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東大生によるインタビューvol4: 能登町の縄文真脇ポーレポーレの総支配人さんにお話を聞いてきました!(橋本勝太さん)

みなさんお久しぶりです、ひなりんです!

今回は能登町で新しいチャレンジを続けて町全体を盛り上げている、橋本勝太さんにお話を伺いました!

しょうたさんって、誰?

まずはしょうたさんについて少し説明させてください!

橋本勝太さん(以下しょうたさん)は、石川県能登町にある「縄文温泉の宿 真脇ポーレポーレ」という宿泊施設の支配人さんを若くして務めていらっしゃいます。私たちが第一回現地活動に行った際、灰谷さんが紹介してくださったのが出会いのきっかけ。ポーレの話から能登町についてまで、さまざまなお話を伺いました!


縄文温泉の宿 真脇ポーレポーレの秘密!

しょうたさんが支配人をされている「縄文温泉の宿 真脇ポーレポーレ」って、一体どんなどころなんでしょう?

「縄文温泉の宿 真脇ポーレポーレ」、略してポーレは、能登町の真脇遺跡のほど近くにある、温泉と美味しい料理が有名な宿泊施設。ポーレポーレはスワヒリ語で「ゆっくりと」。静かなホテルでゆっくり過ごして欲しいという思いが込められているそうです。

でも、それだけじゃないんです!しょうたさんは接客やサービスにさまざまな工夫を凝らして、コロナ禍での経営や組織運営に対する取り組みを行ってきたそうです。

しょうたさんに宿でのサービスのこだわりについて聞いてみると、
「たとえば、魚が提供されてそれを食べる、で終わってほしくない。食べることを通じて思いをつなぐ場所にポーレがなって欲しいと思っています」
と話してくださいました。

漁師さんなどの生産者と、宿に泊まる消費者を繋いでいくことを使命だと感じているんだそう。実際、宿泊者の方の感謝の言葉をしょうたさん自らが会いに行って漁師さんに直接つたえることもあるんだとか。また、宿泊者の方には料理をお出しするときに、その料理がここに来るまでのストーリーを感じられるように工夫しているんだそうです。

縄文温泉の宿 真脇ポーレポーレの入り口

ポーレが町外からくる方と触れ合える貴重な場所だと考えているしょうたさん。能登町と能登町外を「つなぐ」役割を強く意識し、宿のお部屋に置くお菓子に能登町産のものを使用するなど、地産地消にもこだわって能登町の知名度上昇にも大きく貢献していらっしゃいます。

また、しょうたさんが考案した世界初!?の面白い宿泊プランとして、「左利き専用プラン」というものが!

左利きのお客さんの「お箸の向きを逆にしてもらってとても嬉しかった」という口コミから着想を得てしょうたさんが考案したプラン。左利きの方専用のボールペンやお箸を開発したそうなんです!さらに左利きの人を探すという目的を通してスタッフがお客さんのことをよく見て、距離を縮めるきっかけにもなったそう。このような柔軟な発想で様々な施策を試しているのが、ポーレの成功の秘訣の一つなんだそうです!

しょうたさんが大事にしていること

しょうたさんが支配人をされている上で大事にしていることを聞いてみると、「スモールスタートをすること」、だと教えてくだいました。失敗したら、怒られたら、ということを考えずにまずはチャレンジしてみるという姿勢をとても大事にされているそう。また、お客さんの反応は「自分の目で確かめる」ということも大事にしているそうです。データや数字にとらわれすぎず、生の反応を見ることでわかることがあるんだとか。

もう一つは、従業員の成長。一人ひとりの個性や能力を最大限に活かせるよう工夫して育成しているとお話ししていたしょうたさん。しょうたさんにとって大事なのはしょうたさん自身やポーレと繋がってくれた人を大切にすること。従業員の人が成長し、支配人が不在でも宿の運営ができるように教育方針や組織にもさまざまな工夫が凝らされているんです。

しょうたさんのお話を聞くメンバーたち


能登町の魅力

最後に、しょうたさんが能登町で働くことをどうして選んだのか、能登町の良さについて話してくださいました。

「人の数は少ないけれど、実際に必要としてくれる人の数は圧倒的に多い」ことが、「能登町で働く良さであり魅力」と教えてくださったしょうたさん。人口減少や過疎化が避けられない中、せめて能登町に残る選択肢だけでも残したい。そのために自分ができることが何か、を常に意識しているとおっしゃっていました。

能登町のことを「自由に描ける白い紙」とも表現されていたしょうたさん。能登町にはたくさんの可能性が秘められており、それを価値に変えるのも価値づけられないまま終わってしまうのも自分たち次第だと話してくださいました。能登町を東京などの都会と比べる必要はなく、能登町は能登町の魅力を最大限に伝えていくことが大事だと思っているんですね。


最後に

「能登町からでも世界を変えられる」ことを証明したいと、熱く語ってくださったしょうたさん。現在は、会社を変えることで町全体に影響を及ぼすことができると考え、会社の変革プロジェクトの旗振り役として邁進し、社内外・町全体を巻き込んだプロジェクトにまで発展しています。

失敗を恐れずチャレンジを続け、能登町の魅力を広めるために日々尽力しているしょうたさんの姿はとても眩しかったです!


zoomでのインタビューにて。貴重なお話をありがとうございました!

追記:NOTO CHOICEのアドバイスもいただきました!

私たちの先輩のFS生が考案した名刺サイズの観光ガイド「NOTO CHOICE」についてもアイデアマンのしょうたさんにアドバイスを伺いました!

NOTO CHOICEをトランプにする、四季に分ける、パズルのようにするなど、様々な切り口からの斬新なアイデアをたくさんいただき、とても良い刺激になりました!ありがとうございます🙇


NOTO CHOICEについてはこちら↓↓↓
https://note.com/notochoice/n/n16479f53d1b0

「縄文温泉の宿 真脇ポーレポーレ」のウェブサイトはこちら↓↓↓
https://mawaki-pore.jp/couple.html


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