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「小児てんかん?」検査は何するの?診察から検査までの流れ

ご覧いただきありがとうございます。
30代新米パパの「みつ」と申します。

今回の記事の内容は私たちの子どもが「小児てんかん」の疑いで大学病院で検査を受けたお話になります。

結論から申し上げますと、精査の結果、私たちの場合「てんかん」は否定されました。

ただ、子どもの病気やケガ。
それは誰しもがなり得る可能性があります。
「その時」どういった行動をすればいいのか。どんな検査をするのか。
少しでも「その時」の参考になれば幸いです。

「小児てんかん」私たちが病院を受診した理由

「てんかん」という病気はご存じでしょうか?
私は医療職ということもあり、なんとなく名前は聞いたことがありました。ただ、専門的な知識があるわけではないので、どういった症状なのかも全く知りませんでした。

私たちは医療の専門家ではないため、みなさんに間違った情報を発信してしまわないよう、ここでは「てんかん」の具体的な症状などについては書き控えさせていただきます。

関心のある方は「小児てんかん」などで検索すると、すぐに具体的な症状や、病気の原因について分かるかと思います。

前述したように、今回の記事の内容は私たちの子どもが「小児てんかん」の疑いで、大学病院で検査を受けたお話になります。

「なんか変にいきんでるなぁ…」「あれ?今までこんな動きしていたっけ?」きっかけはこんな印象でした。

ある日の午後、子どもが突然いきんで体をのけぞるような動きを始めました。
最初は「背中が気持ち悪いのかな」「お腹がはっているのかな」程度の気持ちで見ていましたが、翌日以降も同様に、いきんで体をのけぞるような動きを繰り返す様子がみられました。
さらに、同時に両腕を振り上げ、両脚をピーンと伸ばすような動きもするようになり、この頃から妻と「変だよね?」と話しをするようになりました。

その後は、10~30秒程度に1回の頻度で上記の動きを繰り返すようになりました。
短い時間であれば、30秒程度で治まるものの、長い場合は15分程度繰り返すこともあり、徐々に「心配」の気持ちが強くなりました。
その後は皆さんも経験があるかもしれませんが、とにかく「検索」。
インターネットやInstagramなどあらゆるツールを駆使して、似たような経験や動画を調べました。

そこで辿り着いたのが「てんかん」という病気でした。
先にもお話ししましたが、私たちは専門家ではありません。
そのため、大量の情報の中から、正しい情報とそうでない情報の取捨選択ができませんでした。その結果、過剰に心配してしまっていたかもしれません。

今の世の中あらゆることを簡単に調べられます。
ただ、特に子どものこととなると、1度調べ始めると悪い方に考えずにはいられません。
「てんかん」の情報を発信してくださっている方も多く、動画もたくさん見ましたが、1度「そうじゃないか?」と思ってしまうと「そう」としか見えなくなってしまうものです。

以上の「見慣れない動き」と「大量の情報」が私たちが病院の受診を決めた理由になります。

困ったときにはまずは「かかりつけ医」へ

私たちがまず最初に行ったことは「かかりつけ医へ相談すること」でした。
前述したとおり、専門家でない私たちがいくら調べても、病気を診断することも否定することもできません。
ただただ不安が募っていくばかりです。

今思うと、もう少し早くかかりつけ医に相談すれば良かったと思います。
かかりつけ医に相談したところ、まず動画を撮影するよう指示されました。
そして動画を撮影し、後日病院を受診しました。

病院を受診し、撮影した動画を先生と供覧したところ、「気になる動きがある」とのこと。
小児てんかんは脳波の検査をすることで、診断も否定もできるようで、大学病院で詳しい検査を受けることになりました。

大学病院の予約をとってもらい、紹介状を受け取り、かかりつけ医の受診は終了。
大学病院の受診までに1週間程度あったため、この間はかなり気持ちが落ち込みました。
症状は徐々に悪化しているようにも見え、早く検査をして欲しいと思う反面、「診断」がつく怖さのようなものも感じ、とにかく1日が長かったことを覚えています。

ドキドキの大学病院受診~脳波の検査まで

いよいよ予約日を迎え、大学病院を受診しました。
あまり大きな病院にはなじみがなく、人の多さに圧倒されました。
職員の方に伺いながら、なんとか受付を済ませ待合室へ。

1時間ほど待ち、診察室へ呼ばれました。
かかりつけ医の診察と同様に、受診までに撮りためた動画を先生と供覧。
症状がいつ出始めたか、時間はどのくらい継続するか、症状が出たときは視線が合うか、機嫌はどうか、ミルクの飲みはどうかなどを中心に問診していただきました。

結局、やはり脳波の検査をしないと診断も否定もできないとのことで、その日の午後に脳波の検査をしていただけることに。
脳波の検査は眠っている場面と寝ているときに光を当てる場面、さらに、起きている場面の測定を行うと説明がありました。
検査に向けて眠れるように、検査の30分前に眠くなる薬を赤ちゃんに飲ませ、その後、ミルクをあげてちょうど検査に眠気のピークがくるように調整する旨も併せてお話がありました。

その後は、病院内で時間をつぶしました。
大きな病院ともなると、院内にコンビニや売店、自動販売機が充実しており、意外と時間はあっという間に過ぎました。

いよいよ検査の時間となり、薬の内服とミルクを済ませて指示があった検査室に移動しました。
しかし、一向に眠る気配のないわが子。
一通り検査の説明を受け、頭に大量の電極を貼る際に泣き出す子。
結局電極を貼ることができず、とりあえず寝かしつけることに。
子どもに緊張感が伝わるのか、なかなか寝付けず、寝てもベッドに置くと起きてしまうの繰り返し。

とりあえず泣いても構わないと電極だけ先に貼ってもらい、その状態で寝かしつけにトライ。
泣き疲れと薬のせいか今度はなんとか眠ってくれました。
ベッドに置くとまた起きてしまい、検査ができないかもとのことで、抱っこのまま検査を開始しました。

20分ほど寝た状態で検査を行い、今度は寝た状態で光を数パターンフラッシュさせてその状態で検査、最後に起きた状態で検査を行いました。検査中は特にすることもなく、「まだ起きないで」と心の中で繰り返していました。起きた状態の検査は、子どもが動いて電極が外れてしまわないように注意が必要でした。
寝かしつけから合計で、1時間~1時間半程度かかりましたが無事に検査は終了しました。

その後は再度診察室に移動し、検査結果の説明を受けることに。
その頃には、不思議と検査結果がどうであれ、落ち着いて聞ける気持ちになっていました。

診察室に入ると、先生が開口一番「問題ないですよ」と。
緊張の糸が解けたのか、脱力感に襲われた私。

その後は、詳しく検査の説明をしていただけました。
「てんかん」の場合、特徴的な脳波が出ること、動きのパターンが決まっていること、特徴のひとつに「退行」といって今までできていたことができなくなることがあることなど丁寧に説明していただけました。

先生のお話の中で非常に印象に残っていることあります。
子ども動きは様々で、今は調べればたくさんの情報が出てきますし、心配になる親御さんの気持ちはよく分かります。
でもそれはすごく大切なことです。全然してもらって構いません。
私は専門的な知識を持っています。病院はいつでも検査できます。
心配なことや気になることがあれば、いつでも来てください。
もし病気であれば早く治療が進められますし、今後の見通しも立てられます。もし病気でなければ「安心だね」で済みます。
これからも一緒に話しながら方針を決めていきましょう。
というようなお話をしていただき、救われた気持ちになりました。

大学病院というと、ドラマでみるような殺伐とした権力争い(笑)や、「こんなことで…」というような冷たい雰囲気を勝手に想像していたため、先生の丁寧なお話に感動しました。
さらに、問題ないけど心配だろうから定期的に受診して、お話だけでも聞かせてくださいと次回以降の予約もしていただきました。

安心して帰宅し、その後、疲れからか薬の影響か、わが子は今までにないくらい爆睡でした。

以上が、私たちの子どもが「小児てんかん」の疑いで大学病院で検査を受けたお話になります。
次回は、夜間育児について執筆予定です。夜間育児はみなさんはどのようにされていますか?
交代制?それとも一緒にみる?我が家ではどうしているかについてお話できればと思います。

こんな内容を発信して欲しい!などありましたら、是非コメントをお願いいたします。

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