ミニレポ④主を失い崩れ落ちゆく廃民家
とある交差点の信号待ちで、ふと少し遠くにある民家を眺めた時。何か違和感を感じた。最初はその違和感の正体がよくわからなかった。だが、すぐに違和感の正体は判明した。よく目を凝らして観てみると民家の屋根に大きな穴が空いていたのである。
「これは、もしかして、民家の廃墟なのでは!?」
私は胸が高まるのを感じた。
信号が青になったのを見て、私は一目散にその民家へと向かう。その家は誰がどう見ても廃民家であった。屋根には大きな穴が2つ開いており、壁も一部が崩れ落ちて家の中が丸見えになっ