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FEZ(Fantasy Earth Zero)に脳を焼かれて戻ってこれない話とあの頃の思い出とちょっと寂しかった出会いと別れ。

みなさん、「Fantasy Earth Zero 通称FEZ(ファンタジーアースゼロ)」というゲームを御存じですか?
割とヘビーなゲーマーであれば耳にしたことがあるかもしれません。20代より上の世代で「ネトゲ」に触れたことがあったら大体「やったことある」んじゃないかな・・・?って思います。
まあなんでかというと・・・現在でも割と平均年齢高めのギルドのディスコ鯖とかに参加させてもらったときに「FEZやってたんですよね」って話すと「どこ鯖だった!?」って大体聞かれるから。あくまで経験と体感上の話ですけど・・・。
このゲームを自分は一桁の頃からやってたので、心の中と脳味噌をこのゲームに焼き切られていて。サ終した今でもこのゲームの幻影に追われているという話です。長いので、正直「サ終したゲーム」なので、見出しの民度の部分と、印象深かった個人的な思い出の欄を読んでいただければこれ以上に嬉しいことはありません。思い入れの在った・・・自分の「青春」のゲームなので、文章内容というか・・・割とフランクな感じの文章内容になっているかもしれません。普段の脳内の深掘り記事とかとは違って・・・どちらかというと・・・自分語りの思い出語り・・・みたいな・・・。でもどこかにこの気持ちを吐ききっておかないとならないなと思って。実際結構FEZのNoteとかTwitterの感想も見たりするけれど、プレイ歴10年以上って人はあんまりいないんですよ。あとは居てもライトプレーヤーだったりして、「自分から見て」内容が「浅いかも」って思っちゃったりするんですよ・・・ゴミカス人間なので・・・自信があるから・・・ここでは語りつくせない・・・ガチもガチでやった自信のあるゲームだから・・・自分の気持ちを書きたいと思って、訣別の気持ち(実際そんな気持ちはないが)を込めて、書きました。実際あの「三.八事件」だったり、「サ〇〇〇〇生放送」の企画当時私は既に「Gネツ」に定住してたので(別鯖にもキャラはいたけど)、あの瞬間の「ドランゴラ荒地」に100人のうちの1人としていたり・・・。「美味しいとんかつ屋さん」だったり・・・死んだ「クロニクルズ」だったり・・・(クロニクルズ自体はイーブンで両軍戦えないのを除いてシステムは好きだった)。

今死んだら「FEZ」やれますか!?


・・・・、簡単な概要とか書いたんですけど、書き出すと永久に終わらないので・・・。自分は「過去に戻りたい」って気持ちは全くないんですけど、「FEZ」はまたしたいですね。とても。クソゲーだから今は・・・まあ月に1回やるかどうかできればいいかな・・・と思いますけど・・・。
(全盛期でメインがブレイズ1短で毎戦平均23k白字名将最大38kしか出せなかったカス短、純片手平均15k前後平均デッド1以下、鰤ヲリ平均21kくらいの人間だったので、まあトップ層ではないと言われればそうなんですが・・・)。


〇FEZの簡単な概要

50人VS50人の超多人数大規模「陣取り」アクションRPGゲームです(視点はTPS)。ファンタジー要素があり、近接職・遠距離職・魔法職が入り乱れる中で、ファンタジーな召喚獣(ナイトやジャイアント、レイス、キマイラ・・・ドラゴンまで)も入り乱れつつ、歩兵どうしで協力して戦線を維持して領域を確保し続け敵軍のゲージ(BFでいうチケットみたいなもの)を削り切ることが勝利!というゲームです(でした)。
アクション性が非常に高く、かつストラテジー戦略要素も非常に強くて、アクション:戦略=5:5くらいの比率で凄い練られたゲームシステムだったと思います。1戦は大体時期にもよりますが20分~30分でサクッと遊べるし、何よりPay to win(P2W)要素が無くて、基本的に能力値は職業毎に上限が決まっており、最終的な歩兵の勝ち負けはプレイヤースキルに依存していたのがイイ点ですね。
50人って言う超多人数になったMOBA(LoL League of legends)みたいなものと思ってください。MOBA出る前からFEZはあったんですけど・・・。50人故に一人の責任が非常に小さく(戦犯行為はでもあった 定石じゃない位置に門建てるとか)、基本的に集団として個々の連携が「無言で」「野良同士でも」できるところが一体感があってよかったですね。

〇所属国

キャラクターを作成後、そのキャラクターがどこの国に「所属」するかを決めます。このゲームは5か国の国同士の大陸の領土の取り合いゲームになるのです。各国にはいわゆる補給ポイント・プレイヤーがたむろするコミュニケーションの場となる「首都」がありますが自身の所属していない「首都」にはアクセスできない他、他国ギルド(部隊)には参加できない為国選びは重要でもありました。各国の特徴を簡単に書き連ねると・・・。
・ネツァワル王国

ネツァワル王国(通称ネツ)

自分のメイン所属国でした。元々やせた土地の多い大陸で、でもまあ国民の士気は高いから何とかやっていけてた、みたいな設定があった気がします。元々悪評の多い国王が圧政を敷いていたけれど、国王とその娘ともども「呪い」をかけられ「獣人」にさせられてしまいます。獣人になったことで心を入れ替えた「王様」は再び王の座につき、今度は民の為の政治を始めます。その王こそが上記画像の「ヒュンケル王」。割とどのサーバーでも「一定ライン」の強さはあったかなーって感じの国ですね。時間とかサーバーで国の強さは結構変動しますけど、割と常に中堅~それ以上の強さはあったイメージがあります。戦争開始時に「よろがおー」、終了時に「おつがおー」って言う人が多かったな。良い文化ですよね、国ごとにいろいろ文化があるんですよ。首都は元々穴倉みたいな地下洞窟だったんですけど改変されて奇麗なさっぱりした街になりました。ヒュンケル王の後ろにいるちっちゃい女の子が娘の「エリス」です。モチーフ武器は「両手武器 斧」ですね。
割と「王」自体が戦争に対する「士気」が高いのもあって、割かし結構歩兵もそういった傾向の人たちが集まっていたような気がします。王がライオンですし・・・あとよく戦争中に各国の王って喋るんですけど、「ガオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ」って吠えるんですよね(エリスも吠える)。そこもよかったなあって、いい思い出です。
あとはすごい国自体のまとまりがすごかった。プレイヤー国民全体の仲間意識が強かった記憶があります。ゲームなのにね。帰属意識がすごいんですよこの国。

・ゲブランド帝国

ゲブランド帝国(ゲブ)

元々腐敗政治が続いてた「帝国」で、貴族が悪さする中・・・先代帝王のいわゆる隠し子であったスラム街育ちの「ライル」が逆にこの腐敗した政治を世直しする目的で抜擢され、王座に座ることになります。王座に座っているのがライルです。補佐として「ケイ」って子がそばにいますが、その子が本来なら王位継承権を持つ子だったような気がします。でもライルの方が適任と考え自身が補佐についてたような・・・。この国もどこのサーバーでも強いイメージですね。モチーフ武器は「短剣」です。
印象に残ってる台詞は「肩ひじ張って頑張りすぎてもだめだ たまには適当にやってみろ」ってセリフですね。割とライルの人生そのものを表しているセリフだと思います。ライルが公務抜け出して町うろついちゃったりするので、ケイちゃん(恐らく女)は苦労人ポジ。でも町の人々からはライルは好かれまくってる設定だったはず。

・エルソード王国

エルソード王国(エル)

・いわゆる「知」を求める国ですね。ハリポタでいうなればレイヴンクローみたいな。王はナイアス王。おじいちゃんですね(CV若本さん)。基本本人は本を読みふけって知を求め続け、身の回りの世話は自身が作り出したホムンクルス(画像の飛んでる3人)に任せてるおじいちゃん・・・って人が国王のくに。ホムンクルスの3人は皆女の子だし薄い布一枚しか羽織らせてないのでまあまあスケベオヤジだと思います。ナイアス王・・・。
プレイヤーについては・・・特定のサーバーでめちゃくちゃ強いイメージがあります。あと朝起きたら大陸が真っ青になってたりして。何か強い人というより・・・強い部隊が散在してたイメージの国ですね。確か旧首都は・・・塔みたいなのがあったような気がします・・・。モチーフ武器は「杖」です。魔法の国ですしね。

・ホルデイン王国

ホルデイン王国(ホル)

・真ん中の若い子が「女王」です。名前はワドリーテ。確か農民上がり?だった記憶です。多分マジでイメージはまんま「ジャンヌ・ダルク」だと思う。とにかく女王ワドリーテの乳がでけえのと、CV小清水亜美さんと元農民上がりってことで男人気が強いってイメージで。人口は結構ばらつくけど、F鯖というサーバーでは圧倒的人数を占めてた記憶があります。強いかと言われるといわゆるライトユーザーが多くて、そこまで強いイメージはない国の印象。隣の国のゲブランドにぼこぼこにされてるイメージが強いですね。モチーフ武器は「片手武器 剣」。どの国にもネカマはいるけどこの国は多かった印象・・・!イメージとしては人数は多いけど弱い国のイメージが捨てられないかも。

・カセドリア王国

カセドリア王国(通称カセ)

緑の国です。女王ティファリスというエルフの女の子が国王の国です。おつきの弓使いは「ウィンビーン(通称:豆)」。この国も女王ゆえライトプレーヤー層が多いイメージですね。まあホルに比べると(乳の差?)人数は少ないですけど・・・。正直あんまり影が濃いとは言えず・・・薄い国というか・・・。
おつきの人の「豆」が印象強すぎてカセ=豆みたいなイメージまであります。無駄にイケボな豆。というかヴィジュアルが濃すぎる。
あとどのサーバーでも1か2を争うくらい「弱い」国のイメージ。
隣国のネツァワルとゲブランドに常にボコボコにされてるイメージがあります。実際ネツとゲブには、ゲーム内コンテンツでモブを狩る「モンスタースマッシュ」というコンテンツになぞらえ、カセドリア王国民をボコボコにする一方的な勝ちゲーを「カセドリアスマッシュ(通称カセスマ)」とかいうくらいにはまあ弱くて・・・ホルより弱いイメージがありますね。強国に囲まれてるってのもあるんですけど・・・ちょっと今思えば可哀そうな国でもありますね。モチーフ武器は「弓」です。

   エル
ネツ 中 ホル
 カセ ゲブ

↑こんな感じの大陸順になります。中央にもう一つ大陸があって(エスセティア大陸)、そこの中央大陸を基本的にこの5か国で取り合うのがメインですね。(勿論各国の本土に攻め入ることもできるけど基本暗黙の了解でタブー扱いされていた)。

〇簡単に ゲームシステムについて

基本的に歩兵のキルデスで勝敗が決まるゲームではなくって、戦争開始時に自軍および敵軍のHPとして3本のゲージが与えられます。
そのゲージは「一定時間ごとに確保している自軍の領域の広さによって与えるダメージ」と「敵をキルすることで与えるダメージ」の2種類で減らすことができ、基本的に歩兵のキルよりも一定時間ごとに与える領域ダメージの方が大きいシステムになっています。その為領域の確保が非常に重要になるんですね。(類似をあげると、BFのコンクエが近い)。
領域の確保には、「オベリスク(オベ)」という建物を建てる必要があります。オベリスクを建てると、オベリスクを中心に円形の範囲が自軍領域となります。自軍領域となった領域はマップ上で明るく示され、敵の位置や味方の位置などもわかるようになります。オベリスクを建てて自軍領域を確保することが基本戦術になりますね。ただし、最前線までオベリスクを伸ばすことはちょっと難しくなるのです。理由としては「オベリスクを破壊される」と自軍のゲージに大ダメージが入るから。だからオベをむやみやたらに建てて壊されてしまうとかえって自軍にダメージになっちゃうんですね。だからそこも読みあいが必要になります。(エクリプスというちっちゃいオベみたいなのもありますがもう終わったゲームですし割愛します・・・)。
基本は「オベ」の折り合いになるゲームですね。敵のオベを折るために戦線をあげるし、自軍のオベを折られないように戦線を維持・下げないようにする。そこで戦線の維持に要求されるのが「プレイヤースキル」と「連携」なわけです。

そして、「クリスタル」というシステムがあります。戦場のいたるところには「巨大クリスタル」という構造物があり、そこの近くに座ることで一定時間ごとに「クリスタル」というその戦争時限定の資源を獲得することができます(一人当たり50個まで持て、掘れる量はレベルに依存しトレードはできる)。またクリスタルは敵をキルすると3個手に入ります(通称キルクリ)。逆にデッドすると3個失う(0個の時は失わない)。そういったシステムがあって。クリスタルは何の用途に使うの?という話になると・・・先述した「オベリスク」のような建築物を建てるコストとして使ったり、「召喚獣」の召喚に使うコストになります。非常に重要な資源なんですね。ただ、巨大クリスタルから1回の戦争時に掘ることができるクリスタルの総量は決まっているので、たくさんの人が掘りすぎるといわゆる「枯れる」事があります。そうなるとその巨大クリからはその戦争時はもうクリスタルを掘れなくなるわけですね。リスポーン地点(通称Keep またはキャッスル)の近くには大体巨大クリスタルがあり、通称キプクリというのですがそこのキプクリを枯らさないように1回の戦争でクリスタルをやりくりする・・・と言うのが理想であったりします(よく枯れるけど)。

巨大クリスタル(枯れると輝きがなくなる)

前線に50人全員で「歩兵」するわけじゃあなくって、こういった建築物の建築であったり、クリスタルを掘ったり(基本4秒に1個で確か11個か12個以降は6秒に1個だったような・・・)する事、召喚獣の召喚などのいわゆる「裏方」も重要になってきます。このゲームにはプレイヤーにレベルの概念があり、レベルごとにスキルポイントがもらえる為低レベルだとスキルポイントが足りなかったり、あとは武器防具が最大まで強化できていない(通称:耐性割れ)などのプレイヤーは基本前線にまず「参加する権利がない」ので裏方周りの仕事をするのが基本でした。(召喚獣とかは耐性一律になるので低レベルでも耐性割れでもプレイはできた)。

まあ大まかなシステムはこんな感じで、クリスタルという資源を使いつつ建築立てて召喚立てて戦線維持して領域とキルで自軍ゲージが削り切られる前に敵軍ゲージを削り切るのが目標、ってゲームですね!

〇職業について

まーーーーーーーーーあこれは賛否両論ある奴なんですよ。
職業・・・元々3職だったんですけど追加されたりとかしてまあそれが不評で・・・。「これ需要ある?」って職業とか武器もあって・・・述べるのが難しいんですけど、まあ全部紹介します。一応全部やったことあるので・・・。

★ウォリアー(ヲリ)系列:スーパーアーマースキル持ち。
片手ヲリ:片手武器と盾を装備するゴリゴリのタンク職です。自身の攻撃力を下げる代わりに防御力をあげる「ガードレインフォース(GRF)」でさらにカチカチになって前線を維持する要の存在になります。この職業の特徴としては「シールドバッシュ」というスキルがあり、敵にあてると3秒(初期は4秒)スタンします。これがめちゃくちゃ強い。基本的にバッシュされる=死を覚悟するくらいにはスタンはこのゲームにおいて恐怖のデバフで。スタン中はアイテムも使えないしこけて無敵状態にもなれないのでボコボコに殴られるわけなので片手が前線に多い、それだけで脅威になりうる存在ですね。ヲリ系列だと自分は一番この職が好きです。

両手ヲリ:後述する大剣ヲリよりは攻撃力が劣りますが、ドラゴンテイル(ドラテ)などのぴょんぴょん飛び回るスキルが特徴的。スタンした相手にぶちこむ「ヘビースマッシュ」などのスマッシュ系列のスキルは後述の大剣ヲリと共通して使えたりします。大剣ヲリに比べると実はあまり知られていないけど建築に与えるダメージがデカいのが特徴。大剣が実装されてからは結構生息数が減ったイメージですね。GRFの対になるアタックレインフォース(ARF)を使えるけどそれなら大剣装備した方がよくな~い?って感じの職です。

大剣ヲリ:両手武器が攻撃力125(128だったかも)なのに対し、大剣は135です。ただし装備すると防御力がー12される。いわゆる攻撃全振りマンですね。ただ防御力が低い。大剣を円状に振り回す「ソードランページ」が代表的なスキルで高火力のため適当ぶんぶんでもダメが出る、みたいな・・・。スマッシュ系列も対人ダメージがとんでもないので、基本的には両手より大剣の方が持ってる人が多かったですね。エクステンブレイドっていう汎用性の塊のような大剣専用スキルもあり、割とダメコンできる人は大剣で凄い与ダメスコア出してた記憶があります。力こそパワーを地でいく職業ですね。もちろんARFも発動できさらに火力もりもりにできます。ARF発動すると後述する死にやすい短スカと同じくらいの防御力になっちゃったような記憶がありますけど・・・ヘビスマ2発で敵スカウト沈められるのは気持ちよかったな。

ハイブリッドヲリ(通称鰤、鰤ヲリ):職業はウォリアーで同じなので、基本的に武器は両手武器、片手武器、大剣全部持つことができます。このゲームは持ち替えステップという技術で持ち替えとステップを同時に行うことができるいわゆるグリッチに近い挙動があって(プレイに幅が出るのであえて修正されなかった)、一人で二種類の武器を持つことはまああったんですよ。んで鰤ヲリは一人でバッシュして大剣とかに持ち替えてヘビスマぶち込む一人でできる万能職って感じ。サ終直前位まで鰤ヲリ強すぎて確か鰤ヲリだけハイブリッド型に弱体化が入るくらいには万能だった。上述した3つのヲリのいいとこどりですね。只その分専用スキルはスキルポイントの都合上取り切れないところもあるので、器用貧乏さはあるかも。でもバッシュ+ランぺ+ヘビスマが取れるのはやっぱり純粋に強い。鰤ヲリもよくやりましたね。

★スカウト系列(通称:スカ):嫌がらせ担当。デバフマン。
短剣スカウト(通称短スカ 短カス):ロマンの塊。自分のメイン職業でした。射程短い、防御低いとデメリットはとても多いですが、敵の武器を弾き飛ばし無力化する「アームブレイク」、敵の防御力を問答無用で-100する「ガードブレイク」、敵のPW(MPみたいなもの)を奪う「パワーブレイク」(←皿の詠唱も強制解除する)、敵の視界を奪う「ヴォイドダークネス」、敵を鈍足にする「レッグブレイク」など、敵にデバフかけたり、嫌がらせをする職業です。このゲームは敵にデバフを与えるとスコアにボーナスがつくので、すごい楽しいのです。
でもどうやって近づくのさ?って話なんですが・・・スカウト系列は「ハイド」といって「肉眼的に」敵から目視されなくなるスキルがあります(ターゲットマークは出るし、足音とかは聞こえてしまう)。そこで敵の前線の奥深くに侵入しそこでブレイクをばらまいて自軍に戻ってくる通称「潜入短」を基本に行います。ただしターゲットマークなどが見える都合上、敵から「ハイドサーチ」され潜入中にバレれば袋叩き即デッド。何ならブレイクばらまいてるときに後ろからバッシュ貰って即デッド等、デッドが常に隣り合わせにある職業です。ヒリヒリしてそこも気持ちが良いんですよね。あとはバッシュされた敵に「ガードブレイク」して敵への与ダメをあげる行為を中心に行ういわゆる「待ち短」もプレイスタイルとしてありました。まあこれはペアにいい片手がいることが前提ですけど・・・。ただまあ総じて難易度がガチ高いうえ、ヘイトをものすごく買うので運営の中の人から短剣メタとして・・・笛ができたのではないか?と私は見るほど・・・まあガチ強いプレイヤーは強い!って感じの職業ですね。パニなんてゴミスキルいらないんでその分のSPをブレイズショット1とって弓も持つってのが定番スキル構成だったなーって思います。唯一自分が白字名将安定してた職業でした。

弓スカウト(通称弓スカ):最大射程を持つ低威力の嫌がらせ担当です。只うまい弓は本当にうまい。低火力なんですが長距離射程を生かし、「アローレイン」っていう広範囲に弓の雨を降らせるスキルにより敵のソーサラーの魔法発動を阻害することを中心に、デバフ矢を撃ってあてたり、長距離超射程スキルで敵の瀕死のキャラに止めを刺したり味方救済目的のピアシュなど、うまい弓スカが前線にいると敵の非スーパーアーマー持ちをイラつかせることができるくらいには重要なポジションでもありました。

銃スカウト:必要? 存在意義不明です。実装初期は・・・オイルショットとか・・・アシッドショット・・・などのデバフ銃弾がありましたが、度重なる不評に次ぐ不評によってスキル構成が一新され最終的には何のためにいるのか分からない低威力短射程の職業になりました。カス。

★ソーサラー系列(通称皿):杖と魔道具が装備できます。大魔法1種(レベルキャップ解放後は2個とれる?)+中級魔法を取る。火、氷、雷の3種のうちどれか一つ大魔法を取り、その他の2種は中級の必要なスキルを取る・・・みたいなスキル振りが中心で、結構人によってスキル振りはばらける印象が強いです。実際殆ど私はやったことないので分からない・・・。防御力は全職で最低です。中級魔法以上は「詠唱」というスキルによって詠唱状態(2分持続する)にならないと発動できなかったりするので総じて難しい印象。敵の短剣スカウトのパワブレで即詠唱解除になりますしね。あとネカマが多かった。

火ソーサラー(火皿):「ヘルファイア」という超火力超火力Dotダメージ超短射程のスキルを中心にあてに行く職業です。非スーパーアーマーかつ紙耐久なのでまあ難しい。ロマン砲ですね。当たれば脳汁ドバドバ、対ウォリアーに三すくみの関係上ダメージUPなので余計高火力で当たれば気持ちいい職業でした。ヲリからすれば最も怖いソーサラーって感じ。

氷ソーサラー(氷皿):多分最も需要が高い皿。中距離にピンポイントで敵を凍らせるスキル「アイスジャベリン(ジャベ)」や単純に鈍足を与える「アイスボルト(ボルト)」や大魔法で前方の指定範囲にいる敵を凍らせる「ブリザードカレス(カレス)」を中心に敵の足止めをする職業です。凍らせることにより「バッシュ」をあてに行きやすくなるため、いわゆる「攻め」の起点を作るのが役割ですね。そういう意味合いでマジで皿の中では最も需要が高い。あとは「フリージングウェイブ(ウェイブ)」という自分の周囲に氷の嵐を発生させ周囲の敵を吹き飛ばす自衛中級スキルも持っているので生存力もKeepできるのがイイ。運営が初めにやってね♡って一番おすすめしていた職業でもあります(正直最初は近接が良いと思ってたんですが・・・)。

雷ソーサラー(雷皿 らいさら):高さの概念を無視できる雷をうちます。高低差を無視できるので崖上からぼんぼん雷落としてダメージ与えます。とくに鈍足とかDotは与えません。スコア出しやすいけどその分味方に貢献は・・・しないので・・・いる意味が・・・ない職業です。中級魔法は優秀で敵を吹き飛ばすサンダーボルト(サンボル)などはどの皿も取るくらいには優秀スキル。でも雷専門は嫌われ者ですね。味方からも敵からも嫌われる。

魔道具ソーサラー:なんか隕石落としたり、重力の磁場を発生させて範囲内の敵を鈍足にしたり、なんかDotダメージを与えるバリアを張ったりレーザーうったりします。存在価値はないです。

★フェンサー(通称笛)運営が短剣憎しの気持ちと当時のオリンピックでフェンシングが流行っていたという理由からだけで安易に作られた職業
建築物を壊すのが重要なファクターになるこのゲームで建築物にダメージが入らないとかいう超謎仕様で実装されたこのゲームの「悪性腫瘍」(勿論数年以上たって修正されましたが・・・)。スーパーアーマーは持ってないんですが魔法を無効化するスキルや敵の物理技をカウンターして反撃する技など、反射神経があればすべての職業を完封できる能力を持っていました。あとは他のスキルが全て短剣のブレイクの射程外から打てるので一方的に短剣をボコれる強い職業です。強制ノックバックハメスキルとかもあったりしてヲリに対しても強い他、縮地のような距離詰めスキルも強く、実装時はなんと敵のハイドを見透かすスキルも持っていました。カス職業その2。スキルも調整されまくりで時代によってマジでスキル内容が違う職業です。

★セスタス(通称セス):笛が対人特化ならセスは建築特化となったキャラ。スーパーアーマースキル持ち。拳を地面にたたきつけて敵を移動不可にさせたり、敵のHPを吸収するスキルや敵のデバフを解除して追加ダメージを与えるスキルなどちょっと癖の強いスキルを持った職業です。火力・・・職とも言えず・・・かといって支援職かと言われるとそれも違って・・・実装時は建築物の耐久を回復させるスキルなどもありましたが、それは確か削除されてなくなったような・・・。スキルの変更が著しくその時代時代で評価が変わったイメージですね。(ヲリでよくない?)

〇民度について

一言でいえば「「「「「最悪」」」」」というのが正しいでしょう。
これ当時から思っていたんですけど、よく民度が悪いゲームに「ガンダム」が挙げられるじゃないですか。ゲーセンのガンダムは動物園だって。
実際その、ゲーセンでそういう現場を自分は見たことが無いので、どれほどひどいのかは分からないんですが・・・。FEZは「家のPC」という環境でやるゲームなので、家でいくら叫ぼうが台パンしようが発狂しようがまあ基本他者からは見られないですよね。だからわざわざ「観測されなかった」からこそ見つからなかったんじゃないかな・・・と思います。
今の時代で大分普通にタブーになってる「死体撃ち」や「屈伸あおり」だったり、eスポーツで普通にガチやっちゃいけない「ゴースティング」とか「スナイプ」は日常茶飯事、「粘着」もまあ当たり前の日常でしたよね。
敵を倒して煽り、敵に倒され煽られ、味方をののしりののしりあい。味方チャットは常に全荒れ、個チャ爆撃、全体チャット(赤茶)で「wwwwwwwwwwww」と大煽りなどまあ・・・煽りとかそういうのはもうほんとに一級品というか・・・正直このゲームやってたから自分は今現在死体うちとか全然きにならんところもあるんじゃないかな・・・ってくらい民度はカスでした。さらしスレ常時大稼働・・・もありましたし。
50VS50の戦争において10人くらいでPT組んで部隊で乗り込む、そして敵の陣地の裏奥まで侵入してそこで10人くらいで対処に来る敵をしゃぶりつくしてスコアを稼ぐ、なんてプレイもありましたし。煽りあおられグリッチ(※半歩)は日常茶飯事でしたね。
正直ガチでやばいと思ってたのは、このゲームは基本的に「マッチング」ではなく特定の大陸のマップを指定して、そこに「宣戦布告」することで開戦します。つまり配信者(当時はニコ生がメイン)がどこのマップに宣戦布告したかどうかって「分かっちゃう」んですよ。だからスナイプ専門の部隊とかがいたりして、ニコ生の配信を見てスナイプしたり、配信見ながらゴースティングしたり・・・はマジで「日常茶飯事」でした。かの悪名高いサオ〇〇スコラボの時も・・・スナイプ、ゴースティングだらけでしたし(マジでGネツがメインだったのでその現場の戦場にいたりしたため地獄を味わった)。運営側も「はよ寝ろやカス」とか出しちゃう始末・・・(社長?)だし。総じて地獄の民度のゲームではありました。でも人気だった。美味しいとんかつ屋さんみたいなもんですね(分かる人にはわかる比喩)。もう今や絶滅危惧種だと思うんですけど「らん豚」もFEZから生まれていますし・・・。
FEZが終焉に近づくにつれFEZ民がLoLであったりガンオン、その他いろんなゲームに流れていき・・・らん豚も同様にいろんな界隈に流れ流出し派生、増えていきます。そうやっていろいろ民度最悪のゲームが伝播していったわけだと思っていて・・・この現在の現代における「民度クソ悪」ゲームのルーツたどると・・・「FEZ」に辿り着くんじゃないかなあ・・・って思うくらいには・・・人気ゲーであり・・・クソゲーでもあった証なのです。

〇印象深かった思い出たち

またいずれ書こうと思うんですが、自分は動かせるキャラクターが20-30体くらいいまして、いろんな鯖、いろんな国に所属させてました。まあメインはGimelサーバー(通称G鯖)のネツァワルに定住してまして。いろんなギルド(FEZでは部隊という)に入隊してました。いろーんな人たちと交流してたんですけど・・・まあ、今でも付き合いがあるネトゲからの友人は割といて。医大受かった時に吉祥寺で焼肉奢ってくれた先輩とか、イッパイいました。
基本メインで活動してた部隊は男オンリーで構成された部隊で(女性お断りの部隊だった、女性が入ると部隊は壊れる法則があるので・・・これはまた書きます)。やっぱりそこのつながりはまだありますね。ホント当時の10代前半の自分から当時部隊長だった大学生のイケメン先輩と・・・30代、40代のおっちゃんまでいる濃い部隊でした。ニート・・・ヒモ・・・学生・・・メガバン・・・医者・・・すごい多種多様な部隊でした。だからこそ毎日深夜まで「大笑いしながら」プレイできたなあって。リア友も何人もその部隊に入っていたので、そういったネトゲつながりで今も連絡取りあうくらい仲良くなったりして。リア友以外も知り合いが出来たりして。いい思い出です。FEZなくしてはできなかったので、感謝してます。
そして・・・ネツにいたとき・・・、同じような男だけガチ下ネタ部隊があったんですね。そこにも入隊させてもらったんですけど、そこで「俺達メインはGネツじゃなくてGゲブだしお前もそっちにキャラ作らん?」って誘ってもらえて。行ったんですよ、Gゲブに。そのころ仲良くなって、「お前いくつなん?」て聞かれて「10代前半(〇〇歳)」と言ったら、その部隊の中央値の年齢が「40後半の」おっちゃんの部隊だったんですよ。みんないろいろ訳アリな理由でみーんな独身で(俺以外はリアルでも面識があったような様子だった)。そして俺はその中だと言ってしまえば俺は「ガキ」というより「息子」ポジションみたいになって、そこからいろいろ教えてもらいました。同じ同性なのに「小遣いないやろw」つって課金防具とか買ってくれたりして・・・。今基本的にネトゲでやるロールは「タンク」がクッソ多いんですけど(タンクが好き)、その原因を作ったのはその部隊の人たちだよな~って思いながら・・・受験勉強で「FEZ」から離れて、何なら「浪人」もしたのでその数年間はFEZに全く触らない日々があったので、大学生になった後ふっとそのゲブのキャラでログインしたとき、部隊は解散されてて。そしてメールが1通届いていて。
「部隊解散になったけど、〇〇って部隊に俺ら移ったから連絡くれよな 受験は終わったか?」ってメールが来てて。嬉しくなってその部隊を探したら、その部隊もすでに解散済みで、行方が分からなくなってしまっていて。今だと・・・50代?60代にもしかしたら届いてるか?といったおっちゃん部隊・・・「良い医者になれよ」って言ってくれたおっちゃんたち・・・また会いたいッス・・・また会って、俺も酒飲めるようになったから・・・酒を飲みたい・・・でも・・・もう会えないんだろうな・・・連絡先も、SkypeからDiscordに自分が受験勉強中に主流ボイチャアプリが移ったことで連絡取れなくなって・・・。今俺ができることは・・・この日本のどこかで元気にやっていてほしいなと思う気持ち・・・しか持てないこと・・・。願わくばまた、バカ騒ぎをあの頃のようにしたいなあって思いながら。
青春をささげ、バカみたいに泣き叫び笑い泣きし脳汁垂れ流したゲーム。部活から帰って来て飯食って風呂入って午前2時までネトゲ。朝起きて学校行ってまた部活終わって帰って来てネトゲの繰り返しのあの青春・・・。どれくらい時間をささげたのだろう・・・おかげで10歳でブラインドタッチできるようになったし・・・FEZには感謝してもしきれなくて・・・。多くの出会いもあったし・・・唯一無二のゲーム過ぎて・・・同じような、FEZのようなゲームがないか・・・どこかに無いか・・・FEZ2とか後継作品が出てこないか・・・日々探し回る日々を送っているのです。

ああ、またみんなと遊びたいね。願わくば・・・似たようなゲームが出ますように。そうすればきっと、みんな思うところは同じだから「再会」もあるだろうになーって・・・思います。

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