見出し画像

アメリカ FRB フォワードガイダンス

FRB使命:雇用の最大化と物価の安定
・雇用の最大化=雇用統計 (失業率4%台)
・物価の安定=消費者物価指数CPI (前年比で見る)インフレターゲット2%

出典:みんなのFX TRADER'S WEB

05/05 00:53 イエレン米財務長官
「意図的な通貨押し下げに米国は対応の用意」
「米金利上昇がドルを押し上げている一要因」
・第1四半期はマイナス成長でも経済の基調としては問題なし。
・インフレは高過ぎ、世界経済にはリスクがある。
・来年は堅調な成長と見ているが、見通しにはリスク。
・FRBの政策へのコメントは拒否。
・FRBがソフトランディングを果たすには巧みさと幸運が必要。
・インフレ高騰は中期的な期待に影響を及ぼしていない。
・2021年初頭の予測は実に悲惨だった。
・インフレは歴史的な労働ひっ迫によって僅かに引き起こされている。
・低位安定のインフレを実現することがFRBの主な仕事。

2022/05/05
FOMC会見 FRB議長
「0.75%の利上げは積極的に検討しているものではない」
「今後2回の会合で0.50%の利上げ議題を想定」
「月額最大950億ドルの保有資産縮小(『積極的なQT』:保有債券の売却)」
「量的引き締め(QT)の効果は不透明」
「いかなる政策も必要ならば調整する用意」
「雇用創造は減速すると予想」
「さらなるインフレショックが起こる可能性がある」
「失業率はさらに引き下がるだろう」
「中立金利は2-3%を想定」
「必要ならば中立金利よりも高くなることを排除しない」
「中立金利までは程遠い」
「現在の経済状況、景気後退を示唆するものはない」
「景気後退を回避するため妥当な軌道を予想」

もともとインフレは①強い需要、②人手不足・賃金上昇、③物流混乱・材料不足、④資源高――などが影響していました。そこへロシア・ウクライナ情勢で資源価格が一段と上昇。さらに中国ではロックダウンが広がり、国際物流の停滞が一段と深まりそうです。
FRBはインフレリスクに「高い関心」(highly attentive)という文言を使い、警戒色を示しました。

2022/05/06
【要人発言】
米ミネアポリス連銀総裁「中立金利は2%に留まるというのが私の意見」
「フォワードガイダンスを実行しなければいけない」
「中立がどこかを評価し続けなければいけない」

リッチモンド連銀総裁
・0.75%の引き上げ支持を排除はしていない。
・現在の引き上げペースはすでに加速している。

2022/05/10 20:55
ウィリアムズNY連銀総裁(投票権あり)
・今年中にFF金利をより正常な水準に戻すために、積極的に動く見込み
・データに依存し、状況に応じて政策行動を調整する必要
・2022年のコアPCEインフレ率は4%近くになると予想
・コアPCEインフレ率、2023年は2.5%程度に低下すると予想
・2022年のGDP成長率は2%前後、失業率は現在の低水準にとどまると予想
・米失業率は現在の低い水準のままと見込む
・我々の行動が需要をクールダウンさせ、供給不足問題の解決に役立つだろう
米国経済にバランスと物価の安定を取り戻すためのFRBの任務は困難だが、克服できないものではない
・ソフトランディングは、健全な労働市場を維持しつつインフレを抑制すること
・ソフトランディングを失業率3.5%と定義せず
・ソフトランディングはトレンドに満たないGDP成長を意味する可能性も
・我々の政策が世界経済に大きな影響を与えることは理解している
・予測可能なことが多ければ多いほど良い
来年半ばのFF金利についてはわからない
・基本的に0.50%利上げは道理にかなう
・0.50%の利上げがテーブルにあるというパウエル議長に同意
・中立金利を上回る利上げが必要かどうか分からない
・量的引き締めによって緩和的政策を引き揚げなければならない

05/10 22:32
バーキン・リッチモンド連銀総裁(投票権なし)
・FRBの進む道のりが必ずしも景気後退につながるわけではない
・中立金利に到達後に、インフレ率によって経済にブレーキかけるかどうか判断
・パウエル議長の50bp利上げ発言は次回の会合で議題に上る可能性
・インフレ目標に近づけることは、成長と最大雇用を支えること確かにしよう

05/11 00:09
メスター米クリーブランド連銀総裁(投票権あり)
・失業率は数カ月上昇する可能性があるが、持続しないだろう
・FRBの挑戦は大きい
・経済には多くの前向きな勢いがある
・インフレが低下しているとの説得力ある証拠が必要
・FRBは物価を冷やすペースでの利上げが必要。
・今後2回のFOMCでの0.50%利上げを支持。
・インフレ低下の説得力ある証拠を確認する必要。
・金利を中立にし、さらに必要な場合は評価する。
・金利は中立金利を上回ると予想するが、オープンマインド。
・FRBにとって課題が大きいことは間違いない。
・FRBはある時点でMBSの売却を検討する必要。
・0.75%の利上げを永遠に排除していない
・失業率は上昇する必要があるかもしれない

05/11 23:12
バイデン米大統領
「インフレは容認できないほど高い」
「FRBはインフレに対して役割を果たしている」

05/12 01:58 アトランタ連銀総裁(投票権なし) 
・金利を中立水準に引き上げるまで0.50%の利上げを支持
・インフレはより広範囲でより持続的だ
・0.75%の利上げは私の基本シナリオではない

05/13 03:59
米上院は先ほど本会議で、パウエルFRB議長の再任の投票を実施し、賛成80、反対19の圧倒的賛成多数で2期目を承認した。任期は4年間。

04:58
デーリー米サンフランシスコ(SF)連銀総裁(投票権なし)
「FOMCの今後2会合で0.5%の利上げを変更する理由はない」

05:37
パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長
「ソフトランディング(軟着陸)は我々のコントロール外の要因次第だろう」
「今後2回の会合で0.50%の利上げは適切となる公算」
パウエルFRB議長は12日、ラジオ番組に出演した際に、今後2回のFOMCで0.5%ずつの利上げ実施が適切だと述べ、0.75%の大幅な利上げについては、積極的には検討していないと述べた

05/14 00:09
カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁(投票権なし)
「インフレ低下のため必要な措置を講じる」
・インフレーションは高すぎる
・供給制約が改善すれば、消費の減退を抑えらえる
・FRBは高すぎる物価に強い関心を持っている
・物価抑制にあらゆる措置をとるべき

01:56
メスター・クリーブランド連銀総裁(投票権あり)
・6月と7月のFOMCでの0.5%利上げを支持
・物価上昇が収まらなければより速いペースでの利上げが必要になる可能性がある
・インフレ上昇に対して必要なことを行う

2022/05/16 22:13
ウィリアムズ米NY連銀総裁(投票権あり)
「経済を均衡させることが目標」
「政策金利をより正常なレベルに迅速に引き上げる」
「市場のボラティリティは政策見通しの消化を反映」
「債券市場で機能不全の兆候は見られない」
「実質金利をゼロに戻す必要がある」
「インフレが来年大幅に低下すると期待」
「今後のFOMC会合で0.50%の利上げは道理にかなう」

05/17 21:25
ブラード・セントルイス連銀総裁(投票権あり)
FRBが直面する最も差し迫った問題はインフレである
トレンドを上回る米経済成長がベストの基本シナリオ
米労働市場は「超強力」
2022年から2023年にかけての米国経済は「かなり良いパフォーマンス」を示す見込み

経済リスクには欧州と中国の見通しが含まれる
不確実性は多いものの、欧州のリセッションは想定せず

MBS債券の売却はまだ決定されていない
ドルが準備通貨から脱却する兆しはない

05/18 01:59
カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁(投票権なし)
「年末までに少なくとも中立的な金利にする」
「経済のバランスを取り戻すために必要なことを行う」
「現在はインフレが異常に高く、労働市場が強いので、タカ派になりやすい」
「賃金・物価スパイラルが始まる前にインフレ率を2%まで下げる必要がある」
「5年後に多くの人のお金が危険に晒されるよりも、今、暗号資産が崩壊したほうがもしかしたら良いかもしれない」

03:16
パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長(投票権あり)
「インフレ減速に関する明確で説得力のある証拠が欲しい」
「供給が追い付けるように成長は減速する必要」
「より正常な水準へ迅速に金利を引き上げている。今年の第4四半期におそらく達するだろう」
「多数のメンバーが今後2回の会合で0.50%の利上げを支持」
「必要であれば中立以上に金利を引き上げることを躊躇しない」
「振り返ればもっと早い利上げが適切だった可能性」
「ウクライナ戦争の影響は当初の予想より長引きそうだ」
「インフレは高すぎる」
・NAIRU(インフレを加速させない失業率)は恐らく3.6%超に上昇。
・グローバル化は短期的に逆行の可能性が現実的にある。

2022/05/19 23:28
バイデン米大統領
「インフレ対策が最優先の経済課題」

2022/05/20 1:00
G7財務相・中央銀行総裁会議の声明草案
「物価上昇圧力がインフレ期待に与える影響を注意深くモニターする」
「データに依存し、かつ明確に伝えられる方法で金融政策の引き締めのペースを適切に調整し続ける」
「ロシアとベラルーシに対する経済・金融制裁を完全に実施」

22:16
イエレン米財務長官
「米国は市場が決めるドル交換レートにコミット」
「ドルが上昇していることを理解」
「強いドルは他国にとって懸念材料」

02:15
イエレン長官
・G7会合で中央銀行のインフレ抑制の重要性を議論。
・インフレを下げる方法を決めるのはFRB。
・ソフトランディングは有り得る。
・2%のインフレ目標を引き上げる理由はない。
・G7財務相はウクライナ支援に必要なことを行うと誓った。
・ロシア産原油に関税をかけることは、価格制限の代わりになる可能性。
米国を含む主要先進国・地域の中央銀行がインフレ目標を引き上げるべきだという考えを否定した。生活費が急上昇している時には安定した物価見通しが重要という理由だ。

5:16
カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁(投票権なし)
「インフレ率を引き下げるために、どの程度の金利引き上げが必要か分からない」
「FRBがどの程度動く必要があるかは供給サイド次第」
「ほぼあらゆる指標で好調だが、労働市場は完全には回復していない」
「ソフトランディングを成功させる確率は分からない」
「長期的な高インフレ体制にあることを示すいくつかのエビデンスがある」
「もし長期的であれば、FRBはもっと積極的になる必要があるかもしれない」

05/23 11:41
バイデン米大統領
「日本とのさらなる協力の方法を常に期待」
「日米同盟はインド太平洋の平和に礎」
「インド太平洋経済枠組み(IPEF)は他国との協調を強化し、地域の人々に具体的な恩恵をもたらす」

2022/05/23 14:00 日米共同記者会見
岸田首相
インド太平洋の平和と繁栄確保は最も重要な戦略的課題
台湾への基本的立場に変更ないことを確認
北朝鮮の核ミサイルに深刻な懸念と共有
日米同盟の抑止力、対応力の強化再確認 防衛費の相当額の増額を表明、バイデン大統領が強い支持
米国によるインド太平洋への関与は重要
IPEF(インド太平洋経済枠組み)に参加する
7月に日米経済版2プラス2開催で一致
新しい資本主義にバイデン大統領から力強い支持
バイデン大統領が日本の国連安保理常任理事国入りに支持表明
来年G7サミット、広島市開催を表明 G7広島開催、バイデン大統領と成功に向け取り組むことを確認
反撃能力含めてあらゆる選択肢を排除しない旨をバイデン大統領に伝えた
米国のTPP復帰を期待
中国は開発金融で持続可能な取り組みを進める必要
中国に国際ルールに従うよう働きかける姿勢が大事
拡大抑止をはじめとする米国の対応を信頼している

バイデン大統領
日米同盟は深化し、より強くなった
CDC(米国疾病予防管理センター)オフィスを日本に設置する
プーチン氏に責任を取らせるための協力が必要
日本の防衛に全面的にコミットし続ける
強い日米同盟は地域のためになるカ
台湾海峡の平和と安定を支持
米国のリセッション(景気後退)、不可避ではない
ガソリン価格が多くの家庭に影響
OPECの石油生産引き上げ望む

QUAD
「QUAD(クアッド)」は英語で「4」を意味することばで、日本、アメリカ、オーストラリア、インドの4か国でつくる連携や協力の枠組みです。
「クアッド」に参加する4つの国は、民主主義などの価値観を共有していて、それぞれ連携を強めることで、インド太平洋地域で存在感を高める中国の行動を抑えたいねらいがあるとみられます
今後は毎年開催することで合意しています。

2022/05/24
2:10
ボスティック米アトランタ連銀総裁(投票権なし)
「インフレは高過ぎる」
「我々はインフレを引き下げる必要がある」
「米経済には勢いがある」
「リセッションを予想しない」
「経済を抑制も刺激もしない水準に金利を引き上げている」

06:41
パウエルFRB議長はきょう2期目の議長に宣誓就任した。FRBが声明で発表した。このほか、ブレイナード理事がFRB副議長に、クック氏とジェファーソン氏がFRB理事にそれぞれ宣誓就任した。クック氏は黒人女性初でジェファーソン氏は黒人男性で4人目となる。

8:00
ジョージ・カンザスシティ連銀総裁(投票権なし)
「戦争に関連した生産の遅れやロックダウンが増えれば、インフレ率が上昇し、FRBのさらなる介入が必要になる可能性がある」
「インフレ率をFRBの目標である2%に戻すことが最優先の目標である」

13:04 バイデン大統領
「台湾に関するあいまいな戦略政策に変更はない」
※歴代米国政権は台湾防衛についてあいまいな態度を続けてきました。しかし、昨日の日米首脳共同会見で「中国が台湾に侵攻すれば台湾防衛のために軍事的に関与する」と明言。昨日の発言を訂正した形です。

05/25 3:00
FOMC記事録
☆ほとんどの連邦準備制度理事会は、次の数回の会合で50bpsの利上げを支持する
すべての連邦準備制度理事会の出席者は、米国経済が「非常に強い」、インフレが「非常に高い」と見ている。
多くの出席者は、緩和からのより迅速な撤退は、連邦準備制度を「良い位置に」置き、 年内にさらに調整が必要かどうかを評価すると主張した。
バランスシートの縮小が長い間続いた後、住宅ローン担保証券の売却を検討することが適切であると述べている。
2022年第1四半期の国内総生産(GDP)の低下は「その後の成長をほとんど予見しない」、 もしくはそれ以上の「堅実な」 第2四半期の実質GDP成長を期待している。
中国とウクライナ戦争から受けた新たなインフレ圧力が経済活動を圧迫する可能性がある。 FRBは迅速に中立水準に移行する必要がある。
今年後半に経済のリスクを評価する必要がある。
☆インフレリスクが右肩上がりである

23:55
ブリンケン米国務長官
「プーチンは戦略的目標を遂行することに失敗」
「米国は中国と対話を増やす準備ができている」
「米国にとっての中国戦略は投資、提携、競争」
「米国は中国の政治システムの変更を求めていない」

2022/05/27 1:00
ブレイナード次期FRB副議長
「米国のCBDCは、ドルを使用する世界中の人々がドルの強度と安全性に依存し続けることができるようにするための1つの潜在的な方法である可能性があります」
「最近の出来事は、消費者と投資家を保護するための明確な規制ガードレールの必要性を強調しています」
「暗号通貨の分野における金融市場の最近の混乱は、規制の枠組みとデジタルドルの両方の観点から、私たちが現在取っている行動が金融システムの将来の発展にプラスの影響を与えるはずであることを示しています」
「ステーブルコインなどの新しい形式のデジタル通貨は、投資家と消費者に同じ保護を提供せず、決済システムに重大なカウンターパーティリスクを再導入する可能性があります」
「新しい形のお金は、法定通貨と比較して約束された価値を失う可能性があります」

05/30 0:00
ウォラー米連邦準備理事会(FRB)理事
(投票権あり)
「今後数回の会合での0.50%利上げを支持」

06/01 

2:40
バイデン大統領
「我々はインフレについて話す」
「回復から持続的成長への移行が必要だ」
「FRBは物価上昇に対抗するために政策手段を活用する」

7:33
イエレン米財務長官
「インフレ動向について私は間違っていた」
「今後、雇用の増加が同じペースになるとは思わない」
「バイデン大統領はインフレ率の低下というFRBの目標を共有」
「FRBは必要な措置を取っている」
「米経済は完全雇用で推移」

20:15
イエレン米財務長官
「米国は完全雇用状態だが、インフレ率があまりにも高すぎる」

2022/06/02 2:00
ブラード米セントルイス連銀総裁
「現在の米国のマクロ状況はインフレ巡るFRBの信頼性を圧迫」
「FRBは利上げやコミットメントなど、インフレを2%に戻すための重要な措置を講じている」
「FRBは利上げを伴うフォワードガイダンスを継続する必要」
「労働市場は最も成長し、2022年もGDP成長が続くと予想。リスクは依然として大きい」

23:39
ブレイナードFRB副議長の発言が伝わっており、「9月の利上げ休止は非常に想定しにくい」と述べた。

・9月の利上げ休止は非常に想定しにくい。
・非常に強い経済が多少冷え込むと想定。
・需要を緩和することでインフレを抑制できると考えている。
・インフレを下げるために必要なことを行う。
・需要緩和によるインフレ抑制への道筋を探る。
・FRBの手段は需要冷却に非常に効果的。
・FRBは供給ショックに影響を与えることができない。
・FRBの手段は望ましい効果を持ち始めている。

2:30
メスター・クリーブランド連銀総裁の発言(投票権あり)
・景気後退のリスクは高まるが、急激な後退は回避可能。
・6月と7月のFOMCで0.50%ポイントの利上げを支持。
・インフレがピークに達したと結論づけるには時期尚早。
・数カ月の持続的なインフレ下降を望む。
・9月に利上げを加速することも、減速することも可能。
・政策金利は恐らく中立金利を超える必要がある。

2022/06/04 23:59
【要人発言】
バイデン大統領
「雇用統計の素晴らしい結果は喜ばしい」
「米国はインフレ問題を解決できる」
「米国の製造業は急成長している」
「インフレとの戦いは経済の最優先事項」

2022/06/07 22:58
世界銀行は、今年の世界経済成長率見通しを3.2%→2.9%へ下方修正、またスタグフレーションの危険がかなり高いとの見解を発表

2022/06/08 0:08
イエレン米財務長官が米上院の財政委員会の公聴会に出席しており、「インフレを抑えることは最優先事項」との認識を改めて示した。
・インフレ対策におけるFRBの重要な役割を再度強調。
・インフレを抑えることは最優先事項。
・半導体不足がインフレを押し上げた。
・インフレの3分の1は自動車であり、半導体不足の影響を受けている。

12:10
景気後退もインフレも防ぎたいFRBは、株価指数の水準を現状の位置から過度に上にも下にも動かしたくないと考えているはずだ。こうしたFRBの思惑については少し前から指摘されており、S&P500指数でいえば、3800~4300が目安とされている。これまでの高官発言を振り返ると、実際、3800が近くづくタイミングでハト派的な発言(9月の利上げ停止など)が出てきた一方、4200近くまで大きく反発してきた直後には、タカ派的な発言(9月も0.5ptの利上げ支持など)が相次いでいる。 これらを踏まえると、目先のCPIとFOMCでポジティブシナリオが実現し、相場が現状水準から一段と上昇したとしても、そこから先は再びFRBによるけん制発言が相次ぐ可能性が高い。
https://finance.yahoo.co.jp/news/detail/20220608-00539001-fisf-market

18:05
OECD(経済協力開発機構)
「2022年世界成長率見通しを前回の+4.5%から+3.0%、2023年を+3.2%から+2.8%に下方修正」
「2022年米成長率見通しを前回の+3.7%から+2.5%、2023年を+2.4%から+1.2%へ下方修正」
「2022年ユーロ圏成長率見通しを前回の+4.3%から+2.6%、2023年を+2.5%から+1.6%へ下方修正」

23:49
イエレン財務長官
「2%のインフレ目標は適切」
「8%超のインフレ率は受け入れがたい高さ」

2022/06/10 ロイター通信
ロイターが実施したエコノミスト調査によると、回答した85人全員が6月米連邦公開市場委員会(FOMC)は0.5%の利上げを行うと回答。7月もほぼ全員、9月は23人が0.5%の利上げを続けると予想した。

しかし、米10年債利回りは5月前半の3.20%をピークに、3%を挟んだ水準で一進一退が続いている。連続大幅利上げがすでに市場に織り込まれた今、米連邦準備理事会(FRB)の姿勢がよほどタカ派的でない限り「一段の米金利上昇とドル高は見込みづらくなっている」(外銀)との見方が多い。

22:13
米財務省 為替操作国の認定なし、いずれの貿易国に対しても

日本や中国、韓国など12カ国を通貨政策の「監視対象」に指定した。
 日本の為替介入については「非常に例外的な状況に限られるべき」とする従来の主張を繰り返し、スイスについては為替操作国の認定基準を満たしており、分析を強化した上で2カ国間で協議するとした。

2022/06/14 5:19
ホワイトハウス・ピエール報道官
「ホワイトハウスは株式市場を注視している」

2022/06/16(木) 03:00 アメリカ・FRB政策金利(FOMC) 06月 1.00→1.75⬆ 予想1.75財務省証券と政府機関債および政府系不動産担保証券の保有量の削減を継続する。

当委員会は、長期的な視野に立って最大雇用とインフレ率2%の達成を目指しています。

金融政策決定に賛成したのは、
ジェローム・H・パウエル議長、
ジョン・C・ウィリアムズ副議長、
ミシェル・W・ボウマン、
レール・ブレイナード、
ジェームズ・ブラード、
リサ・D・クック、
パトリック・ハーカー、
フィリップ・N・ジェファーソン、
ロレッタ・ J・メスター、
クリストファー J. ウォラーの各氏でした。

この措置に反対票を投じたのはエスター・ L・ ジョージ氏で、同氏は今回の会合でフェデラルファンド金利の目標レンジを0.5ポイント引き上げ、1-1/4%から1-1/2%とすることを希望しました。

パトリック・ハーカー氏は、本会議で補欠メンバーとして投票しました。


FOMC声明文まとめ 

インフレについて 

・コロナパンデミック、エネルギー価格の上昇、需給の不均衡を反映してインフレ率は引き続き上昇している ・ウクライナへの侵攻・中国ロックダウンによるサプライチェーン混乱がもたらすインフレリスクについて委員会は非常に注意を払っている 

・長期的には2%のインフレ率達成を試みており、そのために0.75%の利上げを決定 

・委員会は、インフレを2%の目標に戻すことを強く約束する 雇用と経済状況について ・全体的な経済活動は、第1四半期に落ち込んだ後、持ち直しているようだ 

・ここ数ヶ月の雇用増加は堅調であり、失業率は低いまま 

・ロシアによるウクライナの侵略は、人的および経済的に多大な困難を引き起こして侵略とそれに関連する出来事は、世界経済活動を圧迫している 金融政策決定について

 ・フェデラルファンド金利の目標範囲を1.5%~1.75%に引き上げることを決定 

・フェデラルファンド金利目標の継続的な引き上げが適切であると予想 ・国債とMBS証券の保有を引き続き削減する 

・金融政策の適切なスタンスを評価する際に、委員会は経済見通しに対する入ってくる情報の影響を監視し続ける ・目標の達成を妨げる可能性のあるリスクが発生した場合、金融政策を適切に調整する準備ができている 

・委員会の評価では、公衆衛生、労働市場の状況、インフレ圧力と期待、および財政的・国際的な動向に関する情報を含む幅広い情報が考慮される ・0.5%利上げの支持者はジョージ・カンザスシティ連銀総裁のみ、その他のメンバーは0.75%利上げを支持


パウエルFRB議長の会見まとめ

☆ インフレ率を下げながら、失業率を低く抑えることは容易ではない。インフレ率が下がり、失業率が4.1%に上昇しても、失業率は史上最低水準 

失業率がこのレベルまで上昇することは「成功した結果」だと思う。 もちろん、人々を失業させたくはありません 

今すぐリセッションを引き起こそうとしているわけではない 

インフレ率の引き下げに断固取り組む 

何が起きているかは明らかで、労働市場は極めてタイトであり、インフレは高すぎる

バランスシートを大幅に縮小している 


2022/06/17 21:48

パウエルFRB議長

「FRBはインフレ率を2%の目標に戻すことに強い関心を寄せている」


23:08 ジョージ米カンザスティ連銀総裁

「0.75%の利上げに反対したのは、バランスシートの縮小が始まると同時に、政策の不確実性が増すと考えたから」

「高いインフレ率と厳しい経済状況で、政策緩和を継続するケースは明確だ」

「インフレは減速の兆候を見せていない」


23:09

カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁

「7月の会合後も0.50%の利上げを継続することが賢明かもしれない」

「7月会合で0.75%の利上げを支持する可能性」


2022/06/18 0:16

FRB金融政策報告書 四半期に一度

「物価安定回復へのコミットメントに条件はない」

「最近の指標は、民間企業の設備投資は緩んでいるものの、個人消費は依然として強いことを示唆」


2022/06/21 00:39

バイデン米大統領

「米国のリセッション(景気後退)は避けられない」

「ウクライナのEU加盟の可能性は非常に高い」


2022/06/22 22:12

フィラデルフィア連銀ハーカー総裁

「GDPが2期連続でマイナスになる可能性がある」

リセッション入りの可能性を指摘しています

22:32

パウエルFRB議長の議会証言(半期に1度の金融政策報告)

「インフレ率2%への回帰、米金融当局は協力にコミット」

「継続的な利上げは適切、決定は会合毎に行う」

「米経済は非常に力強い、引き締め策への対処可能」

「インフレ統計で更なるサプライズの可能性も」


23:28

パウエル議長の議会証言は先ほどから質疑応答に入っている。

・追加利上げを期待した市場の値付けは適切。

・われわれは物価安定を回復しなければならない。

・米経済は非常に競争力があるが、そうでないセクターもある。

・利上げは食品価格やガソリン価格を引き下げない。

・FRBは労働市場の均衡を取り戻すことを目的としている。

・ソフトランディングがわれわれの目標。

・ただ、達成は非常に困難になるだろう。


3:18

米大統領「ガソリン税の一時停止を議会に要請する」


3:21

エバンズ米シカゴ連銀総裁 投票権なし

「7月に0.75%の利上げについて議論することは理にかなう」

「1.00%の利上げの必要はないだろう」  


2022/06/24 0:15

パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長

「人々は高インフレに苦しんでいる」

「金融市場はうまく機能している」

「失業率が上昇するリスクがある」 


06/24 21:10

ブラード米セントルイス連銀総裁

米経済は素晴らしい回復力をみせている

2022年第2四半期から第4四半期にかけて、経済再開効果を維持する見込み

家計サイドからは景気が後戻りするサインはみられていない

利上げは経済成長をトレンドに沿ったペースへと鈍化させるだろう

米経済はまだ拡張の初期段階にある

米経済のリセッションについて論じること時期尚早

利上げの前倒しは良いアイデア

「年末までに3.50%まで利上げする可能性」

「インフレが定着する前に食い止めることができる」

「このような状況では利上げを前倒しすることは良い考え」

「すべてが計画通りに進めば、インフレ率は低下」


2022/06/28 17:54

主要7カ国首脳会議(G7サミット)


「ウクライナ巡り直ちににロシアに圧力かけるよう中国に求める」

「ロシアの石油価格に上限設定を緊急に議論するよう閣僚に指示」

「中国の人権状況に重大な懸念」


21:51

ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁(投票権あり)

「次回のFOMC会合は0.50%か0.75%の利上げが議論される」

「名目の中立金利は上昇し、それが今年と来年にかなりの利上げが必要な理由」

「3.5-4%のFF金利にするのが妥当」

「失業率は今後数年で4%強まで悪化するだろう」


2022/06/29 16:48

メスター米クリーブランド連銀総裁(投票権あり)

「高インフレは消費者信頼感を曇らせている」

「年内に多少の成長減速を予測」

「インフレ抑制には金利の上昇が非常に重要」

「米インフレ率はこれからさらに加速の可能性もある」

「金利はもっと通常の水準に向かっている」


22:26

パウエルFRB議長

パンデミック以降、経済を動かす力は非常に異なっている

パンデミック以前の経済にもドルのかどうかはまだわからない

FEDの仕事は、新たな経済の下で物価安定を見出すことだ

「我々の目標は成長を緩やかにすること」

「強い労働市場でも2%のインフレ回帰の道筋はあるが、道筋は狭い」

「家計は全体的に強い状態にある」

「FRBがソフトランディングを達成できるという保証はない」

 利上げは成長を鈍化させるが、引き続きプラス領域であること望む

米経済は引き締め政策に対応できる状況にある

需要と供給がよりよくバランスする必要がある

経済の軟着陸は可能だが、極めて困難な課題だ

「我々はドルの水準に責任を負わない」

「ドルは強くなっている。※ディスインフレ的な傾向」

「我々はドルの水準に責任を負わない」                                              

※インフレからは抜けたが、デフレになっていない状態

・供給過剰のリスクはあるが、それは最優先のリスクではない。

・もっと大きなリスクは物価安定を回復できないこと。

・インフレ期待の深刻な固定化を見込んでいない。

・われわれはインフレをいかに理解していないかをよく理解している。                         


2022/07/07 2:00 

ウォラーFRB理事(投票権あり)

インフレ率が高すぎて、下がっているようには見えない 

すぐにもっと制限の厳しい環境に移行する必要がある 

事前に金利を引き上げる必要があり、早期の利上げは急なものでなければならない

ニュートラルに達すると、利上げのペースを平準化することができる 

☆7月の会合で75bpsの利上げを支持する 

9月の会合で、金利を50bps引き上げることに賛成するかもしれない 

インフレを制御する必要がある 

インフレ期待が固定解除されるのを許すことはできない 

インフレ期待が実現しないことを当然のことと考えるよりも、インフレ期待が手に負えなくなる可能性があると思って想定したい 

経済はかなり強い 

インフレは経済活動に対する税金でありインフレを下げないと、将来的には悪い経済的結果に陥ります 

景気後退が起こるかどうかは不明 

☆ 景気後退の恐れは誇張されていると思う 

バランスの縮小の影響が考慮されている 

着陸がソフトになる可能性が高いと考えています 

私の仕事はインフレを減らすこと、それが今の私の焦点 過去2年間の住宅価格の上昇は非常識 

年末までにコアPCEがゆっくりと2.5%~3%に近づくのを見る必要がある 

コアインフレは主に将来のインフレを予測する方法だと思うが、ヘッドラインインフレは低中所得世帯により直接的な影響を及ぼす 

ヘッドラインのインフレを可能な限り低く抑える必要がある 

FRBの仕事は物価を安定させることであり、その言い訳はない 

私たちのインフレ問題のほとんどは需要によって引き起こされている 

ゼロ下限問題が再び発生すると思う 

これまでのところ、市場には2013年の「テーパー恐怖」はなかった 

暗号通貨の低下は金融システムに影響を与えない 

中央銀行がデジタル通貨を必要としているとはまだ信じていない 

いくつかのステーブルコインは、最近のボラティリティでその有用性を示している 中央銀行のデジタル通貨は議会によって決定されるべき 

FOMCは通知を管理することを決意している 

これは、FRBが積極的に金利を引き上げることを意味する 

9カ月から1年で成長率を下げることができれば、景気後退を引き起こすことなくインフレを下げるのに十分 

☆ 積極的に利上げを行い、経済的損害のリスクを冒さなければならない FRBはこれをかなりきれいに行うことができると思う

 

ブラード・セントルイス連銀総裁(投票権あり)

インフレ率が高すぎて、下がっているようには見えない 

すぐにもっと制限の厳しい環境に移行する必要がある 

事前に金利を引き上げる必要があり、早期の利上げは急なものでなければならない

ニュートラルに達すると、利上げのペースを平準化することができる 

☆7月の会合で75bpsの利上げを支持する 9月の会合で、金利を50bps引き上げることに賛成するかもしれない 

インフレを制御する必要がある 

インフレ期待が固定解除されるのを許すことはできない 

インフレ期待が実現しないことを当然のことと考えるよりも、インフレ期待が手に負えなくなる可能性があると思って想定したい 

経済はかなり強い インフレは経済活動に対する税金でありインフレを下げないと、将来的には悪い経済的結果に陥ります 

景気後退が起こるかどうかは不明 

☆ 景気後退の恐れは誇張されていると思う 

バランスの縮小の影響が考慮されている 着陸がソフトになる可能性が高いと考えています 

私の仕事はインフレを減らすこと、それが今の私の焦点 

過去2年間の住宅価格の上昇は非常識 年末までにコアPCEがゆっくりと2.5%~3%に近づくのを見る必要がある 

コアインフレは主に将来のインフレを予測する方法だと思うが、ヘッドラインインフレは低中所得世帯により直接的な影響を及ぼす 

ヘッドラインのインフレを可能な限り低く抑える必要がある 

FRBの仕事は物価を安定させることであり、その言い訳はない 

私たちのインフレ問題のほとんどは需要によって引き起こされている 

ゼロ下限問題が再び発生すると思う 

これまでのところ、市場には2013年の「テーパー恐怖」はなかった 

暗号通貨の低下は金融システムに影響を与えない 

中央銀行がデジタル通貨を必要としているとはまだ信じていない 

いくつかのステーブルコインは、最近のボラティリティでその有用性を示している 

中央銀行のデジタル通貨は議会によって決定されるべき 

FOMCは通知を管理することを決意している これは、FRBが積極的に金利を引き上げることを意味する 

9カ月から1年で成長率を下げることができれば、景気後退を引き起こすことなくインフレを下げるのに十分 

☆ 積極的に利上げを行い、経済的損害のリスクを冒さなければならない FRBはこれをかなりきれいに行うことができると思う


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?