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東京ヤクルトスワローズ 記事まとめ

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#ヤクルトスワローズ観戦エッセイ

7/6-7/7 戸田ヤクルトスワローズ弘前遠征感想

Xにてデン内さん(元「茶の間でデントナ」さん)が戸田ヤクルトスワローズの弘前遠征の感想をポストされていたので私も便乗してみる。 デン内さんの感想ポストは以下リンクを参照してください。 投手陣・高梨 7/6の試合で先発。5回93球、被安打6、無四球、5奪三振、2失点。 立ち上がり、ストレートの球速が140前後しかなかったが、ランナーが出て以降はコンスタントに140中盤を出していた。逆にいえばランナーが出るまで長いイニングを投げることを見越して省エネピッチをしていた? 相変わ

東京ヤクルトスワローズの西都キャンプ見学がてらの旅行が想像以上に楽しかった件

こんばんは。中藤練です。 初春の候、みなさまいかがお過ごしでしょうか。 最近の私は、この西都キャンプを見に行くために長めの有休を取得したのですが、その時に後回しにした仕事に追われる日々を送っております。 お仕事って難しい。 さて今回は、西都キャンプレポート番外編として、東京ヤクルトスワローズの二軍の選手たちの春キャンプ地及び秋に開催される宮崎フェニックスリーグの際の拠点である西都市を勝手に紹介していきます。 西都市の観光紹介については観光協会のほうでかなり素晴らしいコン

あの頃神宮球場にいたわたしへ

この前の日曜日、神宮球場のパノラマルーフ席に初めて座った。 ネット裏の、屋根がある席です。 長いこと、もう何十回も神宮球場に来ているのに、生まれて初めてネット裏に座った。 これがもうびっくりするほど良くて、ほとんど感動といっていいほどだった。 ネット裏から見る神宮球場の光景に、わたしの30年はなんだったんだ!!と愕然としたほど。 あなた、こんな顔をしていたの? 神宮球場よ。 中学生のとき、かれこれ30年ほど前にヤクルトスワローズの大ファンになった。 当時は野村ID野球の

【4/22阪神戦●】森岡コーチとてっぱちの、全力疾走

いつも思うのだけれど。 私は、森岡コーチがコーチャーズボックスまで、ベンチから全力疾走する姿を見るのが好きだ。 それが、6点差で迎えた9回の裏でも。 森岡コーチが三塁のコーチャーズボックスに入ったのと同時に、てっぱちは打席に立った。 私の好きな曲とともに出てきたてっぱちは、初球を打って全力で一塁に向かった。それはショートゴロとなり、あっという間にアウトになった。 私の好きな曲、なんて言ったけど、この曲を好きになったのは、てっぱちが登場曲にしていたからだ。それで知った

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【4/19◯4/20●中日戦】打線は水物、と言うけれど

19日◯ その打球は、空でも飛んでいるかのように、なかなか下に降りてこなかった。あまりにも降りてこないものだから、高く飛んだフライになってそのまま誰かがキャッチするんじゃないかと思った。 でもそれはナゴヤドームのスタンドの中断に、ようやく落ちてきた。待ちに待った、待ちすぎた分が詰まったような、そんな、大きな大きな村上くんのホームランだった。 けいじくんが先発の日、高津さんは「今は打線がそんなにたくさん打つという状態ではないので、ロースコアの展開で粘り強く勝てれば」と、言

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【4/17横浜戦◯】痛みの不安と戦いながら

朝のランニングで、足を負傷した。 家まであと3メートル、というところになにか大きなゴミが落ちていて、それに思いっきりつまずき、体勢を崩した。その衝撃で右足首に痛みが走り、その残り3メートルを足を引きずりながら歩いた。 痛みは次第にひいて、これならまあ大丈夫かなと午前中の撮影に出かけ、帰り道にちょっと離れた駅まで歩いていたところで気づいた。あれ、まだ痛い、足首。 ひきずるほどではないけれど、歩くのがちょっと億劫になる痛み。私はとにかく歩くことが好きなので、時間が許す限り移

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【4/16横浜戦●】 御茶ノ水のレコードとコーヒーとヤクルトと

このあほかというほどに仕事が立て込んでいる中、夫はにこにことロス出張に出かけていった。ロス…?よくわからない。わからないのでとりあえず、子どもたちとおいしいものを食べにいくことにした。 ポール・ボキューズ、お食事と雰囲気とお値段のバランスが絶妙でだいすきです。赤ちゃん連れ(うちはもう赤ちゃんいないけど)でも気兼ねなくいける上に、「特別感」がしっかりあって、お値段高すぎないって、実はなかなかない。ホテルもいいけどホテルはやっぱりちょっとここよりはお高い。もちろんそれも「特別感

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【4/15横浜戦◯】青木のヒットと大喜びのベンチと

頭を丸刈りにした青木は何度も何度も何度も粘り、12球目をとうとう、レフトに打ち返した。19打席打席ぶりのヒットに、ベンチは大盛りあがりだった。ホームランを打った選手を迎えるようなテンションで、代走の渡邉くんと交代して帰ってくる青木を迎えた。 帰国後、初ホームランを打った青木をサイレントトリートメントで迎えたベンチを思い出す。あの時は間違いなくそれが、チームにだってプラスをもたらした。それは、大きな1点となってチームに入った得点だったから。だけど今回は、少し違う。それは、その

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【広島戦4/12◯ 4/13●】調子の波は誰にもあるけれど、じたばたせずにぐっと。

これは、13日広島戦、8回裏に塩見が出塁し、盗塁も成功させ、てっぱちも四球を選び、一死1,2塁で4番村上くんと5番青木を迎えたものの、二者連続三振で終わったときの私の表情である。カワウソである。 たしかにまあ、そうだ。前日の試合でもなかなかクリーンナップが打てなくて、試合を決めてくれたのは5番に入ったケリーの押し出しと、6番長岡くんのタイムリーだった。 でもその形が、いつだってうまくいく、わけではない、もちろん。やっぱり、「打つべき人が打つべきところで打つ」というのは、チ

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【4/10巨人戦◯】けけフォーエバーと、たいしのこと。

「ここ来るのさ、日本シリーズ以来だから、なんかちょっと不思議な感じ!」と、前を歩く息子が言う。「そういえばそうだね」と、私もついこの前のような、それでも随分前のような、あの日本シリーズの毎日のことを思い出す。 東京ドームが「ホーム」だった一週間弱を経て、また「ビジター」に戻ったここへやってきた。 久々のドームは、ビジョンも新しくなり、えらいでかでかと映し出される選手たちは、坂本も岡本も丸も、なんだか普段の3倍くらい怖く見える。 けいじくんは2回裏に早速丸にホームランを打

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【4/9巨人戦●】長岡くんが見せた悔しそうな表情の、その先に

サヨナラ勝ちする日があれば、サヨナラ負けする日もある。今日も私は「追いつく」と「勝ち越す」は違うんだなあ…と、遠い目をしながらそう思う。そうは言っても今日の追いついた瞬間は、もう随分前のことのようだ。7回以降は両者点が取れず、均衡した試合は緊張感を抱いたまま、延長線に突入した。 勝ち越しのチャンスは思えばたくさんあった。気づけばヤクルトは9本のヒットを放っていたし、何度も得点圏にチャンスを進めていた。でも高津さんが言うように、「あと一本」が出なかった。うめちゃんが打たれた「

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【4/7中日戦● 4/8巨人戦】「追い上げる」「追いつく」「勝ち越す」の大きな差と「流れ」のこと

4/7中日戦● 「こういうところで、勝ち越しておきたいんよなー…」と、私は思わずつぶやく。反撃のタイミングで、「あと1点」まで追い上げるのと、「同点」まで追いつくのと、「勝ち越す」のでは、大きな差があるのだ。 できるだけ勝ち越しておきたい。そうして流れをこっちにもってきておきたい。例えば今日であれば、松本くんが二日連続の2ラン(!!)を打って3-4まで追い上げたところだ。流れは一気に、ヤクルトに傾いたように思えた。だけど追い上げは「あと1点」のところまでだった。そこから勝

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【4/6中日戦◯】 長いシーズンの、キュートな一勝

一年間毎日毎日試合を見ていると、まあほんとうにいろんな試合を目にする。劇的なサヨナラ勝ちがあれば、悲劇的な逆転負けもある。ああほんとうに好きでいてよかったと思う試合もあれば、もう二度とみないぞととぼとぼ思う試合もある。(もちろん、翌日にはまた見ている。)派手に点をとる試合もあれば、1点差を守るしびれる試合もある。 そして、勝ちきれなかった試合の翌日に、昨年は一軍登板のなかったキャッチャーが2ランを打ち、その2点で勝つ、そんな試合だってある。 松本くんは初めてのお立ち台で何

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【4/5中日戦●】 シミノボの悔しさも、村上くんの悔しさも

少し送れて神宮に到着した瞬間、ヤクルトは2失点した。「着いたらすぐ失点!」と、言いながら私はウーロンハイを飲む。なんせ、お昼にこどもたちとラ・ベットラ・ダ・オチアイへ行き、絶品パスタとともに白ワインをいただいたのである。ここはなんとなく、ビールではなくウーロンハイにしておく。(でも神宮のウーロンハイ、なかなかに、濃い。) 「萩の湯のウーロンハイ並みに、濃い。」と、むすめに話していると、あっというまにヤクルトは5失点を許していた。

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