とある女性の生きる道-25-
高校3年生の時、担任の先生がとてもとても素敵な先生だった。
小柄で明るくて、みんなから慕われる英語の先生。
ひそかに本気の恋心を抱いてしまった私はある日、告白をする。
先生は、ありがとう、ごめんな、と言ってくれた。
私もどこかでわかっていたのだろう。
それで充分だった。
いつしか私は、語学に興味を持っていた。
進路。大学進学。
推薦入試の面接を受ける。
高校生活での思い出を聞かれ、部活動等のことを話しながら、数々の苦労や思い出を思い出し、私は面接の場で泣いてしまっていた。
面接が終わった後、後悔でまた泣いた。
数日後、先生から電話がかかってきた。
おめでとう!よかったな!
なんと、合格。
晴れて大学への進学が決まったのだった。
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