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【Audit】Audit Standard 一番最初に見てもらいたいやつ ~ルールについて~

前説

ここでは、Audit における規定を説明していきたいと思います。
Audit における規定?と思われた方もいるかもしれません。

実は、米国の会計においてGAAP (Generally Accepted Accounting Principle) が採用されているように、Audit においても、採用される規定が存在します。では、Auditにはどんなルールが適応されるのか。それを見ていければと思います。

2つ規定が存在するので、両方とも覚えていければ最高です。

また、これは Auditの入り口にもなるので、できるだけ早く見てもらえればと思います。

(*あえて複数形であっても sをなくしています。見やすさを重視しました) 


Audit における規定

Audit には2つのルールが適応されます。それが、

・AICPA (The American Institute of Certified Public Accountants)

・PCAOB (Public Company Accounting Oversight Board)

です。

詳しく見ていきましょう。


AICPA について

このAICPAが採用されるのは、主に Private Company である時です (米国会社限定)

その中では、SAS (Statement on Auditing Standards)によって細かくルールの項目が細分化されています。

例えば、 SAS 70 においては、SASがなんであるかの定義が書かれています。

ここで覚えるべきことは、 AICPA = Private Company で使う ということです。

PCAOB 

一方PCAOBが採用されるのは、主に Public Company である時です。
この場合は、AS (Audit Standard)が採用されます。

言ってしまえば本当にこれだけ。
Private か Public か。たったこれだけ。


小話

Audit において F/S や I/S を見ることはとても重要です。
なぜならそれが Fraud をしているかどうかの判断基準となるからです。

例えば、F/S の (2021, 2022, 2023) revenue のページを見たとしましょう。

この時、2021から 2023にかけて revenueが増えているにもかかわらず、2021 - 2023にかけて、支払うtaxの量が が減っていたら少し疑わしい雰囲気が出てくると思います。

なぜなら通常 revenueが増えれば増えるほど、支払うtaxの量も増えるはずだからです。

ゆえに、Auditor はなぜ tax の量が減ったのかを見る必要があります。
それが、うまい具合に節税していたなら問題ありませんが、そうでなかった場合はより深くなぜ taxが減ったのかを探る必要があります。


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