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森絵都とか幸せとか戦争とか。

森絵都と、西加奈子。
って私書いたんですよ、以前。
なぜここ一緒くたにしたのかしらね。

さて。とりあえずまずは、森絵都。出会いは小学校の図書室だったような。カラフルからの、DIVE!!カラフルでわ!え!森、絵都?てなってDIVEを見つけた時(読み終えた時?)の衝撃。なんて言ったらいいんだろ。あの、日の当たる図書室の南から5列目辺りの北側の本棚の右下。あの場所にいつもあるあの本と、私だけの繋がり。透明な橋みたいなものが見えてた。幸せってたぶん、そういうことだ。今になって知る。
あぁ、もう!!なんて幸せな日々だったんだろう。この話に会えた、この本をみつけた。私だけが知ってるこの素晴らしさ。どこまでも飛び続けたいと同時に、じんわりじんわり噛み締めたい。ゔ〜〜〜〜〜〜。
宇宙のみなしごにもあの頃出会ったんだったかな?それはもう繰り返し繰り返し、何度も何度も何度も読んだ。出だしもソラで言えるくらい…って一言一句違わず言えたらかっこいいのだけど、うん。確認したくなったのでやめます。宇宙のみなしごは今でも本棚の私コーナーに。夜散歩は今も好きです。寒いし寂しいからめったにしないけど。

んで風に舞いあがるビニールシートも森絵都でしたね。こーれーねー。中学生の頃、図書だよりに載っていまして。図書委員がどっかの書評をそのまま書いたような手書きの紹介文で、面白そうだから読んでみたかったのに図書室いっくら探してもなくて。観念して、その時図書室にいた先生に聞いたらまだ入荷してないってことで買ってもらって読んだ…と思っていました。今日の今日まで。ただ先程気になって調べてみたらなんか私がハタチ位の頃発売されてて…ん?あれキオクチガイ?ってなってるところです。どういうこと。何と間違えてるのか…。
うん。それはそれとして。
これ、短編集でして。タイトルにもなってる風に舞いあがるビニールシートって話が一番好きかな。最初めっちゃ泣いた………ん?一人暮らししていた頃か…あれは。そしたら18は越えてるはず…??てことは中学の時の本が間違ってるのか。何の本の記憶だあ!むしろそっちが気になってきた…!!
話、戻しますね。
風に舞いあがるビニールシート。あの話が超好きで。一時期泣きたくなるとあれ読んでたな。
ああ、私も子供は作らないな、だって世界にはこんなにも子供が溢れているのにもうこれ以上必要ないじゃないって本気で思ってた。自分の事が好きじゃなかったから自分の遺伝子を残すのは良くないことだと思っていたし稼いだお金は余るとユニセフに募金して、3.11の時にはTSUTAYAでDVD借りるたびレジの募金箱に1万円札ポイポイ入れてた。でも恋愛体質で、するのも好きで、ずっと誰かがいて、本能に従って生きてきて結局今、子供いるんだけどね笑←なにやってんだか笑
それでも今でもあの話は好き。エド。あの、亡くなり方。戦争写真の、ハゲワシと少女を想う。きっと今この瞬間にも世界のどこかで起きている事実。暖かい羽毛布団の中で我が子の寝息を聞いている、今も。戦争や飢餓については、知っていなければという気持ちが強い。何を出来るわけではなくても。贅沢をしたい日があっても。

最後までなんで?って思ったままだったね。やっぱりね。ほらね。
そんなわけで、西加奈子は、またこんど。