サムネ

【横顔のコツ】#2 奇麗な横顔の描き方【人体編】


こんにちは、能登です


今回は前回の顔の描き方に続き

奇麗に見える横顔の描き方を紹介したいと思います


初心者のころだと難しく思える横顔ですが

ポイントさえ守ってしまえば簡単ですので

是非、挑戦してみてください!


※動画版です


1、円を描く

1円を描く


横顔を描くには顔の描き方と同様に

まずはを描きます


また、横顔なので

円を四等分にする十字線をいれます


十字2


この線はどちらかが顔の向きで

もう一方が顔を半分にした耳の位置の線になります


今回は横が向きで、縦が中心線として描いていきます

ここでのポイントはある程度円を奇麗に描いておくことです!


2、目の位置を決める


次に目の位置を決めます


目の位置はとても重要で

目の位置が高いか低いかで

キャラクターの印象はかなり変わってきます


画像3

例えば目の位置が顎と頭頂部に対して

1:1だとリアルな人間の顔の比率になり

男性大人びた印象のキャラクターになります


画像4

また、1:1.2~1.5だとデフォルメされて

少年可愛らしいキャラ



画像5

2~以上からはデフォルメがかなり強く

子供だったり頭身が低いキャラに多い比率となります


老人

また目の位置が高くなると不格好になりがちで

面長の人や老人を描くときによく用いられます


美形だったりバランスが取れたキャラを描く場合には

目の位置は半分より下にとるようにしましょう!


目の線


私の場合1.2~1.5で描くことが多いので

円の半分より少し下の位置に目の位置を取ります


3、アゴの位置を決める


次にアゴの位置を決めます

先ほど説明した顔の比率は

最終的にはアゴの位置で決まります

アゴの位置

自分がどんなキャラクターを描きたいか

意識しながら目的の比率になるようにアゴの位置を決めましょう!


またこのとき顔の側頭部を削る補助線も入れておきましょう

横顔なのでわかりずらいですが、頭は基本円形ですが

耳の周りの側頭部は削れて平らになっています

画像9

削り方は簡単でだいたい円の2/3ほどの一回り小さい円を描けるといいです


4、顔のパーツを描く


ここまでで基盤となる土台ができあがったので

を描いていきます


まずは輪郭からです

横顔は輪郭がはっきりと表れる角度なので

いかにシルエットを美しく描けるかがポイントとなります

輪郭アタリ

描き方としてはまずアタリをつけます

目とアゴの半分の位置に鼻先

鼻先とアゴの半分の位置に

となるようにすると奇麗に描けます

鼻の描き方1

口の描き方2

そうしましたら鼻の高さや角度

Eライン上唇と下唇の階段などを

意識しながら輪郭線を引いていきましょう!


そして最後に目と耳です

目は鼻の高さを考えて少し奥に描けると自然に見えます!


耳は顔の中心かそれより少し後ろで

目の高さから鼻下までの大きさにするのがベストです!


これにて横顔の完成です!

完成


5、奇麗に描く3つポイント


いかがでしたでしょうか?

上手く描くことができない場合

意識してもらいたいポイントは3つあります


一つは「比率」です

比率の大切さは繰り返し伝えてきましたが

人間の顔には黄金比というものがあって

無意識に心地よいと感じる配置があります

比率が大事

これさえ守ってしまえば8割は上手くかけていますので

横顔が歪んでしまう場合は比率がおかしくないか意識してみてください



2つ目のポイントは「シルエット」です

これも途中でお伝えしましたが

やはり横顔の魅力は鼻、口、アゴの輪郭のシルエットです

シルエットが大事

なんとなくどこかおかしいと思ったときは

一度このようにシルエットだけにしてみると原因がわかることが多いです


そして最後のポイントは「立体感」です

顔の角度の中でも正面横顔は特に立体を意識しずらいので

平べったい顔になってしまいがちです

立体が大事

立体が分からなくなったときは

自分でこのようにグリッド線などを引いて

立体を把握しながら描けるといいかと思います!


これにて横顔の描き方は終了です

ここまでご視聴いただきありがとうございました!



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