたら、ヤドンのしっぽを食べて栄養補給すればオッケーです。
しばらく考えた結果、残りの2匹はオーキドとキクコに割り当てることにしました。2人は昔、ライバル関係にありました。ですが、なんやかんやあって、それぞれ違う道に進むことになりました。今ではすっかり罵り合う仲です(主にキクコが)。
キクコからすれば「若い頃のオーキドはエネルギッシュで魅力的だったのに、今では研究するだけの枯れたジジイになってしまった。ガッカリだね」といったところでしょう。ですが、世間一般の価値観に照らし合わせてみれば、老齢になってもバリバリのポケモントレーナーとして活躍してるキクコの方が異様に思えます。
ただのポケモントレーナーに留まるならまだしも、四天王として君臨しているのです。キクコ以外の3人は、孫といってもおかしくない年齢です。もしかしたら、肩身の狭さからくるストレスをオーキドへの怒りに転化しているのかもしれません。オーキドからすれば、とんだとばっちりですね。ロケットゲームコーナーで憂さ晴らしをしましょう。
そんな険悪な2人を仲直りさせるためには、荒療治を行う必要があります。都合が良いことに網があるので、その中に2人を閉じ込めてしまえば良いのです。なんだったら、ポケモンタワーにでも幽閉しておきましょう(ゆうれいと共に)。持つべきものはシルフスコープです。ココカラ タチサレ!
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