頑張る意味を見つけた

先日、中学2年生最後の日を迎えた。

最後の日、離退任式や修了式に出ることはできなかったが、放課後に成績表と荷物を取りに学校に行った。

最近にも面談で学校に行ったが、その日は学校に行く前に腹痛と貧血に襲われてしんどかった。

それはその日だけじゃない。普通に登校してたときから、学校に行く前は決まって腹痛がおこる。トイレに長時間こもることもある。

たぶん学校に行く不安からくる腹痛なんだろうけど、不安なことなんて何もないのにな~と自分でも謎に思っている。

何度も言うが私は勉強の遅れや人間関係が理由で不登校になったわけではない。あくまでも起立性調節障害の症状が酷くなって不登校になった。

確かに勉強はかなり遅れているし、ちゃんと授業を聞いたところで問題は解けないし、同級生からのちょっとした嫌がらせがストレスになっていたのかもしれない。

でも、だからといって「勉強嫌だな~だから学校行きたくないな~」とはならない。学校に行けば大好きな友達や先生に会えるし、家でダラダラ過ごすより学校に行った方が断然楽しい。

...と思ってたけど、その大好きな友達や先生を失ってしまうかもしれない、というか、失った。

詳しくは前回のnoteで書いたが、私には2年間大好きだった(今も大好きな)先生がいる。(T先生と表記します)

T先生にはこの2年間本当にお世話になった。相談を親身に聞いてくれるT先生をかなり信頼していたのだ。

特別仲が良いわけでもない、隣のクラスの担任であるT先生に相談をしたのは、自分の担任が頼りなさすぎるのが理由だ。

昨年の私の担任は、私の病気を理解してくれていたのでそこは助かったのだが、人間関係について
相談したときは、アドバイスをくれるわけでもなくなにか対応をしてくれるわけでもなく、結局なにもないままその話は終わった。

頼りなさすぎる...解決しない...と友達に愚痴ったら、「うちの担任に相談してみたら?たぶんあんたの担任よりは頼れるよ」と言われたので、T先生に相談した。

結果、T先生は親身に話を聞いてくれるだけでなく、自分の体験をもとにアドバイスをしてくれてるというとても頼りがいのある先生だということが分かり好きが増した。


そんなT先生は、今年異動となってしまった。

まぁ異動になるのは分かってたけど、やっぱり辛い。いまだにT先生にもらったアドバイスを思い出しては泣いているので、受け入れられてないんだと思う。

大好きなT先生に最後にお会いしたくて、離退任式は出ようと思っていた。が、朝になるとやっぱり体調が悪くて、もう行けないなと諦めていた。

その日学校に行けなかったら担任が家に荷物を持ってきてくれることになってたんだけど、最後だしせっかくなら学校に行こうと、取りに行くことにした。


もしかしたらT先生に会えるかも!なんて思わなかった。いたらラッキーぐらい。離任・退任される先生はなぜか学校を出るのが早いので、もうとっくに出ちゃったよねと考えていた。

いざ学校に向かう。

担任に電話で「学校についたらインターホンを押してね」と言われたので、インターホンを押す。

誰かが階段から降りてくる。

T先生。

T先生!?!?!?!?!?!?



最初気づかなかったけど、お母さんが「あっ」と言ったので担任ではないんだなと思い、顔を上げたら、T先生がいた。

T先生が童顔なのか私の目が悪いのか分からないけど、T先生とすれ違うとなぜか3年の先輩だと思ってスルーしてしまうので、今回もまさかT先生だとは思わなかった。

T先生はすぐ私に気づいて、扉を開けてくれた。(鍵あいてるならインターホン押す意味なかったんですけどね...)

「会えないまま終わっちゃうかと思ってたよ~」
「会えてよかった!」

久しぶりに先生の声を聞いて安心感で泣きそうになった。

面談のために何回か学校には来ていたけど、職員室で会うことも廊下ですれ違うこともなかったので本当に久しぶりだった。

あと、私は人見知りのくせにT先生となるとなぜかコミュ力が爆上がりするのでめちゃめちゃ喋る。
あとあと、普段は記憶力がないくせにT先生との会話はめちゃめちゃ覚えてる。

「久しぶりです!会いたかったです!(私)」
「先生も会いたかったです」

この会話だけはずっと覚えてると思う。
リアコ爆死。


担任が来るまでT先生とお話をした。何してた?とか、体調はどう?とか。

先生は相手が嫌な思いをしないようにと、すごく言葉を選んで話してくれる。頭の回転が早いからすぐ言葉が出てくるんだろうな。私にはできないから、とても尊敬してる。

詳しくは書かないけどアドバイスもくれた。
忘れないようにメモしてる。笑


話し終わってからT先生はすぐほかの先生に捕まってしまったのでその後話すことはできなかった。
担任が来て、最後にT先生にさようならって言おうと思ったけど、まだ他の人と話していてお別れもちゃんとできなかった。

正直、T先生は私のことなんて気にしてないと思っていた。異動前だからか出張が多くていつも忙しそうだったから。忘れられてるんじゃないかとネガティブ思考だった。

でも全然そんなことなくて、会えてよかったとか心配だったとか...気にかけてくれてたことが嬉しくてまた泣きそうになった。

T先生には卒業までいてほしかった。高校受かりましたって1番に報告したかったし、卒業後も頑張ってるよって会いに行きたかった。

今本気で高校をどうしようか悩んでいて、起立性調節障害が今年中に治ってくれれば全日制を目指すし、無理なら通信制、定時制も視野に入れている。

行きたいのは全日制だけど環境の変化に敏感な私が毎日通えると思えなくて、通信制かな...とも考えている。

進路についてT先生に話を聞いてほしかった。アドバイスをもらいたかった。でももう会うことも話すこともないかもしれない。

無事高校入学しても報告できないかもしれない。でも、高校でもT先生の言ってくれたことを大事に頑張ってますよって伝えたいから頑張ることにした。

T先生にはもう会うことができないかもしれないけど、良い報告ができるように努力する。

まずは学校に毎日登校することから。
新学期から頑張ります。先生。

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