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掌編小説「フェアリー・テイル」(原稿用紙20枚分)

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パソコン通信の公募文学賞「パスカル短篇文学新人賞」第三回に応募した作品です。竹取物語とSFファンタジーのテイストをまじえた物語です。
この作品の結末は、アッと驚くかもしれません。
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掌編小説「フェアリー・テイル」

=== <74> pascal/oubo, -(-), 95/12/28 05:59, 216 行 標題: フェアリー・テイル「フェアリー・テイル」  むかしむかしの、いにしえ人が詠んだ歌に次のようなものがあった。 できることなら、桜の花が咲く春の頃の満月の夜、桜の木の下で死にたいものだと。そして、その僧侶はその通り春、死んだ。私も、家の窓から外を見ながら思ってみる。できることなら自分は、初秋の夕暮れの時間、沈み行く太陽の光が、西日となって窓から差し込む畳の部屋で静かに息を

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