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社長通信vol.36_「100年」について考えてみた

2020年、あけましておめでとうございます。

これまで社内掲示板用にワードで作って貼り出していた社長通信(気づけば3年間も続いてました!)ですが、新しい時代に合わせてWeb配信することにしました。それに伴い、社外の方も見られる設定になりましたので、三星グループの社員に向けつつも、社外の方にも見ていただけるようなレベルにしていければと思います。

さて、2020年の筆おろしですが、年末から年始に掛けて「100年」というキーワードが気になりました。

▼一つは、相鉄都心直通記念ムービー「100 YEARS TRAIN」。

創業100年以上の歴史がある相鉄線が大正、昭和、平成と時代に合わせて移り変わっていく様子、そして令和時代に入って都心に直通することで、人々の環境が変化していく様子が描かれています。もともとアップルミュージックのオススメで出てきて「素敵な曲だな」と思って調べてみたらこの動画に行き着いたのですが、電車が変わることで人の運命が変わっていくのを見てじんわり来ました。相鉄線は一度も乗ったことないけど。

https://www.sotetsu.co.jp/news/fan/100-years-train/

▼もう一つは「ミナ ペルホネン/皆川明 つづく」展。

「せめて100年つづく」をコンセプトにし、ファッションやインテリア、食器など生活全般に広がっているブランド「ミナ ペルホネン」。大きな声では言えませんが、三星毛糸の生地もお使い頂いています。インタビューでデザイナーの皆川明さんは「この25年が終わって、1日が100年とすればまだ朝6時であり、目が覚めたばかりなので、これからますますものづくりの発見をしていきたいと思います」と語ったそうです。移り変わりの早いファッションの世界だからこそ、この時間の捉え方がユニークで、多くのファンを虜にしているんでしょうね。

さて、ところで、2017年に設定した三星グループの目標とすること(ミッション)は「100年すてきカンパニー」です。

私たちは、100年以上にわたり先人が築き上げてきた信頼を土台とし、真摯なもの作りはもちろん、自分たちの作ったものが人々の生活をどのように豊かにするかを常に考え、これからも100年を超えて持続可能な「人と素材の素敵な関係」を創っていくことを目指します。そして、その大きな過程を通して、自分たちだけでなくお客様・取り組み先・地域・社会・環境、そして自分たちの家族に貢献していくことを目標とします。

この言葉自体は知っている社員も多いと思いますが、100年前や100年後について考えたことがある人は少ないかもしれません。今回、1920年や2120年ってどんなものか、ちょっと調べてみたら…

▼100年前ってこんな時代
・第一次世界大戦が終わり、ベルサイユ条約が結ばれた(1919)→ドイツに対して厳しすぎる内容で、第二次世界大戦の遠因に…
・関東大震災で190万人が被災、10万人以上が死亡あるいは行方不明という大きな被害(1923)→電車が機能不全となった為にモータリゼーションが加速したり、避難の教訓からラジオが普及したりと、新しい技術が広がる契機となった。
・ファッションの世界ではシャネルがリトル・ブラック・ドレスを発表(1926)→パンツスタイルやジャージー素材を提案し、コルセットに縛られた古い「女性像」を打ち破った。
▼100年後ってどんな時代?
・世界人口は110億人に増加する一方で、日本は2008年ピーク1.28億人のほぼ半分、5,000万人くらいまで減少(2100)→世界的には食糧危機も。日本は超高齢化社会へ…
・地球の平均気温は最も温暖化が進んだ場合、2.6~4.8度上昇し、海面も1.1m上昇(2100)→海上都市建設がリアルに。農業生産地も北上。
・SFではドラえもんが誕生(2112)やエイリアンのように宇宙進出(2124)→衣服に求められる要素がファッション性から変わる?バーチャルに?

こうやって見てみると、当たり前ですが、100年というとけっこう大きな変化があります。一方で「現代に重なる部分も多いな」とも感じました。皆さんはどうでしょうか???

いろんな解釈があると思いますが、私たちの今日一日の行動が、過去から未来へ繋がる一本の道の上だということは間違いありません。今年の三星グループのテーマは「JUST DO IT! & YES WE CAN!」です。まずは見えている課題をひとりひとりがやりきって行きましょう。今年もよろしくお願いします!!

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