汕頭旅行記10 -リピーターにはネタが切れてくるんだよ①-
4/1。ボーゲンさんが汕頭にいらっしゃいました。3回目か?1回目は廟、2回目は博物館。何回も来てくれるのはありがたいんだけど、来るほど汕頭観光の弾切れに近づいていく。
あ、好きなものとかメシとか事前に言ってくれれば、ある程度はその人に合わせられるよ。私ももう3年以上住んでるので、知識は貯まってきてるんだぜ。
そんなわけで、今回は汕頭中心地ではなく澄海区にした。東京観光で横浜行くように、ちょっと足を伸ばすとこ。以前の汕頭旅行記でも行ってる。
今回ボーゲンさんは汕頭駅からDIDIで来たけど、位置的には潮汕駅から来た方が効率いいです。潮汕からだと旅の難易度が上がるから是非試してみてほしい。バスが無くて、乗合タクシー。「日本人を乗せたことあるか」と訊くと多分、「あーあの話せないやつか」と、私のことを言います。
マイベスト牛肉粿条
昼は店で待ち合わせ。前に牛肉火鍋食べたとこで、その後牛肉粿条もあると知り。普通15元が相場のとこで25元という見たことない値段。でも肉が美味しいんです。今のところ、私が知る限りで一番美味しい牛肉粿条を出す店です。
…あ!!!
前、コロコロした子犬だったのに!! おっきくなってる!!
去年の5月からじゃ、そら大きくなるねえ…。
昼から空いてるし、鍋気分になったら鍋でもいいし、良い店です。地元の人が結構入ってるから、人気店なんだなと思う。
したら前美古村僑文化旅遊区、行ってみましょう。
陳慈黉故居
汕頭旅行記9でも来てるんですが、その時はメインのところが工事中で入れなかった。今回はそこ目当て。工事後に入場料金取るようになったらしく、強気の40元。こんな中心地から離れて寂れてるとこで…。まあ入りましょう
ここ一体はタイルとか床とかの模様がキレイなんだよね。紅頭船貿易で世界を回ってたので、そのよその文化が入ってきたんでしょう。ボーゲンさんは、「辛亥革命の時か…!」ってなにやら納得してる。毎度、平気で年号出して歴史の出来事言う。「歴史観光に行く時いて欲しい人top3」に、私の中では入っている。
ボーゲンさん「全てを台無しにする展示」
ホント、スペースあれば歴史関係無くてもすぐ赤くなるよね…。
模様、アールデコのような、アラビックの幾何学模様のような。植物が多いんだよね。どこの美術が強く流れ入ってきてるのか、そこらへん詳しく知りたい。
1910年くらいだっけ、今から100年以上前にわいのわいのしてたと思うんだけど、これは当時のアパート。敷地は結構広くて、数百の部屋があったっぽい。今の中国の団地みたいなのかな…。
敷地内でエリアがいくつか分かれてるみたいで。
ここ、観光のバスの駐車場になってて「え、こんなくんだりまで観光わざわざ来んの」という、汕頭に生きとし生ける者の私の気持ち
篆刻みたいになってら 何の字だろ?と見てたら、近くにいた中国人が「なんだこれ、読めねーや」と言ってた。中国人がわかんないなら無理では。左はしめすへんとか、ころもへんとかにも見えるような。多分なんか縁起いい文字なんでしょう(諦め)
標識ってのは、できてないから掲示されるんだよ。
中国あるある、開店しても工事してる。適度に時間経ってから来るのが確実。
そんな中、ここが特に凄かった。
前半はダメだったけど、後半は建物の2階に上がれて、各建物が繋がってて行き来できて面白かった。ダンジョン感。思ってたよりも全然広い。
あと、既にボーゲンさんとはぐれている。
マイベストフェイバリットタイル探してみるのもおもしょいかもよ。本当に色々あるので。
これがこの区の名物のガチョウですね。美味しいやつ…。アヒルとガチョウの見分け方は、かわいいのがアヒル、かわいくないのがガチョウです。
思ったよりもしっかりで、広すぎるくらいだった。40元の価値は確かにある。
あの骨董品屋みたいだったとこ、買えたのかな…。
工夫茶飲めるっぽいとこもあったけど、暑い時期は飲み物持参した方が良さそう。駅から遠いけど、一度は来る価値アリかと。
有料エリア外も気になる方はこちらもどうぞ
じゃあ街に戻って茶しよか
レトロカフェ
写真撮るの忘れてたけど、ここはレトロなものがいくつかあるカフェ。2階には、各地の食料の配給引換券が何気に飾ってある。中国のパチファミコンのカセットも、インテリアとしてありました。
映えるスポットにはすぐ中華女子が来るけど、両あばらから腰にかけてガッツリ開いるワンピで、そこの素肌丸見えの女子がいた。何その服。服?
晩ごはんのお粥を調べたので、じゃあ行ってみましょう
砂鍋粥
みんな汕頭観光来ると、第一の有名なのが牛肉火鍋で、砂鍋粥は後回しにされがち。でもこちらもすごく美味しいです。今回ボーゲンさんはこれに目標を絞っていた。リピーターだからね
エビとカニのお粥。私、あんまり量食べない方だけど、粥はモリモリ食べちゃう…。味の素の力に頼ってる感もあるけど、うまみがすごいので是非。
中国の携帯会社へ
ボーゲンさん、携帯の支払いしに行かないといけないとのことで、どうせ行くとこも無いし、一緒にプラプラ探す。
私は中国の携帯は会社携帯のみなので、自分で電話屋で何かした事無い。携帯屋って、普通18時で閉まるのね。はやっ
結論。「契約した都市でないとできない」とのこと。え! 日本で言うなら、東京のdocomoの契約は神奈川のdocomoでできないらしい。wechatとか携帯でなんでもできる時代に、そのアナログさ…。日本以下じゃん…。
お茶しに行こっか
毎度よく使う茶館
前も言ってる気がするけど、茶館のいいとこは酒飲めない人でも長くおしゃべりできるところ。汕頭に来てくれる人には私がホストとして茶を淹れるけど、未だにあんま上手くなくてベシャベシャこぼす。
後半味が薄くなってくる時よく思うけど、これ、茶葉持ち込みすればずっと飲めるよな…。そういう輩はいるんだろうか…。いそうだな…。
翌日は現代の汕頭テクノロジー、玩具展へ。
〜②へ続く〜