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答え合わせはずっと先に

やってきたその日

10月3日(月)AM 5:00 
スマホのアラームが鳴り目が覚める。
アラームの曲はSuperflyの「万華鏡と蝶」。
つい先日Netflixでこれがテーマ曲になっている
ドラマ「闇金ウシジマ君」をジムで有酸素運動中に見たり寝落ちしながらなど劇場版含め全話制覇した。現在は外伝「闇金サイハラさん」の配信を毎週の楽しみにしているのだ。

身体を起こすが普段から睡眠時間もそんなに多くはなく、昨日まで2連戦だったこともあり身体が重たい。
今日1日の予定というかやるべきことを終わらせて帰って寝るまでのほんの僅か数時間
"自分の時間"という時を過ごせたら充分だ。

起床してまずはスマホをチェックする。プライベートは仕事関係を除いてあまり人と関わらないというか友達と遊んだりなんてこともほぼないから友達などと連絡を取ってるなんてこともめったにない。
仕事柄使っているTwitterやinstaglamやFacebookの通知、後は仕事関係の連絡が
毎晩毎朝スマホに通知されてる程度。
寂しいやつであり寂しい男と言われても言い訳が無いのはこの通り。
SNS社会とは言えどプロレスで生きているのだと間接的に少し感じたりもする。
(どうだお前ら羨ましいだろ!....何が?)

29年前のこの日10月3日は自分が誕生した日。誕生日、ハッピーバースデーってやつ。

夜はお誕生日会❗️
食べて飲んで祝ってもらって
電気が消灯したと同時に登場した
サプライズバースデーケーキのローソクの火を
一瞬で吹き消し友人知り合い恋人から拍手をされ
"おめでとう❗️"と祝ってもらい、ケーキや沢山のプレゼントをインスタに投稿して幸せの1日を
見せる...................

何てことはない。

いつも通り試合2連戦翌日とはいえ朝からジム。
業者とのグッズ制作を任せられている為、
午前中からPCとスマホを交互に睨めっこしながら使用する写真やデザイン案を選び業者へデータ等を送る。が、まさかのPCが途中起動しなくなるアクシデント発生。
倍かかる時間を費やし何とかスマホ1つで終わらせることができた頃にはもうとっくに夕日が沈んでいた。
そして夜もいつも通り人が少ない時間帯の夜中
のジムへ。気づけばジムの中で日付は4日になっていた。

20代の生き方

いつからだろうか?誕生日を迎えることが重たく悲壮感を覚えそしてタイムリミットのようなものを突きつけられた気がしてならなくなったのは。

人生は20代で決まるという本があった。
仕事、出会い、結婚、人生設計が20代の10年間がカギになるという。

はっきり言ってそんなことはフルシカトで生きてきた。そんな余裕や幸せを掴もうなんて考えたことがない。とにかくその時その瞬間を生きてその積み重ねが結果になるしかないと思ってきたから。純粋に夢というのもあったし。

普通の20代のような生き方はしてこなかった。
それはあえてそうしてきた。周りと同じようにしてしまうときっと自分が自分じゃなくなると確信があった。
そうやってきて結果今に至る。

少し救われたメッセージ

時刻が変わり3日を迎えた。それでもいつもと変わらない日になる。でもやることは変わらずコツコツやろうと少し気を入れた時だった。それからほんの数分後スマホの画面にLINE受信の画面が浮かんだ。
まさかの誕生日メッセージ。
こんな自分にも日付が変わってすぐに連絡をくれる人がいた。

朝を迎えそれからありがたいことにお祝いメッセージをTwitterやInstagramの投稿で沢山いただいた。
いつもと変わらない日であり悲壮感や重たさを感じたこの日、変わらずともブレずに過ごせたのはSNSの投稿とそして最初にきたこのメッセージのおかげだった。
1週間以上も経ってしまったけれど本当にありがとうとここでも伝えたい。

最後に

29歳レスラー6年目。
自分が想像していた自分になれているのかというと全くなれていないと思いながらも周囲からの言葉や見え方は自分が近づきたい者に形が作られてきているような状態になってきている。
それでも毎日が順風満帆ではない。
夜になれば酷く気持ちが重たくなることもあり
孤独感を強く感じ、何故か涙が出そうになるけど
そう思えることは生きているから。
今日まで良き20代を送れてこれたとは思っていない。でもそれは自分で選んできた道であって、
あえて険しい道を選んできたのもある。
もっと器用にもっと気楽に考えればこんな思いもしなくて済むのかもしれない。でもそうしてしまうと自分が自分じゃなくなってしまうような気がしてならない。だから自分はやっぱり不器用だ。
不器用なことはプロレスラーになってからしっかり受け止めることができた。
不器用なら不器用なりに生きてやろうと今は思える。

誕生日、また1つ年を重ねたそれだけの日だ。

まだまだ自分は道のりの途中なんだ。

自分という形を創りあげ、そして人に姿、言葉、
文字、プロレス、生き方で何かをこれからも伝えていきたい。

約4ヶ月ぶりのnoteは自分の誕生日というテーマで長文になってしまったけれど、
最後までこの文を読んでいただいたことに感謝します。
サイン会でnoteのフォロワー以上に「note読んでます!」と言っていただけることが多いのが嬉しい。
またこれからも定期的に更新していくので読んでいただけたら幸いです。

そして最後に太嘉文の生き様をこれからも自分のこの目と一緒に見ていただけたら。

答え合わせはずっと先。だからその時その瞬間を
やるしかない。やるしかないからやるしかない。
今ここ自分。

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