「選択の魔剣」の話・1

ソード・ワールド2.5を通じて

はるかずさんと幾つも進めている企画の中で、最初に二人で立ち上げた卓。
GMとしていつも僕の無茶振りに応えてくれる。
そして、いつも互いに意見を出し合うのだが、やはりというか、イメージの違いから衝突もする。
特に大きな衝突を起こしたシナリオが「街道の勇者達」なのだが、それを今でも二人で話題にしては笑い合っている。
今でこそ笑えるが、最初はお互いに、お互いのシナリオをかなり意識していた、らしい。
はるかずさんのシナリオをうけて、僕が応えるように次のシナリオを出し、またそれをうけてはるかずさんがシナリオを考えて……と、二人で価値観を擦り合わせながらセッションをしていた。
元々は、僕とはるかずさんのデートのようなコンセプトで始まった卓だった。

最初のキャラ

僕にとってルートというキャラクターは、その名前が、そもそも自分にとっての根を意味する形で付けたものだった。はるかずさんに向き合うにあたって、僕の好きなキャラクター造形のルーツに根ざしているキャラにしたかったのだ。
ソレがまさか、ここまではるかずさんと共有出来るようになるとは、その時は思ってもみなかったのだが。

「負けて追い詰められたい」

  最初のシナリオの要望として僕が出したのは、「ダンジョンの奥で死を覚悟する絶望感の中で気持ちを確かめ合う二人」というものだった。
その為に、ダンジョンとして魔剣の迷宮が、そして本来の想定よりも少し強い相手として、はるかずさんがケパラウラを選んでくれたのだった。
その辺は、はるかずさんが詳しく話してくれるだろうと思うので、ここでは詳細は割愛する。
そうしてはるかずさんも、その最初の要望に応えるようなシナリオと、リゼロちゃんというキャラクターで、僕に向き合ってくれるのだった。

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