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記事41:食べたい時が潮時

国勢調査の封筒が届いていた。こういうのに回答するのは嫌いではない。(国民の義務らしいのでやるというのもあるけど)

国が頑張りました!というお手本のような、インターネットでの回答を促す記載があった。ネットだと24時間いつでも回答できます、と書いてあるが紙でも24時間回答できる。せっかく紙が入っているので、紙で返してやろうと思う。

回答用紙が裏表1枚なのに対して、15ページくらいある記入方法の冊子がついている。それとは別に紙が2枚ぐらい入っている。お年寄りにも送付されるのだし仕方ないが、自分好みの無駄さというか非効率さだ。国の仕事って感じがして、むしろ良い。

数字の記入例、ハネるなとかここの間を空けろとか、書き方の指摘がうるさい。漢ドみたいだ。

普段は思ったことがないが、自分、世帯主だった。

下の調査員記入欄に、いま僕が住んでいるのが何階建ての何階なのかがすでに手書きで書いてあって怖い。回答用紙が送られてくる前から誰かが自分宛てに書いておいたということだ。国に監視されている。法治国家ってそういうことなのかもしれない。

5年前はどこに住んでいたか?という質問項目があったが、すぐには思い出せなかった。当時は転勤続きだったので、札幌か仙台だろうけど札幌と仙台、各2回住んでいたのでどちらのどの住所か。
たぶん会社の人事担当者に聞いてもすぐには分からないと思う。
結局Amazonの購入履歴を見返さないと思い出せなかった。まさかこんな人生になるとは思ってなかったけど、転勤続きで幾分たくましくなったと自分で思う。ずっと東京で勤務するよりは良い経験ができている。給料は別に上がらないけど。

年間で50回ぐらい思うことだけど、うちの社名が長すぎる。初めて取引する相手に覚えてもらおうとする気がまったく感じられない、自己満足的な長さ。
その下に事業の内容を書く欄があったけど、そんなことは会社に訊いてほしい。自分の業務内容はまだしも、会社の事業内容をオフィシャルに答えられるのは会社だけだろう。

ひととおりの文句が書けた。「こういうのに回答するのは嫌いではない」と言っておきながら、とてもそうは思えない内容になったので大変満足している。

FEBB『The Season』

いまFEBBを聴いてこう思う「COOLなラッパー」
ラップはもちろんだけど、トラックメイクの才能も素晴らしかった。
当時JJJと同時期にアルバムを出していて、僕の予想としては(たぶん世間の予想としても)JJJの方が良作を出してくるだろうな、と思っていたけど読みが甘かった。FEBBのキャラクターからすると意外性があって、でもヒップホップなジャケも好みだ。

JJJのアルバムも確かに素晴らしく、発売後しばらくは聴いていた。でも長く聴けるのはFEBBのアルバムの方だ。もう新作を聴くことは叶わないので、残していってくれた作品をずっと聴き続ける。

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