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【ゲーム感想】ゼンレスゾーンゼロを始めた

最近、miHoYo(HoYoverse)の新作ゲームであるゼンレスゾーンゼロ(以下、ゼンゼロ)を始めました。
1週間で40時間強プレイして3章までクリアしたので軽くレビューしたいと思います。

個人的にmiHoYoのゲームで言うと原神崩壊:スターレイルもプレイしてたのですが、どちらもローンチから半年~1年経過してからのスタートだったのでネタバレ&作品の展開のペースについていけなくなり自然とフェードアウトしてしまったという過去があります。今回、長らくプレイしてなかったスターレイルをアンインストールして容量確保してからのスタートになりました。

原神もスターレイルも作品自体はどちらも好きだったが個人的にソシャゲの特有のログインボーナスだったり、デイリーミッションの類があまり得意では無く数日振りにログインしては他のユーザーとの差を感じることが多々あります。
ソシャゲをいろいろ始めては辞め、始めては辞めを繰り返すタイプの人間です。
スパロボDD、FGOもこれにあたり、数年続いてるのはコードギアスロストストーリーズだけとなりました。ロスストも最低限のログインとストーリーのみでアリーナとか全然出来て無い。

本当にソシャゲ向きではない人間だと思うがmiHoYo作品としては初めてローンチからのプレイできそうだったため、ここは再チャレンジせねばと思い久々にPS5を起動した。
ちなみにmiHoYoが作ってること以外はPVを1度見た程度でほぼ無知な状態でのスタートになります。

少しプレイした後に開発者インタビューなどを軽く読みました。


◇良かった点

・曲

いきなりゲームの内容やシステムの話ではなく曲の話になるが、本当に曲が良い。
原神やスターレイルも劇伴、挿入歌も好きで一般的にも評価は良かったと認識してるが、ゼンゼロでもゲームの雰囲気にあった曲調でいい。併せてリリースされるアルバムとEPもかなりいい。

ちなみにスターレイルでは野火が一番好きです。

作品内ではホロウと呼ばれる別空間みたいなものが存在していてそこにネットワークを介してアクセスすることになる。ロックマンエグゼのような電脳世界的と言えば同世代の人には通じそう。
この作品の世界観に合わせたように1枚目にリリースされたのが『Loading…』になる。曲目が斬新でロードのパーセンテージのみがタイトルになっていて、曲調やテンポを変えながらアルバムが進んでいくパーセンテージがあがると徐々に高揚感が増してくる感じがシンプルな構成ながらもコンセプトにマッチしていていい。

次に紹介するのはエレンEPの『BITE!』
あくびの気だるげな感じ、冒頭の電話のベルの音が特徴的でインストで聴くのも耳心地が良い。

この曲は物語冒頭から街をうろうろしているサメの尻尾を持つ少女エレン・ジョーのイメージソングになる。
3章ではメインどころとして出てきますがたぶん全体の流れからするとサブキャラ的な立ち位置だとおもいます。
こういうキャラにキャラソンというかイメージソングまで作るのはかなり力入ってますね。そして曲のクオリティが本当に高い。

ちなみにMVも作られているんですがこれもめっちゃいい。
ちなみにこちらには邦題なのか、MVのタイトルなのか「ガブっとね!」が追加されている。街中やダンジョンでしか会うことのないキャラの日常をMVに落とし込んでキャラを深掘りしてるところが素晴らしい。

・主人公キャラの扱い

主人公(たち)のセリフのボイスが多いのが結構良い。
今のところ選んでない片方が敵になったりしないし、基本バディでの行動なので選んでないキャラも活躍するし、千本木さんと阿部さんの両方の声をたくさん聴けて最高です!!!

この類だとアクションシーン以外のセリフがガッツリないようなゲームも普通にあるし…会話シーンになると一方的にNPCに相槌を打つだけのものもある。
オープンワールドなどで良くある主人公に名前をつけたことにより他のキャラからの呼び名がテキスト上では設定した名前だがボイスではあなただったり、お前だったりすることも多々ある。
正直この仕様は何となく他キャラとの距離感を感じてまうのであまり好きではない、しかしゼンゼロでは固定の名前のキャラなので他の登場人物たちとの距離感が近くて依頼人などとのファミリー感があって良い。

個人で付ける名前がネット上のサブアカウントなあたりとかかなり現代的である。

・世界観と街の探索

世界観はアーバン(都市的)ファンタジーというだけあって基本は都市の小さめのマップを行ったり来たりする構成になってます。
インタビューでは近未来と言われていたが街を構成する要素はブラウン管TV、ビデオ、レコードとレトロな感じが多い、それに対応してビリーの体やボンプなどの近未来的なロボットも多く絶妙な組み合わせが良い。
自販機や車などはレトロでも未来的でもなくほぼ現代的なものになってる。というか自販機のデザインはかなり日本っぽい感じだが海外もこんな感じなのだろうか。

街の一つ一つはコンパクトではあるが作中内の時間帯を4つに分け、時間帯で登場人物、イベントをしっかりとわけてあるので思ったより出来ることがあり40時間程度では飽きがこない。
街の探索要素も時間を気にしながら行うがマップが広すぎなし、基本平面的であまり多重に重なったりしてないのと、狭い割にファストトラベル要素が充実してるので程よい感じにまとまっていて探索はサクサクと進む。

・ストーリーの見せ方

ムービーだけでは無くアメコミ風の絵(ボイスコミック)で見せるストーリー展開は結構好みだった。たぶんフルでムービーを作るよりはコスト的にも抑えられそうなだし、作品とも合っているのでこれは結構ありかと思います。

マップ上での会話、立ち絵が表示されてのテキストのみの会話、立ち絵でテキストとボイスあり、ストーリーの重要な部分はコミック風のムービー、アクションの見せ場が多いところはフルCGのムービーと場面場面で使い分けられていて物語自体にもメリハリがあって良い。

◇微妙な点

・探索が若干もたつく

ミッションやダンジョンのマップはブラウン管モニターがスゴロクのマス目のように配置されようになっている。サイコロは無いがこれを1マスずつ進むこととなり、マスの描かれたアクションが発動するという仕様になっている。
何というかマスの種類が多い、たぶん40時間くらいはプレイしたのだが、まだまだ新しい種類のマスが出てくる。それにともなったチュートリアル的説明が終わる感じがない。
同じミッションに再トライした際も説明が入るので探索や周回に若干のわずらわしさを感じるところはある。

◇影響を与えた作品

最後におまけ程度にゼンゼロに影響を与えた作品を考えていこうと思う。
自宅がレンタルビデオ店と言うこともありアメコミ的であることに加え、他の映画の影響がかなり大きそう。

ネット上でよく言われているのはシャイニングのオマージュシーンがあること、見たことある人なら一発でわかるレベルのオマージュだった。

前述の通り舞台のホロウを電脳世界ととらえるとかなりロックマンエグゼシリーズ感がある。主人公はプロキシと呼ばれるホロウからの逃がし屋的なポジションだが感覚的にはハッカーに近い。

また、表向きは兄妹でレンタルビデオ店を経営しているが、裏ではアングラな組織や身分を隠して警察の協力をして信頼関係を築いていくところにはどことなくワイルドスピードシリーズに近いものも感じる。

ちなみにワイスピでは兄がカーショップ、妹はカフェの店員だった。身分を隠して近づいて来た側は潜入調査のための覆面捜査官である。

あと車の系統は違えどどちらも改造車に乗ってるあたりまで似てる。

と書いていたら、思い切りワイスピのようなファミリースピードを貸してくれと依頼された。
レンタルビデオのラインナップは詳しく見てはいないが恐らくそれぞれにオマージュした作品があるのだと思う。

アクションシーンはRWBYのような外連味があり、キャラによって結構特殊な武器を使うので動きも様々で新キャラが出たら次はどんなアクションが来るかと楽しみになる。

戦闘終わりのWIPEOUTも外連味あっていいですよね。

他にも各キャラにモチーフというかオマージュが存在すると思う。

カミナだろ…

一番わかりやすいのはアンドーである。見ての通り純度100%でグレンラガンのカミナがモデルだと言って良いと思う。
コアスキルが兄弟と一つに、技がドリルブレイク、完凸のスキルが極限突破ときたもので…もう言い逃れは出来ないレベル。

ビリーはMARVELのデッドプールやスターロードあたりがモデルだろうか。
蒼角は刀や鬼、お面といったところからNARUTOの再不斬、白の雰囲気がある。

ライカンは狼男で声優が小林親弘さんとあってレゴシっぽさを感じるが、ここは完全に日本向けのローカライズで寄せてきた感じがある。

◇まとめ

ちょっと書くつもりが意外と3,000字オーバーになってしまった。
ピックアップのエレンも入手できたのでしばらくはモチベーションが続きそう、恐らく次は朱鳶のピックアップなので次も欲しいので毎日ログインしてガチャ回せるようにしておきたい。

ストーリーは停滞して、デイリーのルーティンに入る。
ここが苦手なんだよな…と思いながらもかなり楽しめてるのでなんか行けそうな気がします。


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