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ミーティングの不思議

はじめに書いておきますか、僕は言いっぱなし聞きぱっなしのミーティングに参加するだけでギャンブルを止め続けることは出来なかったですし、ミーティングは良いものだから、たくさんの会場に行って「足で回復」というのをおすすめしようとは思っていません。(中間施設にいたので、そんな時期もありましたが)

GAをはじめ、多くのグループのミーティングって不思議だと思います。

僕もそうでしたが、止めることが出来なかった人の中に、止めることができる人が出てくるのですから。もちろん、1回か2回参加しただけではダメで、少なくともミーティングは良いもんだと思えるまで通っている人だと思いますが。

色々なメンバーがいて、そのまま週に一回のミーティングに参加してずっと止め続ける人がいます。
また、何年か参加して、参加しなくなった後もやめ続けている人もいます。(たまに連絡をくれる人がいるのでわかりました)

どうして止められるのか良くわかりませんでした。なぜなら「仲間のおかげ」とか「愛と共感と安らぎ」を24時間ずっと感じることはできないからです。

そんなメンバーたちを12年くらい見てきて最近思うことがあります。

これは全くの私見ですが…。

ミーティングに参加し始めて止めることができるのは、その人の神の意図と止めるためにミーティングに参加することが、一致しているからではないかと。

その人が信じるか信じないかに関わらず、ビックブックにある通り「一人一人のおおもとの、深いところに神の意図がある」と僕は思います。そしてその意図に沿う時、不思議な力が働きます。

しかし、残念ながらミーティングに参加するだけでは苦しくなる人がいます。

やがてその人はスリップするか、それに近い状態になります。

そういう人こそギャンブル依存性という集団の中の重症者、強迫的ギャンブラーなのだと思います。

彼らは「やりたい、やりたい」という強迫観念がミーティングだけでは取り除けず、心の中に燻っており、やがて感情のバロメーターが限界を超えると、爆発するのです。

絶望的なそんな人たちは12ステップに解決を求めることのできる資格を得たラッキーな人たちです。(その時ラッキーと思える人はいないと思いますが)

ミーティングに参加しはじめたばかりの人、もしくはこれからミーティングに参加しようしている人がもしこれを読んでくれたなら言いたいです。

ミーティングの不思議以上にもっと不思議な解決策があります。回復のプログラムがハンドブックに書いてあるのに無視しないで興味を持ってほしいのです。苦しんでスリップする前に解決策があるならばやってみませんか?

今は本気になればオンラインでスポンサー(ステップを教えてくれる重症者たち)を探せます。

「いい時代だなぁ」

と思うおじさんです。

そう簡単に12ステップをやり始める強迫的ギャンブラーはいませんが、だからこそ…

自分が助かるために言い続けようと思っています。




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