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読売ジャイアンツ 記事まとめ

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2021年12月の記事一覧

風呂場に鬼が…国松さんの手がボクの顔面に飛んできた【駒田徳広 連載#6】

前の話へ / 連載TOPへ / 次の話へ とにかく厳しかった武宮寮長と国松二軍監督! ボクがレギュラーをつかむまでの5年間、自分を支えていたのはハングリー精神だったと思う。  ボクだけじゃない。みんな二軍から這い上がろうと必死でやっていたし「巨人のユニホームを着ることができただけで満足」なんて思う選手は一人もいなかった。給料だって手取り20万円でグラブ、スパイクなどを買ったら10万円程度しか残らない。寮での生活からも抜け出したかった。  寮長の武宮敏明さんは厳しい人で、

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史上初のプロ初打席満塁本塁打!〝満塁男〟が生まれた日【駒田徳広 連載#4】

前の話へ / 連載TOPへ / 次の話へ 僕の初打席満塁弾を喜び実家に連絡してくれた国松二軍監督の思いやり 1983年のシーズンが開幕した。初の一軍ベンチ入りを果たしたボクは、自分が後楽園球場のグラウンドに立っているのが信じられない気持ちだった。それでも「負けゲームに代打で出て、三振してまた二軍だろうな」なんて思っていたから、そんなに緊張はしなかった。後楽園での開幕戦の異様な雰囲気を、肌で体験できただけで満足だった。  しかし、思いもかけない事態となる。開幕2戦目の試合前

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12/14に33歳の誕生日を迎えた「生涯巨人」坂本勇人選手を徹底分析!『坂本勇人論』第1章まで無料全文公開!

2021年12月14日にICE新書より出版された書籍『坂本勇人論』(著:ゴジキ(@godziki_55))の第1章までを無料全文公開いたします! 序章 坂本勇人はなぜ神なのか 「坂本勇人(さかもとはやと)」は、日本プロ野球史上歴代最高遊撃手だ。  本書では、坂本のプロ野球人生から見た独自の分析やキャリア論はもちろんのこと、巨人軍でのメンタリティ、チームを引っ張っていくリーダー論、人気の高いスター性、プロ野球史上に名を残すカリスマ性などを書いている。  2021年シーズ

『坂本勇人論』見どころをご紹介!

2021年3月30日より新レーベル「ICE新書」が創刊されました。この記事では12月14日に発売されたICE新書『坂本勇人論』の見どころを簡単にご紹介します。 書誌情報 坂本勇人論 著:ゴジキ(@godziki_55) 参考価格:900円(税抜) ●商品詳細URL http://quickbooks.impress.jp/?p=6766 内容紹介歴代最高遊撃手「坂本勇人」キャリアバイブル。世代、球界を牽引したプロフェッショナルを徹底分析! 日本プロ野球史上最高遊撃

巨人が獲得した元都立の星

今シーズンオフにオリックスを自由契約になった元都立の星、鈴木優。 トライアウトを受験も伝えられなかったので、おやっと思いましたが、巨人と話が出来ていたようです。

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ボクは投手として入団したが、3日後に打者転向した【駒田徳広 連載#3】

前の話へ / 連載TOPへ / 次の話へ まったく話を聞いてくれなかった長嶋監督、藤田さんにだけ相談して横浜入り「ボクはどうすればいいんでしょうか」。1993年、チームで居場所をなくしてしまったボクは、前監督の藤田元司さんを訪ねていた。  FAを使って他球団へ移籍すべきなのか、それとも巨人にとどまるべきなのか。ボクが巨人に残っても同じ一塁手の落合さんが入団してくるかもしれない…。チーム事情を考えるとボクが放出される可能性は高かった。  そこでマネジャーを通じて「長嶋監督

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【note連載最終回】『ゴジキの巨人軍解体新書』読者へのメッセージ

本連載がもとになっている書籍『巨人軍解体新書』はこちらからお求めください↓↓↓ 残念ながら巨人はリーグ3連覇を逃す 東京ヤクルトスワローズが20年ぶりに日本シリーズを制した2021年のプロ野球。巨人軍は後半戦の勝負どころで残念ながら結果を残せず、リーグ3連覇を逃しました。個人的には、シーズンの敗因は坂本勇人を早々にグラウンドから降ろした9月5日の阪神戦が全てだったと見ています。このカードの前はヤクルトに2勝1分けと流れに乗っていたので、阪神に最低でも1つ勝ってていれば、まだ

巨人最終年の不振は「プロ野球選手の更年期障害」が原因だった【駒田徳広 連載#2】

連載TOPへ / 次の話へ スランプ脱出のための〝引き出し〟を開けてもどれもダメ… ことあるごとに打撃コーチの中畑さんと衝突した1993年、ソコソコの結果さえ出していれば、ボクは巨人のユニホームを着続けていたかもしれない。前年に3割7厘、27本塁打、64打点の成績を残し、1億円プレーヤーの仲間入りを果たしたボクは「どんなに悪くても2割8分は打てる」という自信があった。しかし、開幕直後から極度の打撃不振に陥り、自分で自分をどうコントロールしていいのか分からなくなってしまった。

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