“フード”と言えば犬のえさを思い出す

このnoteにも“フード”というタブがあり、
おそらく“飲食物”“食べ物飲み物”といった意味合いだと思われる。

今は亡きロシア語通訳者の米原万里さんのエッセイで、こんなのがあった。
(本人の逸話ではなかった)

会議の通訳を複数の通訳者でこなし、終わってから主催者がやってきた。
「“犬のえさ”と訳したのは誰かね?けしからん!」
「ではどのように訳せばよろしいでしょうか」
「フードと言いたまえフードと」

犬なんて所詮は“畜生”なのだから、“えさ”を“やる”という表現でいいと私は思っている。
しかし世間では“犬は家族”で“フード”を“あげる”という気持ちで生きているのだろうと思う。

今の日本、犬も子供も消費の対象、飼い主や親からいかにお金を引き出すか、
つまりはお客さま扱いなので、
犬にも子供にも敬語を使い、それが当たり前になっていくのだろう。

諸々のことがちょっと解せない。

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