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東大生によるインタビューvol.8:松波酒造(金七聖子さん)

みなさんお久しぶりです、ひなりんです!

インタビューシリーズ、大変お待たせいたしました🙇

今回は能登町の伝統ある松波酒造を管理していらっしゃる金七聖子(きんしちせいこ)さんにお話を伺いました!

ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです!🤗

金七さんって、どんな方??

金七さん

金七さんは生まれも育ちも能登町の松波と呼ばれる地域。中高生の頃はあまり地元である能登町が好きではなかったそうで、都会に憧れ、金沢の高校、京都の大学に進学されます。

そこで様々な人と関わり、能登町の価値を評価してくれる友達との出会いなども通してご自身の価値観に少しずつ変化があったそう。

都会に出て初めて地元の食の豊かさに気付かされたと話す金七さん。
「昔はカニ一杯を一人で食べると思っていた」とおっしゃっており、東京都出身の筆者は驚愕。能登町の海の幸の豊かさが伝わるエピソードですね💦

それからだんだんと地元の良さに気づくことができたとおっしゃる金七さん。
食べ物が美味しいだけではなく、家が広いところ、海の綺麗さや鈍行の電車のゆっくりとした雰囲気なども魅力的に感じるようになったそう。
のと里山空港が出来てからは55分で東京に出られるようにもなり、さらに便利になっていますよね!🛫


そして、能登町へ


金七さんに転機が訪れたのは就職の時でした。

親御さんの紹介でお酒を作る蔵人として2年間働くことになった金七さん。同時にパソコンの勉強も行い、自力でホームページを作成できるほどになったそうです(すごい!)。

その後はお父上の酒蔵を継ぐことに。
酒蔵を継いでしばらくした時、奥能登の魅力を広め、たくさんの人を呼び込むことを目的とした「奥能登welcome project」に関わる機会が金七さんに訪れます。

今では有名なご当地グルメ「能登丼」を作ったほか、観光とお酒を絡めたプロジェクトを自らのアイデアで次々と実施されたそう!



お酒×観光!?

現在行われているお酒と観光を絡めたプロジェクトについて、金七さんに詳しく伺ってみました!

まずはお父様の代から続いている酒蔵見学
通年で行っており、学生の方なども多く受け入れていらっしゃるそうです。
酒造りに使う古い道具なども間近で見ることができ、大人気で予約必須になっているんだそう。私もぜひ行ってみたいです!

加えて、近年お肌に良いと話題の酒粕を利用したハンドケア商品なども開発されています。
そんな中、コロナ禍によって対面のイベントがあまり開催できなくなってしまいます。そこでも新しいことにチャレンジする金七さん。
始めたのはなんと、オンラインでのライブ配信
商品を紹介したり、おしゃべりしたり、時には能登町の冬の一大イベントである寒鰤祭りの配信を行ったりすることでコアなファンがたくさんでき、お酒に興味を持って実際に酒蔵まで来てくれた方もいるそうなんです。

ライブ配信の様子!

近年は通り一遍の観光に飽きてしまっている人が多いとおっしゃる金七さん。コアな人に「刺さる」観光の仕方を生み出すことが必要になってきているとお話してくださいました。


失敗と成功



最後に金七さんが人生で大事にしていることをお伺いしました。

まず教えてくださったのは失敗を恐れないこと。若い時は失敗ばかりだったとおっしゃる00さん。しかし、失敗は最後まで失敗かどうかわからない、成功の過程の「学び」であると捉えることでポジティブに失敗を受け入れられるようになったそう。

もう一つは人との出会いです。ここ数年で関わる人が大きく変わり、それによって考え方や生き方も影響を受けていると教えてくださった金七さん。人との出会いやつながりを大切にすることが、いずれ大きな財産になると教えてくださいました。


インタビューありがとうございました!

筆者より

とってもお話上手で気さくな方で、インタビューもあっという間に終わってしまいました!いつかぜひ「ヨバレ」に参加させていただきたいです!貴重なお話をありがとうございました!


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