7月4日日曜日

元気な後輩から戯れ付かれるボーイシュの女性が困惑してるのに友人でもある同僚男性2人によって笑われたために怒りを露わにする。この時既に艦内では異変が生じてた。調理場では料理人が下拵えされてる。手首と足首へと巻き付いてる触手、服を剥ぎ取る触手、身体を貫く触手と手分けして事へと当たってる。スタッフが犠牲に為るに連れて操舵も怪しくなる。誰かが気が付いた時には手遅れだった。何処かの警戒区域へと入ってる頃合いなのに迎撃されないまま陸地へと乗り上げてしまった。上陸した者達が目の当たりにしたのは首のない無数の屍だった。岩場や地中より飛び出して来る触手が確実に頭を狙って来る。反射的に避けられない者から犠牲と為る。陸地が既に支配地と為ってた事から戦艦が攻撃されなかっただけに過ぎなかった。廃墟を無邪気に走り回る喪服のような黒っぽいワンピースを纏った少女だけが無事と云う違和感…。


ロゼリアと云う『ゼロつか』のルイスに似た少女を守るべく目付きの鋭いナイヴィスが飛び出す。竜のようなサラマンダーへ対してジャンプして駒のように回り、胴体を切り裂いた。しかし、頭部だけで襲い掛かって来て残ってた船員達の何人かを噛み付くままに道連れにされた。路地を進む間に続く者が減って行く。単に付いて来る事をやめただけならば良くても、力尽きたり、餌食に為ったりしたのが大半だった。いつの間にか1人となり、入り江へと到った。風の強さで荒れ狂う海を渡れないし、壁からは出られない。テトラポットにて砕ける波飛沫へ対して恐怖を覚えて腰が引ける。戻る事も出来ないまま立ち尽くしてると現れた子供…。反射的に無事を喜んだのだけれども、状況的にあり得ない事だった。結果として全滅を避けられそうになかった。


開いてる窓から舞い込む白い羽根。埃が入って来る事を嫌がる者によって団扇で払われた。窓が閉じられると共に静寂へと包まれた。口が付いていないような者ばかりの教室。


気が付いたら運転室や車掌室を隔てる扉を背にしてた。寄り掛かって寝てたのかと首を傾げる。呼ばれるままに人込みを掻き分けて列車から降りた。外に降りる客のいない辺鄙な駅だった。単に闇夜をさ迷うだけでは終わらなかった。濡れたズボンを履き替えようにも水色のスエットしかなかった。


買い物もそこそこにアリバイ工作を行うために予定外の行動を強いられたのも含めて忘れてるのが多い。何かの準備を行ってたり、テントを立ててたりしてるのに色々と忘れてる。『86』からの影響でも受けたのか、珍しくモンスター・パニック物の内容だった。何故か『ヴィヴィ』を観て『ヴェルンヌ・ワールド』の事を思い出した。『ビートレス』や『ターミネーター』ではない理由も含めて何もわからないまま…。

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