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岩崎御嶽山が色々と凄かった件について

訪問日:2019年3月20日

この記事を読んでいる多くの人が御嶽山を知っているだろう。御嶽山は岐阜県と長野県に跨る標高3000M級の山で、2014年に噴火して多くの登山客が犠牲になったことで全国に名前を知られることとなった。
この御嶽山だが日本各地に御嶽山から分霊した信仰の山が存在する。今回訪問したのは御嶽山から分霊された山の1つである岩崎御嶽山(愛知県日進市)である。

岩崎御嶽山は標高100メートル程度の低い山で、頂上付近にある駐車場までは車だと5分もかからない。それでは勿体無いので今回は上記写真の中央右側に写っている山の中を通る遊歩道を利用した。
山の中にはいたる所に灯篭や鳥居が設置されていた。

山の中で見つけた灯篭や鳥居。あまり管理されていないのか鳥居付近まで植物が侵食し、通路が塞がれつつあった。

遊歩道沿いにこのような小屋のようなものが数軒建っていた。何の用途で建てられた建物なのかは一切不明。この小屋を覗いたのだが中には大きなくもの巣があった。こちらの小屋もあまり管理はよくないのかもしれない。

遊歩道を抜けて車道と合流する場所で見つけた看板。看板には「日進市観光ルート案内図」と書かれ、この場所を観光開発しようとした形跡が見られた。しかしながら、私が訪れた日は草刈りをしているおじさんがいるだけで観光客らしき姿は無かった。インターネットで調べてもこの場所を観光地として紹介しているサイトは無かった。どうやら観光地としての開発は失敗に終わったようだ。

霊水 不動の滝

道路から程近い場所にある「不動の滝」。しかしながら、岩間からちょろちょろと水が流れているだけの不動の滝は「滝」を名乗るには少し頼りない感じがした。「不動の滝」というよりは「不動の湧水」である。

!?

岩崎御嶽山の頂上付近には駐車場があるがその隅っこにはこのような謎の像が鎮座していた。駐車場は20台程度の車が駐車できる広さがあるが、駐車車両は1台も無かった。

山のいたる所に石碑が建っていた。

出会いと憩いの広場
以下設置されていた看板より引用。
この広場は「にっしん緑と水と歴史の夢浪漫構想」に基づき平成3年度から3か年で計画された「にっしん平成ふれあいの森事業」の一環として歴史的な文化資産と自然公園的な雰囲気を備えている御嶽山の中腹に市民の安らぎの場として設置しました。
この構想や事業がどのようなものなのかよく分からないが、誰も利用者の居ない広場を見ているとどうみてもこの広場が出会いと憩いの場になっているとは思えない。人を待ち続ける広場は春の暖かい日差しの中で妙に寂しげに見えた。

岩崎御嶽山メインディッシュ(?)岩崎御嶽社
神社の方にも人気は無かった。

おまけ

沢山のお地蔵様

まとめ

岩崎御嶽山はB級スポット感がむんむんする場所だった。滝らしくない滝、大量の石碑や鳥居、謎の像などよく分からないものが山内には無数にあった。誰かこの山に眠る謎を解明してください。それだけが私の望みです。
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2016年頃から廃墟に関心を寄せる。2018年、実際に廃墟へと趣き、廃墟訪問にハマる。現在はその廃墟がかつてどのように使われていたのか、いつ頃廃墟になったのかを特定することに力を注ぐ。 地域・店舗限定のエナジードリンクを見つけることにもハマっている。自他共に認めるエナドリ中毒者。