在学中医師国家試験予備校を利用しなかったどうでもいい理由

直接的な理由は本記事に書いた。ここではこだわっている理由を書く。

私は医学部の授業にはでて授業プリントと病見え、先生の講義をフル活用して勉強していた。科目ごとに授業中病見えを通読しつつ、講義に合わせて授業プリントに書き込みをするというスタイルだった。

予備校の教材を渡された時、医師国家試験は医学部で勉強したことから出題されるはずなのになんで予備校の講義をもう一回受けなければならないのかという抵抗があった。確かに医学部の臨床講義はその科の先生が1コマごとに交代で、ほぼ総出演みたいな形で行われて、多くの先生は片手間で授業をこなす。早く終わる、休校にする、スライドはいなくなった先輩のものを使う、などなど。

ただそれでも建前上は医学部で必要な知識はすべて伝授したことになっており、予備校の授業をうけたとしても新しい知識はないはずなのである。にもかかわらずわが校は4年からの全学生にCBT、国試について予備校教材を支給している。私は予備校講師の話をありがたく聞くというのに反発に近いものを感じていた。誰だよお前というのが本音だった。こんなこと言ってもカリキュラムに事実上組み込まれた予備校の出張講義などで講師の誠実さ、授業の綿密さ、国家試験対策への有効性は認めている。

4年のCBTの時は予備校教材は渡されたものの授業の他にそんな勉強をする気にならないままQBをはじめて、各校の模試を受けたら悪くもなく、どの模試でも悪かった分野を復習したら余裕の成績で合格した。この経験が過去問研究以上の国家試験対策はないという考えを強化することになったとおもう。

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