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[基礎][LotusScript]アクセス制御リスト (ACL)を使ってみよう。

はじめに

ノーツの各々のデータベース(アプリケーション)は、アクセス制御リスト(ACL)を持っています。このリストを使って、特定のユーザーや特定のサーバーがデータベースにアクセスできるか出来ないかを決めています。本記事ではまずACLについて説明し、2つほどプログラムを作ってACLで出来ることを確認します。

アクセス制御リスト (ACL)とは何か

アクセス制御リスト(ACL)とは何でしょう。「リスト」というくらいなのでこれはリストなのです。

喩えるなら、ネットで事前予約した音楽のミニライブ会場に行くと、受付のお兄さんが、手元の「予約者リスト」記載の氏名と、客が提示した身分証の氏名を突き合わせます。そしてこの客は中に入っていいかどうか判断するようなものです。この予約者リストがACLに対応します。

実際にACLを見てみましょう。まず特定のDBアイコンをクリックして選択状態にし、

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Notesのワークスペースから、[ファイル]-[アプリケーション]-[アクセス制御]を選びます。DBアイコンを選択状態にしないと、次の[アクセス制御]が選べなくなります。なぜなら、ACLは特定のDBごとに設定するものだからです。ちなみにDBアイコンを右クリックでも、同じ操作ができます。

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すると次の「アクセス制御リスト」ダイアログボックスが開きます。今回は全体の大まかな説明のみを行いますので、操作方法の詳細はヘルプを御覧下さい。

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このアクセス制御リスト画面から、ユーザーにアクセスレベルを割り当てます。例えば[追加]ボタンから、Dominoディレクトリーに登録されてある特定のユーザーを入力し、

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