20241019山梨県立博物館『奈良大和路のみほとけ』
2024年9月19日土曜日
山梨県立博物館での巡回展
『奈良大和路のみほとけー令和古寺巡礼ー』
先生に勧められて、決して近くはない山梨県立博物館へこの展示を見に行った。
私は美術史が専門ではないので仏像について、詳しいところはわからない。しかし今後美術史にも触れるべきだと感じるし、触れて行った方が博物館展示をより楽しめるだろうと思う。現在行っている研究も少なくとも仏教の基礎知識があるに越したことはない。
一言で表すと、この展示はわかりやすく飽きなかった。
仏像をはじめとした展示品に加え、寺院についてデザイン性のある見出しを掲げ、それにまつわる言葉が加えられていた。また入江泰吉の写真によって、奈良の風景がより鮮明になることでイメージにおける具体性が増した。私はしばしば展覧会という場においてモノのみにフォーカスを当ててしまうことが多いが、実は展示品は独立したものではなく、その背景の中にあるものだという当たり前のことを忘れさせてしまう展覧会という場から、外の世界に連れ出してくれる展示だったと思う。その点で山梨という地において古都奈良を楽しむことのできるとても良い機会となっていたと思う。
入江泰吉について、先日授業の際に先生が記念館のチケットをくれたのでチェックしていた人物であったため、個人的なタイムリー事案としてより楽しめた。
図録については読了後、感想を書こうと思う。
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