スクリーンショット_2019-02-20_10

東京アイドル劇場ができるまで 前編

自分のためにも、アイドル劇場ができるまでのことを記録に残しておく。

東京アイドル劇場ができるまで 後編

着想A

一番ハッキリ覚えてるキッカケとしては。2011年か2012年くらい、あるアイドルのワンマンライブが1部2部制で開催。1部の終演後はロビーで物販やってたんだけど、その間のホールは無駄になってた。お客さんが誰もいないホールを見たときに「勿体無い。誰かに貸すとか、何か活用すればいいのに」と強く感じた記憶がある。ホールを使ってない時間もレンタル料は発生するわけだ。

じゃあ、ワンマンライブで発生する、余った時間を安く貸して、別のグループがミニワンマンライブをやればいいのではと考えた。安く使えるなら新人でも大きなホールでミニワンマンができる。貸す側も、余ってた時間がお金になってワンマンライブ開催時の負担が減る。win-winの関係になる。

そこから、今の仕組みまで発展した経緯はあんまりこの辺は記憶に残ってない。

着想B

当時のアイドル業界としては、石丸電気がなくなって、たしかカルチャーズ劇場さんもできる前。スパガを始めとするアイスト系、アプガ、ベビレ、ぱすぽ☆などなど、都内のインスト会場じゃ入り切らないくらい人気になってたから、気軽に見られるライブがあんまりなかった。

新人グループとかだとソフマップやタワレコのインストアで、単独イベントは気軽に見られてたのに。人気があるグループになるほど、ライブを見る機会が減っていった気がしてた。

それと社会的にはシェア文化が浸透してきてたので、ライブハウスをアイドル同士でシェアして、適度な時間だけ使えられるようにすれば、人気グループも定期ライブやってくれるんじゃないかなと。

A+B

実際のところ、AとBはどっちが先だったのか覚えてないけど、そのへんからアイドル劇場に結びついていったのは間違いない。

ちょうどいいタイミングで、広告代理店の友達がアイドルビジネス立ち上げるっていうので。アイドル劇場っていうのやろうよって提案した。その会社の人たちともミーティングも何度かして、いいじゃんってなって社内で提案してもらったんだけど。結局ボツになった。

そのとき考えてたのは渋谷WWWかマウントレーニアホールあたりで300人規模のグループ。けっこうリスクもかかるし、人気グループを誘うとなるとノトフ個人では無理だと思ったから。それから数年間、何もしないまま。アイドル劇場の構想は眠らせることとなる。

当時作った資料。ダセえ。色が謎。

物販時間はどうしようと思ってたんだろ。チケットは1時間ライブで1000円の予定だった。

渋谷でやるから「渋谷アイドル劇場」だった。


考えてることは、今と同じ。

東京アイドル劇場ができるまで 後編 を読む