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ワンエピソードが長い奴とはうまい酒が呑めない

うかうかしていたら、年を越しそうな日付になっている。今年聴いていた音楽の話でもまとめようかな、と思っていたけどまだ散らかっていて、まとめるにはもう少し時間がかかりそうというか何というか、まぁ少し面倒になってきている。
別に年内に振り返らなければいけないわけではないので、いったん寝かせてみる。

いったん寝かせて、イヤホンの話をしよう。

理想のイヤホンにたどり着くのはおそらく一生かかっても無理だという考えが根本にあり、ほぼ常時、欲しいイヤホンがあるという状態が続いている。
一般的な成人男性よりも耳が小さい方だと思われ、基本的にカナル型のイヤホンは受け付けない。何年も避け続けてきたせいで、余計に苦手意識が増している。いくらイヤーピースでサイズ調整しても、水中にいるみたいな気分になってしまうのだ。
ただ今年は、いわゆる「普通のイヤホン」をひとつ買った。ピエール中野監修の「有線ピヤホン」が値段と音のバランスが良いとの情報を見て、思わず買ってしまった。情報というか、発売前のメーカー広告を見て買ってしまった。まったくもってチョロい客だ。

まぁ、ほぼ使ってないけど。ワイヤレスイヤホンをメインに使っているので、家でたまに使う程度だ。このイヤホンのレビューはそこら中に溢れているので省略するが、「値段のわりにはとてもいい」といった印象だった。

水中にいる気分にならないイヤホンのベストはBOSEだ。

今はワイヤレスのものを使っているが、有線イヤホン時代からBOSEを愛用している。ただ、このワイヤレスイヤホン自体がちょっと大きい。
小さい耳+大きいイヤホンだとどうなるか。なんか、正面から見た時に飛び出しているのである。BOSEの箱に写っているモデルや電車内で同型の機種を使っている人と比べても、どうやら僕だけ飛び出ている。

使用感は気にならないのだが、イヤホン使用時に上司から「宇宙人みたい」と言われたので、まぁ飛び出ているのだろう。宇宙人の耳から何が飛び出ているのかは分からないけど。

あと外れやすい。これまたイヤーチップのサイズを色々試したが、いろんなレビューを見る限りそもそも外れやすいモノのようだ。
先日は渋谷タワレコの店内で二度も右耳から落としたし、そのうち1回は下りエスカレーターに乗った途端に落とし、エスカレーター上を弾んでイヤホンだけ先に1階に着いた。

別の日にはコンビニで下の方の棚の商品を見ていたところ、別の客の鞄が少し側頭部に触れ、イヤホンが外れて転がっていった。申し訳なさそうにさせてしまって申し訳なかった。

というわけで、水中にいる圧迫感から逃れてはいるものの、やはり耳に合っていないようには感じていた。でも次買うとしてもたぶんBOSEだ。今はQuietComfort Earbudsが欲しい。

BOSEは水中からは解放してくれるが、これからもコロコロ転がるイヤホンを追いかける生活が続くのか…左右独立じゃないものの方がいいのかな。という終わりなきイヤホン探しの中で、NuraLoopというイヤホンが面白そうで買ってしまった。

クラウドファンディングで買ったので、今のAmazon価格よりも1万円ほど安く買えた。

使用開始時にアプリ経由で聴覚を自動測定して、自分専用の音を鳴らしてくれるというものだ。宣伝みたいになったが、この後悪い点も書く。というか主に悪い点を書く。

・良い点
単純に楽しい。測定後の波形がビジュアル化され、自分用にカスタマイズされる楽しさがある。こんな感じに測定結果の波形が出てくる。

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肝心の音も良い。良いというか、定価27,000円のイヤホンなわけで、相応だ。好みでいうとBOSEに軍配だが、NuraLoopは完全ワイヤレスではないので持ち主より先に1階に行かれる心配もほぼない。

イヤーピースはインナーイヤー型なので、水中にいる感もそこまでない。

ノイズキャンセリング機能付きのイヤホンを初めて使ったが、思った以上の効果がある。これはますますBOSEのQuietComfort Earbudsが欲しい。本末転倒だ。

・悪い点
最初の聴覚測定のために、2分ほど電子音を聞かされる羽目になる。軽めの拷問みたいだ。

耳の後ろにワイヤー部を引っ掛けて装着するのだが、メガネ&マスクを使用しているのですでに耳の後ろが渋滞気味で、入る余地がない。ないことはないのだが、耳の後ろがギュウギュウだ。

装着すると自動的に電源on、外すと自動的に電源offになる機能は素晴らしいが、一度offになるとまたペアリングしないといけない。いったん外してまた着けて、みたいな使い方がしづらい。BOSEのイヤホンと違い、電源onになっても機器側が自動的に認識して接続してくれない。

ペアリングをする度に音量が馬鹿デカくなるので、聴き始める前にボリュームダウンボタンの連打が必要。どういう仕様なのか。

左右を繋ぐケーブルが短すぎる。一時的に外して首にかけておくときに心許ないし、使用時は首の後ろに当たってケーブルタッチノイズが気になる。

充電コネクタがマグネット式の独自規格だが、普通にType-Cがいい。

充電しながらの使用ができない。PCから充電しながら使えたら良かった。

イヤーチップが特殊な規格っぽくて、ちゃんと流通してて買い替えができるのか不安。

以上だ。文句ばかりになった。人に勧めるかと言われれば、ちょっと考えてしまう。同価格帯でノイズキャンセリング機能付きのものを買った方が音質は良いだろう。自分専用の音を作ってくれるが、人の音がどういうものなのか分からないのであまり意味は無いのかもしれない。

でもレビューを見ていると、高音が聴こえづらい人にはちゃんと高音を強めに出してくれたりするらしい。元々が乳児の聴覚障害の解析に使っていた技術だというので、そこそこの精度のものなのかもしれない。

とりあえずノイズキャンセリングが快適で楽しいので、しばらく使ってみることにした。

というわけで、今年買って良かったものは「雑魚プロジェクター」です。

自粛期間中の4月に買い、ライブ配信やBlu-ray/DVDを見るときにはもっぱらこれを使っている。最底辺ぐらいの価格のものだが、満足度は高い。というか期待して買っていないので色々割り切れる。
100型より少し大きいぐらいのサイズで壁に投影しているが、単純に馬鹿っぽくてテンションが上がる。

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