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『魔都精兵のスレイブ』にポニーキャニオンの本気を見てしまった

2024/1/14から下書きに埋もれてたので放出しておきます。

2024年冬アニメの『魔都精兵のスレイブ』(通称:まとスレ)見てますか?

敢えてポニーキャニオンと付けたのは原作漫画ではなく、アニメ版として本気を見たと感じたのでちょっと書きます。


1話の感じだとこの程度ならTV放送いけたのでは?って感じでした。

シンプルにアクションも面白そうなので普通に継続視聴します。
これ系(言い方…)のOP/EDに鬼頭明里内田真礼なのはシンプルに凄いな、キャラソンもたくさん出るっぽいしイベントが盛り上がりそう。

1話時点のファーストインプレッションでは割とサラッとした感想を書いたわけなんですが、まとスレちょっと調べると結構やばいことやってますよね?
この時のイメージとしては良くも悪くもアクションありの良くあるハーレムアニメくらいの認識でした。しかしラジオ聞いたり、漫画読んだりするとかなりの力の入れようだったのでいくつかの点に付いて書いていこうと思う


キャスティング

まずキャストの良い悪いは正直個人の好き嫌いだと思う。
無名の新人が抜擢されて「うーん、ちょっと」みたいなことも無くないが、それ以外は自分の原作の解釈とどれほど一致するか、自分の推しが出ているかみたいな話になるかなといった感覚だ。

そのうえで本作は現時点では個人的に最高だと思う(個人的に好みである)。まず、メインどころをしっかりと実績のあるキャスティングをしている事がいい、抜かりない。

広瀬裕也、宮本侑芽、内田真礼、上田麗奈、鬼頭明里と言ったグリッドマンシリーズのキャスト陣を固めてるところはポニーキャニオンとしての狙った戦略だろうか?アフレコ時期がかなり早かった様なのでグリッドマンユニバースのヒット後どうこうした訳では無いだろうが、ジャンルは違えどこれはかなり当たりだと思う。
逆にこういったキャスティングは全く関係ない作品を想起させてしまうのがノイズになってしまうのもまた然りだとは思う。

あと絡みはあまり無さそうだが元旦の結婚発表で内田真礼、日高里菜の義理姉妹の共演作となったのも面白いところ。イベントも予定されてるようなのでそこでリアル共演もあるかもしれないと思うと話題性にかけない、これは棚ぼたですね。

楽曲

OP/ED

これはファーストインプレッションでも触れてますがまずはOP/EDに鬼頭明里内田真礼を据えてる件が凄いですね。花澤香菜を加えてポニーキャニオンの女性声優の3トップと言っても過言では無い、そのうち2人をこういったハーレムアニメに惜しげも無く起用してるあたり結構な驚きです。
個人的には花澤さんは総組長の可能性ありだと思ってます。

規制解放版があるようなちょっとエロ要素あるアニメって犬ひろ的アーティスト(そんな名前は無い)が多かったりするし、ここを2人のキャラソンにはせず1アーティストとして持ってきたのは凄い。

ちなみに犬ひろアーティスト(そんなジャンルは無い)の楽曲はこんな感じです。要はエロゲソングを歌われてる方々ですね。

そもそもOP/EDを別の声優でそれぞれ個人名義というのもレアなケースで
声優+バンド
声優+ポップスシンガー
声優+声優ユニット
声優+キャラソン
などが多く、声優+声優の組み合わせって意外とないんです。

劇伴

そして本作の劇伴のKOHTA YAMAMOTOは澤野弘之とともに進撃の巨人の劇伴を担当されていた方です。特にシリーズ後半の活躍はすごく、劇伴のクレジットも逆になりファイナルシーズンではトップにクレジットされています。進撃もポニーキャニオンだったので劇中楽曲に対しても抜かりなしと言った感じです。

やっとWikipediaのページ出来てた……

キャラソン

あとはキャラソンも凄い。キャラソンが乱発されてきた時代は終わり、ある程度落ち着きを見せてる状態だと思いますが面白い企画自体は今もかなり多い。
近年で言えばくノ一ツバキの音合わせなんて面白い企画もキャラソンあってのものでした。

今回ここに持ってきた作詞家が畑亜貴、中村彼方です。
七番組を畑亜貴、六番組を中村彼方が全曲担当。
アルバム発売まで週1でリリースが続くのも話題性が持続して良い。

その他

スタッフ

次は公式HPにはクレジットがなく1話を見て気になったところです。それはクリーチャーデザインです。ここには吉成鋼、森木靖泰のビッグネームがサラッとクレジットされている。

吉成鋼は吉成曜の兄であり、最近ではヤマノススメ Next SummitのEDの1人原画などでも話題になった。葬送のフリーレンのED原画も担当されている。
モンスターやクリーチャーのデザインで言うとメイドインアビスのモンスターデザインなどを手掛けている。

森木靖泰は閃光のハサウェイでメカ作画監督と料理作画監督の謎の二刀流を担当したことにより私の中で話題沸騰中です。
冗談はさておきこの方も様々なアニメでデザインを担当されてきた超ビッグネームです。
オリジナルからキャラデザを起こすと言うかは原作漫画のリファインに近いので二人の個性が滅茶苦茶出るってわけでもないかもしれませんが、ティザーPVとかにデカデカとクレジットしても良いくらいの二人です。

円盤

このご時世円盤もしっかりと売りに来たなと感じさせるところも凄い。
まずはこの手のアニメではもはや常識とされているもう一段階上の規制解放。ここ最近は限定配信も含め2段解放型になってるものも多い。dアニメストアではご褒美ver.、円盤では超ご褒美ver.となるらしい。

エロ方面だけでなく、副音声で全話キャラクターコメンタリーを収録。オーディオコメンタリー全話収録でもレアケースになりつつある今、アドリブではなく脚本ありきのキャラクターコメンタリーを全話収録する力の入れよう。
そのほかにはイベント先行申し込み封入される。今となってはここが一番デフォルトとなりつつあるが、まだ会場が発表されてないため売り上げに対してのキャパがどうなるかといったところ。
売れ行きによってチェンソーマンのように座席を1フロア潰すケースもあれば、【推しの子】のように何倍にも増える可能性もある。

まとめ

たかがハーレムアニメと舐めていたらビックリするものが出てきた。
覇権という言葉は形骸化しているのであまり使いたくはないが、これが取りに来たアニメなんだなという雰囲気がある。


3/23追記

明確にクレジットはされてないようだが総組長がPV見てわかるように98%くらいで花澤さんに確定したので予想当たったぜ!とXのポストを掘り起こしたがそんなこと1ミリも書いてなく自分の妄想かと思ったらここに書いてました。ということで未完(ほぼ完成)の記事を放出しておきます。


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