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息を止めて書いた

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息を止めて書いた、勢いだけの文章。リズム以外何もない。
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#学校

「なぜ学校に行かなければならないか」と聞かれたとしたら、どう答えるか

”mond”の僕のアカウント宛に来た質問文より。 ◀九月の回答(原文ママ)▶ 九月と申します。くがつと読みます。なぜ学校に行かなければならないか、僕もあんまり分からないまま、学校に行ったり行かなかったりして大人になりました。学校それ自体に対する疑問はずっと自分の中にあって、大学では教員養成ではないタイプの教育学部を選択しました。教育について、ちゃんと考えてみたかったんです。 在学中はオルタナティブ教育、いわゆるフォーマルな学校教育とは異なるような教育の在り方、スタイルに

2001年の教室には体罰があった

2001年の教室には体罰があった。1992年に生まれた僕が、小学三年生になった時のことだ。新しく担任になった先生が、コンスタントに体罰をする先生だった。 当時、「体罰はよくないこと」という認識は十分に広がり始めていた。一方で、「でも体罰は必要だろう」というカウンター的な意見は、今よりずっと根強かった。だから、先生が体罰をしてもニュースになることはなかった。体罰くらいでつべこべ言う方がおかしい、という価値観も残っていた。恐らく、どこそこに「体罰をする先生」がいた最後の時代だ。

相田みつをに自我を食い破られたくない

相田みつをとは小学生のときにはじめて出会った。それから今日に至るまで、彼はずっと僕の敵だ。なんで敵かって言ったら、怖いからだ。相田みつをが怖い。怖すぎる。 なんで怖いかって言ったら、超強いからだ。相田みつをは強すぎる。世代を全く選ばない国民的スタンダード。名言の一つ一つに誰もがつい感心させられる。たぶん日本語を使う人は全員漏れなく、相田みつをの名言から自分の人生を考えたことがある。これ、とんでもないことだろ。 身の回りを見てみろ。寺に行ったことがない奴はいない。神社に行っ