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王道だけが全てじゃない


本記事はTobyさんのシャドバアドカレ2022の企画の参加記事です。
本企画では他にも様々な面白い記事があるので下のリンクからチェックしてみてください。

昼の部 https://adventar.org/calendars/8273

夜の部 https://adventar.org/calendars/8257


はじめに


はじめましてSGA所属のibisと申します。
元々はJackという名前で活動していました。
知らない方もいらっしゃると思うので
簡潔に言うと
SOR期にユカリを抜いた清浄ビショップを
世界大会の権利を掛けた大一番で持っていった
バカです。

ユカリ抜き清浄

https://youtu.be/QZaY_1eo89o

気になる方は暇なときにでもこちらを見てみてください。

当時のユカリは清浄ビショップを使う理由とすら言わせたカードです。

つまり、現代で言うディスカードドラゴンから
リュミオールアルジャンテノール&ブランを抜くようなもんですね。
意味が分からないですね。

こんな感じで私は昔から競技勢になってからでもカードゲームというのを
楽しみながら自分の感覚を信じてshadowverseをしてきました。

ただひたすらにtier1を練習して
純粋な実力で戦うようなことは
比較的してきませんでした。
また誰かのリストを信用するということも
ほとんどしてきませんでした。

本記事ではなぜこういうことをしてきたのかの
理由や実際にしたことについて書きました。

※ほとんど自分語りです。


デッキ構築(チューニング)

皆さんはデッキ構築もしくはチューニングを
するとき何を意識しますか?

Jcgなどの大会の中央値?
プロや強豪チームのリスト?
デッキバランス?メタゲーム?
各々の要因が様々あるかと思います。

私は自分の感覚が全てです
他人の構築はほとんどのケースで使うことが
ありません。
それがプロのリストや世間の結論となっていた
としてもです。
(40枚一緒になったときは当然使いますが)

自分の感覚しか基本的に信用しないのには、
当然理由がありますが最大の理由は
他人の構築を使った時に100%の出力で
デッキの作成者程の再現ができるとは
考えていないからです。

自分以外の誰かが組んだデッキを
デッキの作成者からの解説無しに
デッキの作成者と同じように回すことは
私は不可能だと考えています。

サブスクなどのデッキや
チームメイトのデッキならば
解説もあるだろうと思う方もいると思いますが
それでも解説が不足したり考えていることの
全ての意図を伝えることは難しい思っています。

結局デッキというのは何か一つの形を
全員の結論として出来上がろうが
それを一番強く回せるのは
デッキ作成者なのでは?と考えているのが
私の答えな訳です。

つまりは、デッキを模倣するだけでは勝てないと考えているわけです。
模倣するにしても少なくともその40枚になった
経緯を自分なりに解釈することは
大切だと考えています。

また、私が自分の感覚しか信用しないのには
もう一つ理由があり、
それが自分の感覚が世間とかけ離れていると
いうことです。

皆さんは「はじめに」で触れた
ユカリ抜きの清浄ビショップが
どういう風に生まれたと思いますか…?

私は当時一緒に調整していたチームメンバーと
清浄ビショップを回し始めた一日目に
ある一言を言います。
それは「ユカリ弱くね?使いづらくない?」
という一言です。
今考えれば意味が分からないことを
言っています。

しかし、私はユカリを抜いた形を
自分なりに完成させ大会で使用しました。
正気の沙汰ではないですが自分の感覚に
合わないという理由だけでカードの採用を変えた
というのが生まれた経緯な訳です。

こんなことをしていいのかと
思うかもしれませんが後付けでも
理由を付けれたり実際に勝率が出ているので
あれば別に問題ないと私は考えています。

ここまで頭のイカれた事はしない方が身のため
だとは思いますがもっと固定観念を
外す努力はした方が得することもあるかもです。

私はこの頃からどんなリストでも
受け入れる心だけは手に入れてました…

また他の例を挙げるならば下記の
自然バーンドラゴンになります。

OOS期バーンドラゴン


世間の自然バーンドラゴン


私がレート杯を決めた時の自然バーンドラゴン

上記のデッキを見てもらえれば分かると思うの
ですがどちらにも属さない形もしくは
ハイブリットにしたような形を
していることが分かるかと思います。

本題のこのデッキが生まれた訳ですが
バーンドラゴンのイグニスドラゴンが弱くね?
という疑問からこの自然バーンドラゴンが
生まれたということです。

蓋を開けてみればラスワ進化ネクロに
母なる慈愛の消滅が強い点や足りなかった
進化権を戻す点、ロイを多少強く使える点など
後から自然バーンドラゴンを使う理由は
作れましたが、当時は本気でイグニスドラゴンが弱くね?という感覚だけで組み始めていました。

また、少し補足として自然バーンドラゴンに
竜の育成や列絶の崇拝者が入ったままなのですがそれはカードが強いと評価していたからです。
バーンドラゴンはランプして
ブルータルローウェンを決めるデッキでしたが、崇拝者育成という序盤のビートダウンが
強く勝つゲームが存在するぐらいには使用用途が複数あるカードでした。
打点効率も一番高かったので採用していたという感じです。
世間の自然バーンドラゴンとも少し違うのは
こういった背景があるからです。

このように、私はデッキ構築もチューニングも
別に綺麗な理由で組む必要性はないと
考えています。
デッキ構築やチューニングをする上で
大層な理由で組まなければならない
風潮だったり、センスが必要と思う人は
いるかもしれませんが
そんなことはないと考えています。

世間で使われているリストで自分が使いづらいなと感じた時、まずは抜いてみませんか?

それが正解かどうかは分かりませんが、
自分の感覚を信じて試してみましょう。
いくら失敗してもいいと思います。
何もしないよりは確実に一歩前に踏み出しているはずです。
私も数えきれないほど意味の分からないデッキを作りチューニングをし、そして失敗をしました。
成功例なんてのはそのうちの一部にしかすぎません。

デッキ選択

私は過去にtier1外しというのを沢山やって
きましたが皆さんはどうでしょうか?

している方もしていない方もどちらもいると
思いますが
仮にtier1を外している人はどんな理由で外して
いるでしょうか?

メタゲームをしたい、ミラーが不毛だから…
tier1デッキを試したものの勝てなかったなどなど
あると思いますが

私はくだらないと言われてもおかしくない理由で外したこともあります。

それは…使えないからです‼

言い訳じゃねぇかと思いますよね、
大まじめです。

正確には勝ち切るために必要な最高峰のプレイングが理解できない時、または再現できない時の
ことを使えないからと表しました。
このゲームのtier1は当然のごとくミラーを
強いられることが多いですが
そのtier1が自分にとって苦手寄りなデッキの時、
果たしてそれは勝率5割すらもキープできるので
しょうか?

私は結構できないと考えています。

私はtier1を握ることはすべてではないと
思っていますし、
苦手で使わないことを逃げだとは考えていません。
賢い選択ですらあると考えています。
人それぞれ得意なデッキや苦手なデッキ、
得意なレンジなどあると思いますが
デッキが強いからと苦手なものを
無理に使わなくてもいいと私は考えています。
苦手なtier1と得意なtier2なら私は後者の方が
デッキの総合的な出力は上回ると考えています。
(悲しいですがtier1のほうが強い時も存在します)

デッキ選択においてtier1を使った方がいいは、
人と環境に依存すると思っています。
何も常に正しいとは私は考えていません。

だからこそ私は、デッキ選択で自分の得意不得意といった感覚を信じるのもデッキ選択の中の
一つだと考えています。
試したことがないという方はやってみてはどうでしょうか。

メタゲーム

私がカードゲームを楽しむうえで必要不可欠な
要素です。
私はデッキビルダーとしてメタデッキを組む・
チューニングをしているときが一番このゲームを楽しんでいます。

そんな私ですがメタゲームをしようと思ったの
にも理由があります。

その理由は単純ですが上手い人と同じことをしても上手い人には勝てないし・実力が追いつかないと思ったからです。

メタゲームさえ当てれば…勝てるのに!

しかしメタゲームというのは、諸刃の剣です。
メタを当てさえすれば自分の実力以上の対戦相手を粉砕することが可能になりますが、読み間違えれば対戦相手が誰であれ無条件に敗北するような弱いデッキを持ちこむことになります。

チューニングにも同じようなことが言えます。
メタカードを積むときにデッキを弱くし過ぎずにデッキとして
成立すれば特定のデッキに驚異的な勝率を誇る
そんなデッキが生まれますが、
デッキが成立しなくなるぐらいまで
メタカード積んでしまったり、
メタカードを積むことが許されていないような
デッキに
積んでしまうとメタ対象どころか元々有利なマッチすらも
五分以下まで落としてしまうようなことになります。

要するにメタゲームをするorメタデッキを作るというのは
見極めが非常に大切になるわけです。
これに関しては楽して見極めれるようになる
方法はない気がします。
私自身もメタゲームを外して大会で1没した
経験や弱すぎるメタデッキを組み大敗したことも
沢山あります。
結果を残すまでに至れたのは試行回数と運です。

メタゲームをしたい、メタデッキを組みたいと
いう人はたくさん経験を積み
そして試行回数を積み続けましょう。

まとめ

私が自分の感覚を信じデッキ構築(チューニング)をしたり、デッキ選択、メタゲームをしてきた
理由は、強者に追いつく・勝つためです

カードゲームをやるうえで私はプレイングや
マリガンなどの実際にその場で地力が求められる
ようなシーンでは一切強者には敵わないと
感じたからこそ、王道の実力が出やすい要素を
取り除いた場所で勝負をすることにしました。
それがデッキ構築、デッキ選択、メタゲームと
いう訳です。

また、私はデッキ構築、デッキ選択、メタゲームという考えて考えまくるようなカードゲーム
らしい要素を非常に楽しく行うことが出来たのが大きいです。
もちろん勝利は楽しみの一つですが
私にとっては勝利の方が二の次です。
そのぐらいにはデッキを考えている時が楽しいのです。

後者の理由は下らないと思うかもしれませんが
競技を長く続けるには楽しむ心も私は大事だと思っています。
楽しさがなければ、Shadowverseを続けること
自体も難しいと思います。

最後に

私はshadowverseで結果を残せるかどうかは
時の運だと思います。
いつどこであなたの目の前でRAGE優勝が近くまで来ているかは分かりません。

運がいい時にしっかりと勝ちが拾えるように準備しておきましょう。
勝つ確率を最大限に上げたプレイヤーから
勝つはずです。

p.s. 私は今期ファイナリストとレート杯を
逃しました。
勝つ時期を逃すのは非常に惜しいので
こんなことにはならないようにしましょう。

ここまで読んでくださった方
ありがとうございました。

私の考え方が少しでも参考になれば幸いです。

明日は私が所属しているSGAからふえたとatsuさんがRAGE GFに出場します。2人とも頑張れ!!

明日はアドカレ最後の記事、
くわとろさんのシャドバでEDHがしたい!と
ふえたのCDB期RAGEを振り返る&GF調整日記です。
お楽しみに!


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