"幻"に愛おしさを求めて/八月マボロシ号「幻日天使」
昨年7月4日に投稿された「エンジェル」以来1年ぶりとなる、八月マボロシ号さんによる新曲。
"幻"に触れる
3分18秒の大半を詞のないメロディーが占め、ゆっくりと時間をかけて私たちを"幻"へと誘う。
「醒めない夢の中」で囁きの反響に浸る。
夜が明けるかのように、また静けさの中に余韻を残しつつ"幻"が解ける。
これは私が「幻日天使」を聴いて初めに抱いた感覚である。
思えばこの「幻日天使」に表されているテーマの一つとして"幻"(=消えてなくなるもの)が挙げられるのだが、