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はじめての子供というはなし

前の記事で新生児仮死で生まれたと書きましたが、
理由としては回旋異常でつっかえて、心拍落ちて、吸引になり3回目でようやく出てきたというわけなのですが、緊急の帝王切開の準備しておいてと叫ぶ助産師さんやら何やらでもうほぼ覚えていません。
2回目のいきんだ後気を失い馬乗りになっている助産師さんに、ひっぱたかれて起きて、3回目でようやく出てきました。私の初めての子供。
アプガースコアは1分で8になり、ICUなど設備のある病院に搬送されるわけでもなく、念の為保育器に入れられていた状態でした。

私が出産したのは、婦人科と産婦人科のあるクリニックだったので、
翌日に小児科の医師の診察があり、先生からお話があるとのことで、
夫と二人で聞きに行きました。

内容としては、あのくらいの状態で生まれるってことは、まぁ一年に何回かあるかないかで、まぁ今呼吸などには全く異常がないので、黄疸の治療が済めば普通に退院していいと思います。
とのことでした。
また、生まれる時の状況がこうだったため、障害などが残るかは現時点ではなんとも言えない。障害が出るかもしれないし、出ないかもしれないし。

という、え?それってようするに今元気だけど、将来は誰にもわかりません。ってことかよ。
そんなこと私でもわかるわ。なんの意味もない。ともやもやことは覚えています。
もやもやしたことはこれだけではなくて、それはあとでまた詳しく書き記そうかと思います。

とにかく、自分にとって初めての子供を自分の手に抱いた(抱くことが出来た)のは、産んだ翌日でした。
それそれは可愛くて、今までの人生で味わったことのない気持ちでした。
今もそれは形容しがたく、うまく表せません。
海や太陽や地球や宇宙の植物や生物全てが、心に押し寄せてくるような、なにか壮大な宇宙空間にでも放り出された中で、万物の中で一番いとおしいものを抱いている、そんな感じでしょうか。

とにかく衝撃でした。

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