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溢れる学習欲、達成欲、成長欲を満たせる場所 | 元PwC Manager 難波結人の挑戦

株式会社STANDARDは「ヒト起点のデジタル変革をSTANDARDにする」をMissionに掲げる、2017年創業のスタートアップ企業です。

「DXの民主化支援」や「市民開発者の育成」というキーワードを元に、DXに特化した伴走型の人材育成やコンサルティングを提供しています。

今回の記事は、弊社ソリューション事業部 マネージャーの難波結人(なんば ゆうと)さんのインタビュー記事です。

KPMGやPwCなど、いわゆる "BIG4" を渡り歩いたコンサルタントの難波さんが、なぜ30代前半というキャリアの転換点にSTANDARDという会社を選んだのか、その背景をご経歴や自己分析とともにお伺いしました。

東工大大学院で機械工学を専攻、卒業後は一貫してコンサルタントとして活躍

ー 難波さんのご経歴を簡単に教えてください。

学生時代は東京工業大学、同大学院にて機械工学を専攻していました。新卒でBCGのOBが独立して立ち上げた小規模のコンサルティングファームに入社したのち、KPMGとPwCを経て、2023年11月にSTANDARDに入社しました。現在34歳です。

特徴的なのは、幅広くあるコンサルティングの中でも  "DX × 組織人事戦略" 領域を強みとしていることです。特にPwC時代はPeople Transformation Teamという、組織人事領域に特化した部署でマネージャーを務めていました。ちなみに、在籍期間は被っていませんが、現上司の取締役ソリューション事業部長 伊藤海さんは、同じ部署の先輩にあたります。

幼少期から強かった学習欲、達成欲、成長欲

ー 時系列順にお伺いしていきます。難波さんは幼少期はどんなお子さんでしたか。

何事も手を付け始めたら、黙々と極めようとする子供でした。

テーマを決めるきっかけは、いつも何気ない出来事でした。しかし、いったん始め出すと「せっかくなら、やれることを最大限にやってみたい」という気持ちが強く出てきます。

たとえば、中学生の頃に流行っていた「テニスの王子様」をきっかけに硬式テニス部に入部、そのあと高校から大学の体育会テニス部時代まで続けました。高校時代はテニスのコーチになりたいという思いがよぎり、筑波大の体育学群への進学を真剣に考えていたくらいでした。

結局、担任の先生の助言もあって、理系の道に進むことになります。また、このときに真剣に始めた受験勉強でも極めグセは発揮されました。難しい壁にぶつかっても、そのたびに自分なりの意味づけや動機づけをしながら独学での勉強を続け、東工大にも現役で合格できました。

ー 昔から、学ぶことや極めることに貪欲だったんですね。

そうですね。過去に "Strength Finder" という有名な適性検査を受けたことがあるのですが、上位の資質が1位 学習欲、2位 達成欲、3位 成長欲と出ました。よく当たっている気がします。

上位の資質が価値提供に直結するコンサルタントを選ぶ

ー 学生時代は機械工学を専攻されていたということですが、なぜコンサルタントというキャリアを選んだのでしょうか。

コンサルタントの業務内容と、先ほどの資質が「バチッ」と噛み合ったのが一番の理由です。就活のときにアクセンチュアの元社長の講演を聞く機会があり、そのときに「これだ」と思ったんですよね。

まったく知らない会社や業界に飛び込み、短期間のうちに専門性を身に着け、そこで長年やってきたクライアントにも価値を感じていただけるような戦略の策定や実行を支援する。そんな、学習欲、達成欲、成長欲が価値提供に直結する仕事内容に魅せられました。

また、その社長さんが在籍していたのは、数十年前のアクセンチュアです。当時はかなりのハードワークをしたと仰っていました。私は独りでやり込めるタイプだったため、そこが苦にならないことも向いていると思いました。

ー 大手のメーカーにエンジニアとして就職するなどの、機械工学系の王道のような選択肢はなかったのでしょうか。

もちろん、一度は考えました。ただ、同時に「一介のエンジニアになっても、会社や組織に大きな影響は与えられないのではないか」とも思ったんです。

当時はソニーや東芝、シャープなど、大手のメーカーが軒並み経営に苦しんでいる時代でした。経営の舵取りという上流で致命的な間違いや遅れが起こらないようにすることがとても重要なことなのではないか、と考えました。

そのとき「経営の現場に直接的に関われるコンサルタントになる方が、よりやりがいがあるはず」と考えました。

人や組織に変革を起こす面白さを体験

ー 実際にコンサルタントになってからは、思うような仕事ができましたか。

かなりできたと思います。

1社目では、大手食品メーカー様の経営層に向けた、風土改革の案件に参加させていただきました。既存事業の市場が縮小する中、新しい中期経営計画を策定するにあたり、経営層の危機感や課題意識を醸成することが求められていました。

立ち上げから半年くらいたった頃、納品物である中期経営計画だけでなく、風土醸成の面でもお客様から「うちの役員の雰囲気も、かなり変わってきたよ」と高くご評価いただけるようになり、大きな達成感を得られました。

2社目のKPMGでも、お客様だけでなくKPMG自体の中期経営計画の策定に関わらせていただき、実行することの難しさと面白さを経験しました。3社目のPwCではマネージャーを務めるようになり、"DX × 組織人事戦略" の領域で専門性を確立させるようになりました。

尊敬する先輩の退職への悩みの発生や、ベンチャー・中小企業の持つスピード感を求めて転職を検討する

ー ここまでは順風満帆なように思えますが、なぜ転職を考えるようになったのでしょうか?

振り返れば、学習欲が上手く満たされなくなったときや、違う環境にいた方がもっと自分が成果を出せるのではないか、成長できるのではないか、と達成欲・成長欲への不足を感じたときに、より良い環境を求めて転職活動をしていたように思います。

1社目は尊敬する先輩たちが退職したことにより、コンサルタントとしてのお手本を失ったため、学習欲・成長欲が満たされなくなり転職しました。

2社目と3社目は「自身の成長スピードをより高められる場所が他にあるのではないか」という悩みからの転職でした。具体例を一つあげると、部下にいた優秀なSCが十分に昇級に値する能力を発揮していましたが、「相場に比べて早すぎる」という、やや保守的な理由がストップがかかる理由の一つになっていました。

ー 大企業だからこその難しさもあるんですね。

そうですね。

大企業はネームバリューもあり、労働環境も整っているなど、メリットもたくさんあります。一方、代わりに施策の大胆さやスピード感は成長期の企業と比較するとどうしても劣ってしまうと思います。私の場合は、1社目で小さい会社なりの良さを知っていたため、監査法人系のBIG4との差が際立って見えました。私にとっては、小さい会社の方がより裁量を持って仕事ができ、より早い成長につながるのではないかと思いました。

また、人事評価の面でも達成欲が十分に満たされなかったです。自身がマネージャーとして100%稼働でアサインされ案件をリードしていました。その案件において、クライアントからも一定の評価をいただき、案件の継続に繋がっていました。しかし、PwCの評価項目には通常の「プロジェクト推進」以外に「ソリューション開発」などがあり、自身の業務がプロジェクト推進に偏ってしまうと評価は上がらないという状況でした。

プロジェクトで価値を出し案件を継続していくという自身がやりたいと感じることと、PwCが組織として求めることがうまく一致しないというもどかしさがあり、転職も選択肢の一つとして考えていました。

同じテーマをより本質的にやりきるためにSTANDARDを選ぶ

ー そんな中、STANDARDを選んだきっかけを教えてください。

STANDARDがPwC時代に磨いてきた専門性を伸び伸びと発揮できる場所だと思えたからです。実は、転職の面接もSTANDARD 1社しか受けませんでした。それくらい、当時の課題意識にぴったりとはまりました。

きっかけは転職サイトのAMBIからスカウトメールが届いたことでした。そこに「DX × 組織人事戦略の事業部立ち上げ」と書かれており、ひと目で「これだ」と思いました。

また、聞いてみれば上長になる役員の伊藤海さんは同じ部署の出身者ということで、さらに間違いないなと。彼女を知るPwCの人たちにも評判を聞き、悪い話も聞かなかったため、安心して選考を受けられました。

ー 現在、入社から半年ほど経っていますが、当時の期待はどの程度満たされているでしょうか。

ここは、ほぼ100%と言って良いと思います。

たとえば、私が実質リードを担っている大手メーカーさんのプロジェクトでは、DX推進組織をゼロから立ち上げ、DX人材の要件定義から、育成された人材を動員した新規事業の立ち上げや業務改善の実施までを見据えています。

他にも、大手の会社向けにプロジェクトマネジメント、デザイン思考などのテーマで研修の企画や講師もやりました。無事、数千万円規模のリピート受注いただけたことも嬉しかったですね。

本質的なソリューション立ち上げを、高い自由度と大きな裁量でやれている実感があります。

また、STANDARDは "TalentQuest" という独自のDX人材育成SaaSを提供しています。

ここに載っている動画講座は、過去にコンサルタントが実施した売れ筋の研修講座を動画化したものです。お客様の生の声から生まれたコンテンツが、自社プロダクト上でより裾野広く、より粗利率高く提供される仕組みになっています。

研修講師には「同じことの繰り返しでつまらなくなる」という問題がありますが、この仕組みがあれば新しい研修の企画や、他のプロジェクト推進やソリューション開発に集中できるのも嬉しいところです。

強い学習欲、達成欲、成長欲を、人と組織の変革に向けられる人が活躍する場所

ー ありがとうございます。最後に、STANDARDという職場がどんな人におすすめするか教えてください。

私と同じく学習欲、達成欲、成長欲がとことん強い人や、企業のDXを「人」や「組織」の切り口から推進したい人におすすめしたいです。

STANDARDは現在創業7期目、まだまだ未成熟なスタートアップです。自社のサービスにも組織にも、日々大きな変化があります。だからこそ、伸び伸びと本質を追求できる余地があります。

そんな環境を楽しめる仲間が、たくさん増えると嬉しいです。

以上、難波さんのインタビューをお届けしました。

STANDARDは通常のプロジェクト推進に加え、各コンサルタントが独自の経験や知識を生かしたソリューションを開発したり、それを自社のSaaSプロダクトに落とし込む風土や仕組みがあります。

ご興味を持っていただけた方は、ぜひ下記のリンクからカジュアル面談をお申し込みください。一緒にお仕事ができることを楽しみにしています。

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