見出し画像

プロジェクトアニマ応募企画書「キミとボクの妄想戦争」添削編

プロジェクトアニマProject ANIMA

第一弾「SF・ロボットアニメ部門」に応募

落選作品

前回アップいたしました、こちらの企画書。2年たった今だからこそ感じる部分や、当時どういう思いでこの企画に至ったのかをここに回顧、反省いたします。

画像1

さて、企画書をめくると1ページ目がこれ。「アレをロボット化して戦わせたい」。うん、「アレ」ってなんだろう?期待が膨らむなー。企画書としては、掴みはまずまずなんじゃないでしょうか?

画像2

いや、だから「アレ」を主語とした説明が一切なし。更にここでは「コレ」という新たな指示語が飛び出し、せっかくの前のページに仕込んだ「アレっていったい何だろう?」をぶっ殺している。ってか、自分自身でも今読むと全くもって拾っていない。これは作品云々というより、企画書の組み立て方として反省すべき点だなと、今後の活動の戒めにしておこう。

しかし個人的に「ホワンホワンの共有」という設定は未だに気に入っているので、何かしらでやってみたい。バディ物のバトルとか、色々と活かせる要素はあると思う。

画像3

ここはイラストをお願いするにあたって「センスがいいキラキラネーム」と「やんちゃなザ日本の中学生」なイメージで発注したと思うが記憶があいまい。しかしイメージ通りの絵を頂いて「さすがだなぁ」と思った事は覚えている。ちなみに自身の書く作品は「ひろし」の登場頻度が結構高い。これはキャラクターをイメージするときに、一旦小学校の時の同級生に設定を置き換えたりして話を演じさせて、名前をそのままにしてしまった事に由来する。ちなみに私の小学校の同級生は男女合わせて8人と過疎まっしぐら。

画像4

そしてここからが本番!ついにこの企画の真骨頂。ロボット対決!30分番組を想定し、毎話毎話他愛のない会話からテーマを決め、テーマに即したモチーフを選び出し、それをロボ化させて対決する。もちろん戦い方ははモワンモワンを共有して、その中で互いに知識をめぐらせながら技を繰り出すというやり方。いつもナイトとひろしのイメージは相反していて、そこもまたこの作品の見どころとなる予定だった。って、自分そういう伝えたい事一切書いてないやん!今更ながらに「企画書に書いて絶対に伝えたい事」という意識が確実に欠如していて「自分だけが理解している」という内容になってしまった・・・。

画像5

このバトル形式、当時「ホワンホワンの共有」を思い浮かんだ数日後、深夜にふと「ターン性の雑学バトルにしたら?」と何となく思い浮かびました。間違いなく当時見ていた「フリースタイルダンジョン」のラップバトルのあの感じと「はたらく細胞」の「雑学のつく漫画っていいよね?」という思いが潜在的にあり、ここに行きついたと思います。

ちなみに東京タワーの「蝋人形大進撃!」は、言わずもがなタイムボカンシリーズの「今週のビックリドッキリメカ」が由来です。

画像6

これ、間違いなく藤井聡太ブームによるものだ。断言できる。でも、これがあるから雑学アニメとしても成立するなーと、当時の自分は「してやったり」と思っていました。いやーお恥ずかしい。

画像7

そしてその後のページで見せた、希望の対戦カード。東京に限らず様々なランドマークは戦わせてみたいですね。ビッグサイト自身が、もはや二次創作向けな外見なので・・・。他にも、色々と当時は戦いのカードを考えていたよな。哲学的な奴で「ニワトリVSタマゴ」ってのもあったけど、収集つかないからやめた。


とまぁ、こんな感じで反省点を一言で総括すると「詰めが甘い!」という一言に尽きます。しかし振り返ると、いまだに詰めの甘い創作をしているので、今一度気を引き締めて筆を振るいたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?