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ウチの子との別れについて考える

我が家には3匹のウチの子がいる。犬が1匹とカメが2匹。1年に1度はウチの子が天国へ旅立つ日のことを考えているのだけど、何かに書き残したことがなかったので、今日はここに書いてみようと思う。私にとって今一緒に過ごしている愛犬が私にとって初めての犬。子供のように育ててきた。愛犬が8歳になったころ、そろそろシニアの入り口と言うことで、初めて死別を考えた。いつかやってくるその日をどのようにして過ごすのか、なんとなく決めてはいるのだけど、その時々で我が子への思いは変わるもので、2024年7月19日㈮…今日が今年の“別れ”についての考える日になる。

私の住んでいるところにペット霊園が2つある。

1つ目は無料のドックランがあって愛犬と私のふたりでよく遊びに行った。そこは昔からあるペット霊園で古い建物だけど、静かな所にあっていつもオルゴールの音楽が流れている。いつ行っても穏やかな気持ちになる場所。愛犬もここのドックランが大好きだった…最近は行けなくなってしまったけど。亡くなったワンちゃんが火葬に来たところに出くわしたことがあって、飼い主さんはとても穏やかだった。「いつまでも元気でいてね」と私たちに声をかけてくれた。昔はペット霊園と言ったらここしかなかった。墓地と納骨堂がある。墓地は個別墓地と合葬墓(共同と種別)がある。

もう1つのペット霊園は数年前に新しく出来て愛犬と夫と見学に行ったことがある。法要室があって、告別ホールがあって…綺麗だった。定期的に供養祭があってメモリアルグッズも充実していた。ここでは個人の納骨堂のみ。施設に遺骨を一任する場合は納骨堂の須弥壇に納骨される…らしい。

最初は新しく出来たペット霊園で火葬を行い、遺骨は家に持ち帰ろうと思っていたのだけど、私や夫に何かあった場合、うちの子たちの遺骨はどうなってしまうのか?と考えると、ペット霊園に遺骨を一任した方が安心できるのではないか?と思うようになった。綺麗な場所は確かに良いのだけど、ドックランで遊んだ思い出の土地の方が良いのかな?と今は思っている。また、メモリアルグッズも遺骨でネックレスを作ろうと決めていたのだけど、うちの子はトイプードルなので、骨ではなく毛をもらってグッズを作ろうかな…と思っている。

ミドリガメの甲羅は最初3センチだったので、亡くなってしまった時は庭に埋めようと思っていたのだけど、現在約25センチの甲羅を持つカメを庭に埋めることはさすがにできないかな…と思う。今私が住んでいるこの土地も娘が結婚して自分で家を建てたりしたら、いずれこの家も土地も手放さなくてはいけない。そう考えると…

え?ぼくプランター葬??

プランター葬にすると、私が老いて管理できなくなると、娘がそのプランターを管理しないといけなくなる。私のカメだから、私が看取ってあげたいとは思っているのだけど、この子は本当に長生きで…。ヌマガメの君は種別の共同墓地と思っているよ。

夏は毎朝眠い子
暑くて夜散歩だからだよ
東北夏祭りの季節
あちらこちらで
お囃子の練習が始まった

いつか来る別れの時のことは考えたくないけど、我が家では夫でも娘でもなく、私が決めなくてはいけないことで、そしてもしかしたら、私がひとりでお別れをするかもしれない。夫はたぶん私に任せると言うだろう。だから…時々考えて決めている。うちの子たちが天国に行くときは元気に手を振ってバイバイしようと思っている。

いつか来るその時の私がどうなっているのか想像できないのだけど、未来の自分がこの記事を読んでどう思うんだろう。完結しない独り言をここに書き残しておく。

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