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御徒町の羊香味坊

 まず、ご紹介するは、僕の大好きなお店から。みんな大好き「味坊」です。中国東北地方の中華料理の名店であり、羊肉とスパイス好きにはたまらないお店です。神田が本店ですが、現在は御徒町や三軒茶屋などにグループのお店があるなど、未知なる中華料理の世界を披露してくれています。

 神田本店は一番「雰囲気」があります。飛び交う中国語、ちょっと雑な雰囲気(ごめんなさい!)、冬だと寒いところ(まさに東北地方)。ただ大皿なんですね、出してくれる料理が。僕は少数精鋭でご飯に食べにいくことが多いので、ちと一皿の量が多い。ワイワイガヤガヤやったら絶対楽しいんです、が、僕のまわりにそんな羊肉やパクチー好きな友達が少ないのです。結果、よく行くお店は、小皿料理が得意な御徒町の姉妹店「羊香味坊」となる訳です。

 「羊香味坊」はかなり何度も行っているお店です。2019年だけでも10回は行ったのでは?と思います。お店の人にも顔を覚えてもらったりして、ちとヤラシイですね。最初に訪れたきっかけは、数年前、雑誌「GINZA」(かな?)に載っていたこと。その時は神田の本店も知りませんでしたが、羊肉もパクチーも好きな僕は、非常に興味を持ちました。女子来店を意識してか、お店の内装が本店よりちょっとお洒落であり、小皿での料理の振る舞いがお酒とも相性よしなのです。あと、僕が座る席はほぼカウンターです、とても楽しい。厨房がよく見えて、職人のワザを間近に見れるし、「今、僕がこれから食べるもの作ってる!」的感覚、いやがおうにも盛り上がるではないですか!

 まず飲み物は生ビール、と行きたいです、最初は。2杯目以降はずっと「黒ウーロンハイ」です。料理まずは軽めに、「押し豆腐の冷菜」「ラム肉入り焼き餃子」「ラムショルダー串焼き( 塩)」あたりから攻めたいものです。付け合わせに薬味単品を数種類頼むのが最近のお気に入りです。特に「発酵唐辛子の醬」は大好きで、焼き餃子や水餃子に合わせると、とても風味がよろしい。2ndウェーブは少しスパイス多めなものを頼みたいですね!「ラムスペアリブ」はドッサリとクミンやスパイスが載っており、このお店の真骨頂ではないでしょうか。ああ羊とスパイスのマリアージュ、ボク幸せ。あわせて「青菜炒め」も羊肉の良き脇役として注文しましょう、野菜が足りてないので。さらにさらに、本当は「よだれラム」や「焼売」なども頼みたいのですが、熟考。最後にやっぱり「羊香炒飯」が食べたいので、お腹を開けておきたいのです。が、ウーロンハイも早や5杯目、酔いもまわりすっかりいい気分。御徒町という場所柄、やっぱりお店ハシゴしたくなってしまう。「炒飯食べたいけど、どうしよう」と悩みつつも、いいや、たのんじゃえ!と勢いに任せ、3rdウェーブは 炒飯決定!ああ、頼んでしまった、が、悔いなし。高熱に熱せられた鉄鍋でフライドされた米、卵。羊肉とパクチー入りのこの炒飯、すなおにおいしい、いやうまい!この炒飯、お酒のアテとしても最高なんです。ああ、これで完結!感が半端ありません。ごちそうさまでした!!

 お腹もいっぱいだし、湯島方面にでも散歩がてら繰り出そう。中華の熱っぽさにすっかり盛り上がってしまったので、静かなお店でちょっとだけ飲みたいな。

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