道具はシンプル。だから奥深い。

緊縛で使う縄。
7~8メートル。
二つ折りにして、縄頭と縄尻を作る。

道具の準備は、それだけ。
他は、縛り手の技量とイマジネーション。
使うものがシンプルだからこその奥深さ。

見てるだけでは、簡単そうに見えることも、
やってみると複雑怪奇。
ひとつひとつ習得していき、形を作っていく。

めちゃくちゃにやればいいわけでもない。
縛り手は、いろんなことに気を払い、受け手を縛っていく。
痛そうだったら、加減したり。
気持ちよさそうなら、強くいれたり。
相手を見て、縛っていく。

自分と受け手と縄。
それだけの空間を楽しみ、二度とない縛りを作り上げていく。
刹那の快楽を作り上げていく。
縛り手は、その刹那をリードするために、
技術の向上を求めて稽古していく。


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