記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。

【FF14】黄金のレガシー感想 ネタバレとネガネガしてるよ

ネタバレとネガしかないので楽しんだ人はこれからも黄金を楽しんでほしい!
皮肉ではなく純粋に羨ましい、私も14ちゃんでこんなお気持ち長文書きたくなかったしこれから先もレイドを楽しみたかった!

まず初めに私はFFシリーズは14しかやったことが無い。
他シリーズとの対比・曲・キャラなどは全く分からないし、その上別に構成やシナリオに関して明るいわけでもない。
ただ一消費者の感想としてぼんやり見てくれれば良い。

そもそもとして私この拡張あんまり楽しみにしてなかった。
今までの拡張パッチで5回は見てたジョブ動画も1回も見なかったし、トレーラーも1回見たっきり。
漆黒・暁月で燃え尽きてもうあれ以上のものは出ないだろうと思ってたし、単純に飽きたのもある。
拡張更新前ギリギリに最後のパッチのメインクエを終わらせてアーリー初日もパッチのDLを忘れていてパッチDLから開始、空いた時間にやった他ゲーが終わらないからログインもしないまま、深夜に結構嫌々ログインした。
でもまだその頃は始めたら止まらず出来るだろうって思ってた。
その頃は。

ストーリーについて

私の今回の率直な感想は「つまらなかった」だ。
物語として心が動かなかった場面がないわけではないが、全体を通して絶望感や心躍る展開があまりに少なかったと思うし、期待を裏切る展開も嬉しい意味での期待を裏切るでは無かった。
黄金卿の前についたと思ったらUターンだし、エレンヴィルくんの地元を見れると思ったらドームになっちゃうし…。
最後のボスも言ってることもやってることも、あぁ今回はそんな感じか止まり。全体的に既視感がある。

今までの拡張ではプレイしてて面白い、続きが気になる、寝たくないと思ったのに今回全然そんな事無かった。
やらなきゃの義務感から続きをやったし、全てが淡々と終わっていって会話の自動送りを初めて使った。
会話も流し読みだったしスキップすら使おうか悩んだ。
なんならゼンゼロしてたかった。
この先にある極・レイドだけを目指してクリアしたのはアーリー実装されてから約20日後のことである。

紅蓮の初めからプレイし、漆黒・暁月を駆け抜けてきた身としてはやはり自キャラが好きだし、愛着があり過ぎるくらいある。
ヒカセンの夏休みであり、主役は王位継承戦に挑むウクラマトであり、最終決着はヒカセンが行うことになるのだからいいじゃないかと言う意見もあるのも、わかる。
わかるけど、やっぱり主役はヒカセンが良い。
巻き込まれていくのは仕方ないにせよ、自由意志をもっと尊重させて欲しかった。

今までのストーリーで各地を救ってきて大層な肩書をもっているヒカセンを自由に動かすのは難しいのもわかる、それでも後ろで応援・苦笑い・雑用もろもろをこなして主体性の無い旅を拡張1本分やらされるのは余りに退屈過ぎた。
ヒカセンとしての冒険がしたいのであって御守をしたいわけではない。
だから荒野のクエストはあんまりレビュー良くないみたいだけど私は好き寄り。
だってヒカセンが主体だもん、これはもしかしてウクラマトが好きじゃないから、離れられて嬉しかった、からかもしれない。
でもヒカセンに対して盗賊が襲ってくる展開が久しぶり過ぎて嬉しかった。

今回声無し、声有りを問わなければほぼほぼムービーだったと思う。
だったらお使い無くせば?って思った箇所も多々ある。
レベル制限・ID制限・マップの制限など開発側の思惑もわかるが撤廃してでも、流れが不自然にならないようストーリーを重視すべきだと私は思った。
ていうかFF14開発、どんどん敵モブの使いまわし増えてないか?今まで拡張毎に色変えは見てたが今回丸っきり同じ色の敵モブを見たような…。

そして今回の絶望表現としてはゾラ―ジャ軍の襲撃があたると思うのだが、民の大量殺戮は、また?が正直な感想だった。
過去拡張でも罪食いの襲撃から終末の災厄で同じような描写あったし、人を絶望させたり感情を動かすにためにとりあえず知ってる人間を殺しておこうと言うのは短絡的過ぎないだろうか?
生命エーテルを奪うという目的があったとは後々語られるが、せめて絵として似たものは避けた方が良かったのではないかと思った。
ていうかソリューションナインの襲撃時、みんなど真ん中でめちゃくちゃ見通しの良いエーテライトに集まってて笑ってしまった。
あれで気づかない機械兵は馬鹿か?もっと物陰とか建物に隠れるんじゃダメだったのか?!

また、二度目のトライヨラ襲撃シーンも最終的に頼るのはラザハンしいてはヴリトラであったのもがっかりだった。
あのシーンでは事前に連絡があったのもありトライヨラが攻勢に押せていて、対空はどうすると物語中に言われた時に、それこそコーナの知恵を使った対空砲を作っている物だと思っていた。
そこで国の軍事の要を他国に頼るのはどうなのか?元から戦艦が浮いていることは分かってたのに、だ。
物語中で一介の鉄道会社がラハの知恵を使ったとは言え迎撃が出来る銃は作り上げられていて、総力を上げて防衛をしなきゃいけない国がまるっきり対策無しとはこれいかに。
紹介したアルフィノ、エスティニアンに信頼があり、ヴリトラもその気が無いとは言え、他国に「自国は高度からの対空戦を仕掛けられたら為す術がありません」と伝えるのは余りにもアホ過ぎないか?
攻め込まれるとは考えないのか?そこに出来そうな七大天竜居てますけど……。
知的キャラとして作られているキャラなら知的なところを見せて欲しかった。
最終的にヴリトラに頼るとしても、もっとやりようがあったように思う。
というか、そこで頼るのはオールドシャーレアンじゃないか?コーナが留学して縁があるのはオールドシャーレアンの方だろ??お前は何をやったんだ??
同じツテだとしてもそっちのが納得出来る気がする。立地的にもオールドシャーレアンからトライヨラに来たわけだし…。
結局ルヴェユール家の坊ちゃん嬢ちゃん頼みですけどね…。

マムークでのゼレージャも本当にすぐ陥落しすぎて驚いた。
もう既に自分でも無理だと分かっていたのではないかと感想をどこかで読んだが、因習村生まれでそれに縋って生きてる人間が、他所から来た人間の一言でああもすぐ変われるのは流石に理解が出来ない。
バクージャジャには「お前にはがっかりだ、追放だ、次の子を作る!」と息巻いていて、次には「子供たちにしてることを何とも思ってなかったわけではない」としおらしく言うのである。
それでいてバクージャジャへのフォローの描写も特にない。もしかしてギャグパートか?
バクージャジャに関しては最初こそウザいよりだったが事情を見せられて大人しくなってからは「無」になった。
君があの王の部隊に入ると言うならそれで良いんじゃないですかね…。

無人在来線爆弾を突撃されるときも突っ込みどころしかなくて引いちゃった。
何あの無防備な砲撃場…謎システムでくるくる回る…
あのクソダサムービー見せるよりはシューティングゲームみたいにミニゲームにした方がまだ良さそうだった
これはゲームだぞ!!!ゲームをさせろ!!!!
それでいて突然列車から飛び降りろ!いや危なくねぇ???相当な速度出てるんでしょ…?めちゃくちゃしすぎだろうが……。

ラストエリアについて

すまない、名前を覚えてない、この頃には早く終われとしか思ってなかったので……全体的に感動の押し売り感が強くてうんざり気味だった。シャットダウンラッシュはもう良いって~泣けるものも泣けないって~。
後さぁヒカセンはスクショ好きなんですよ、なんとかなりませんでしたか。
アーモロートですら背景は残ったのにここは真っ暗って言う。
シャットダウンして人が消えて真っ暗の廃墟となった町を前にして悲しさとかそもそも消すことへの正しさとかを感じて考えて欲しいんだと思うんだけど、これは違くない?
クリア後にフレと一緒にSSを撮ることどころか、ストーリーが終わらないから飛んで全体を俯瞰で見ることも出来ないまま消されて真っ黒になってしまう風景。
光ってくれないかな、なんとかして。
つよニューしろだって?メンドクサイ(
というかさ、ウルティマ・トゥーレの絶望の中でも何とかしてきたヒカセンがなんで最後のエリアはシャットダウンしかないって簡単に判断するの?
そこを何とかしてきたのが今までだったんちゃうんかい!
誰も何も言わないんだよ、だってスフェーンを倒さないと黄金が締められないからね。

ていうか大事な場面でもずーっとヒカセンかウクラマトがでしゃばっていくの辞めない?
カメラ係と主人公なんだろうけどさ、エレンヴィルとカフキワさんを2人きりにさせてあげたかったし、クルルさん両親もあんなアイスぱくぱくぱく~じゃなくてもっとなんか無かったのか?
ウクラマトとナミーカさんの最期は2人きりにするのに、何の差があるんだろうか……。
書いた人が違うのか、ラストエリアの流れを大事にしてたのかは知らんけど、あんなに人数いて誰か1人でも2人きりにさせてあげようって言わなかったのが謎
そのセリフがあった上で、カフキワさんが「2人きりなんて何話したらいいかわかんないよ!次行こ!」ってやんわり止めてエレンヴィルが何か言いたそうくらいの描写があればまた違ったかもなのに。

キャラについて

・ウクラマト

正直私個人としてはめちゃくちゃ苦手なタイプである。
お前が嫌いだ、漆黒はオスガルで終えた私はメスガルもめちゃくちゃ楽しみにしてたんだけどお前のせいで苦手になってる、助けてくれ。
人の裏表と言う部分を余りにも理解していない気がする。
知った、好きになったのプロセスが軽薄過ぎる
トライヨラでグルージャはゾラージャとの罪とは別物と言った時も、肉親が殺されてその仇として殺されても全然おかしく場面で言うのは配慮が無さすぎないか。
人の人たる悪意、闇をあまりにも理解しなさすぎている気がする。
急に要職につけ、家族になろうとかも意味不明、距離感バグってるぞお前。
後武器がデカい、しまえ

・コーナ

先ほどの襲撃シーンで書いたのがほぼ全て
妹大好きがしつこすぎてクドい

・ゾラージャ

偉大な父を持ったが余りに自分を失ってしまった人
たとえウクラマト、コーナを殺せてたとしても一生ゾラージャが満足することは無いんだろうと、討滅戦変化後の姿で悟らせられた。

・グルージャ

あの状態のゾラージャが何故子供を作るに至ったかの理由が不明過ぎて設定のために作られた感が怖い。
父であるゾラージャとの理解を諦め家族を諦めたウクラマトに家族と言われる人生って凄くグロい気がするんだがそれは良いのだろうか。

よくソリューションナインの人間たちも他国の王が
お前たちの王2人とも死んだ!ww次の王はグルージャ!wwでも実権は後継人としてトライヨラの王が継ぎますwwなんて言えるよな
侵略者のやり方だよ……。
というかソリューションナインの民も盛り上げるために闘技場とか言ってる場合じゃないと思うんだけど……。
革命起こさないとダメじゃないか…?

・スフェーン

あんなに守りたい家族だって言ってた国民を消しても
記憶が消されたからでスルーしておいて、最後に記憶を取り戻すなよ。
機械は機械、消されたものは消されたじゃ何故駄目だったのか。
感動させたい感が強くてこちらも怖い
服装がどっちの世界にも合ってないんだけど、見て!このオリキャラ!可愛いでしょ!がしたかったのか?

・暁

戦いたかったし、ラストエリアに行く前に適当に置いて行かれて悲しい。
正直フェイス要員にするならその現地のキャラでも良いと思うし、もう無理やり暁出さなくて良くないですか。

・ペルペル族

私さ~~キキルン族好きなんだよ
商才に溢れた種族って聞いてキキルン別種族きちゃ!って思ったわけ。
出会ってびっくり、に…人間…?正直種族の違いとしてあんまりわからんかった、帽子かぶった小さいミドランでは…。
キキルン族出してくれよ~可愛いじゃん

全体を通して

みんな口悪すぎてめちゃめちゃ気になった
初対面でも「お前」「貴様」いや礼儀はよ
そして突然の0距離の会話、内緒話も身の上話もすぐする。
ウクラマトもたとえ王族だろうが、というか王族だからこそその物言いは良くない
誰も敬語も敬称も教えてくれなかったのだろうか?
自国の歴史の1mmも教えてない教育だったようなのでまぁ誰も教えてなかったとしても不思議ではない。

あと新しい種族名とか必要だったか?
別地方だから別の呼び名がある、わかるよ、理解出来てる。
でもそれも生かせてない。なら必要無くない?
今までヴィエラで呼んでいたものが突然シャトナ族だっけ?と呼ばれてもピンと来ないよ…。

難易度について

ギミックが難しいとウザいは違う
安置が無いようにめちゃくちゃに打ちまくれば良いわけではない
殴れなければ殴れないだけ人はストレスが貯まる
これは漆黒、暁月でも思ってたことでもあるが、近接本人が工夫したとしても殴れないギミックはやめろ。シンプルに萎える。
本人の工夫次第で安置を見つけて殴り続ける事ができる、研究の余地があるのが私は楽しいだと思う。
確かに黄金まで来たプレイヤーは各種IDもクリアしているわけでPS面も鍛えられているだろうけど、やりすぎだと思った
まだ話題になっているエキルレはまだ言っていない、自分の中でどんな感想が出るか楽しみにしている。

総括

結局黄金のレガシーは物語を最初から最後まで作ったうえで、後から都合が良いようにキャラを当てはめた物語なんだろうなって書いてて気づけた。
だからどのキャラにも深みが全然無いし、今までこういう生活をしていたんだろうなって私達が考えられる余地があまりにも少ないし、魅力がないんだと思う。
新登場のキャラどころか既存の暁メンもヒカセンも物語を動かすための装置でしかないんだなって。
たとえばゾラージャのお供だったトカゲも多分させたかったことはアーティファクトの鍵を盗むってただ1点だったんだと思う。
まぁ居るから他にも思わせぶりなこと言わせとくか的ことだったんだろう、だから用が済んだら即退場。
ウクラマトが自国の事を最初1mmも知らないのもヒカセン達が知らないから一緒に学んでいくまでの道筋を作りたかったんだろう。
だから石碑の事も知ってて国が好きで父親が好きでも過去も知らないし、国民から好かれてるって言っといて文化も戦争の歴史すら知らないんだ。
物語からキャラを作るのも良いと思うよ、でもキャラはキャラであって物語の中で見えてるだけが全てではない、生まれてきた過去があり、成長していくにつれ備わっていく知識があって感情があって記憶がある、物語を経てその後の人生がある。
今回の黄金では本当に見えてるものが全てと言う見せられ方しかされなかったと思う。
それを全部書いてたらそれこそ容量が足りないし出来ないのはわかるけど。
見えない部分を納得させることが出来なきゃ愛されるキャラは出来ないし、良い作品は作れないと思う。
これから先まだ次のパッチ、拡張をプレイするかは分からないけど、今回は私には合わなかったしつまらなかったです。

最後に

思ったまま書いたら6500文字を超えていた、恐怖。
こんなにいっぱい書いたけど私まだまだFF14好きで居たかったよ~~~!!
次のパッチもレイドも楽しみにしたかったよ~~!!!
他のゲームに気持ちが向いても帰ってこれる場所が欲しかった。
まだ課金までは切ってないけど切ることも考えつつある。
漆黒・暁月とストーリーが良く黄金も売上げが良いだろ?この結果を持って開発陣が、これで良かったんだ!なんて馬鹿な勘違いをしないように声の一つとして書かせていただいた。
どんどんFF14としてゲームの規模が大きくなっていて、オフイベなんかもいろいろあって忙しいと言うのは間違いないだろうし、後輩を育てなきゃいけないと言うのも尤もだと思う。
でもそれをユーザーに押し付けちゃいけないというか……明らかにクオリティが落ちてるものを出さないで欲しかった!!!やっぱりFF14面白い!!って言わせてほしかった!!!以上終わります。

※また思ったこと言いたかったことを思い出せば書き足すかもしれない。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?